結果が出る記事のリライト手法全手順

ホームページからのアクセスを増やしたいと考えた場合、記事のリライトは必須になってきます。

最近のSEO業界では情報の鮮度が重要だと言われることが多く、古い記事は出来る限り定期的にリライトしていくことが重要です。

本ページでは実際に当社が行っている記事のリライト手順についてわかりやすくまとめます。

目次

リライト基準を設定しよう

記事のリライトをする前にまず、「リライトをする基準」の設定を行いましょう。

これをすることでリライトする理由、リライトしなければいけない理由が見えてくるので、どうようにリライトしていくかも決まってきます。

私の場合、以下の基準に従ってリライトをするべきか、するべきでないかを判断するようにしています。

  1. 記事の内容の情報が古くなっていないかどうか
  2. 狙っているキーワードと実際のアクセスでズレが生じていないか
  3. 検索ユーザーの知りたいことと記事の中身のズレが生じていないか
  4. その他改善点はないか

自社で作成した記事コンテンツの場合、完成した時点でそれ以上リライトをする必要がない状態となっているので、時間が経過ことでリライトの必要が出てきた場合のみリライトするようにしています。

自社ではなく他の事業者の方の依頼を受ける場合は情報の鮮度以前に改善したほうが良いことも多いので、改善が必要な箇所を改善していくというリライト手法を取ります。

もう少し細かく解説します。

古くなった情報は更新する必要がある

情報は時間が経つに連れてどんどん古くなっていきます。

現時点で主流だった手段、方法が、1年~2年後に別の手段、方法が主流になっているケースは多々あります。

テレビの価格の相場も1年で大きく変わったりすることがありますよね。

時間が経過することで新しい商品やサービスが出たり、主流だったものがあまり使われなくなったり、言葉の定義や意味が変わってきたりすることが多々あります。

記事内に挿入している外部リンクのリンク先のページがなくなっていたりすることも少なくないので、古い記事はいったん無条件で見直しすることをおすすめします。

狙っているキーワードと実際のアクセスでズレが生じていたらリライトする

記事を作成する際に通常、ある程度キーワードを選定して作成すると思います。

しかし実際作成してサーチコンソールなどで調べてみると、狙っているキーワードとは違ったキーワードで流入があったり、検索順位が付いていたりすることがあります。

例えば「SEO対策 手法」というキーワードを狙って作成したのに「SEO対策 メディア」というキーワードで流入が多くなってしまったりすることは少なくありません。

この場合にすでに流入のあるキーワードに合わせてリライトするか、元の狙っているキーワードに合わせてリライトするかは状況によりますが、いずれにしてもリライトをする記事の対象となります。

※キーワードがズレていないかどうかは後述するサーチコンソールで確認できます。

検索ユーザーの知りたいことと記事の中身のズレが生じていないか

記事作成の前に、しっかりユーザーのリサーチをしていないと、ユーザーが知りたいことと記事の内容がズレてしまっていることがあります。

「20代 結婚」

というキーワードで記事を依頼すると、「20代で結婚する方法」などのテーマで記事作成を行うライターは多いですが、「20代 結婚」で調べる人の多くは「結婚する方法」を知りたいわけではないかもしれません。

そこで実際にユーザーが知りたいことと記事の中身にズレが生じている場合は、そのズレを埋めるようリライトしていきます。

※ズレが生じていないかどうかは後述するサーチコンソールやヒートマップツールで確認が出来ます。

その他改善点はないか

上述した3つ以外に改善できるポイントがあればリライトしていきます。

例えば「読みにくい」「わかりにくい」「伝わりにくい」など、改善点があれば改善していきます。

これについては上記3つの基準でリライトする記事を選定し、その記事で他に改善点が見つかった場合のみ改善していく流れとしています。

記事のリライトをする手順

リライトする記事を選出したら、次は実際にどのようにしてリライトをしていくかを解説します。

リライト基準の1つ目である「記事の内容の情報が古くなっているもの」については新しい情報に更新するだけなので、ここでは解説を省略します。

2つ目の「狙っているキーワードと実際のアクセスでズレが生じている」

3つ目の「検索ユーザーの知りたいことと記事の中身のズレが生じている」

を中心に解説していきます。

サーチコンソールでキーワードをチェックする

まず最初に行うのはグーグルサーチコンソール(GSC)でリライトする記事の流入キーワード、表示キーワードをチェックすることです。

サーチコンソールの導入をしていない方はこちらのページなどを参考に導入してみてください。

ある程度アクセスのあるサイトであれば表示期間は28日間、または7日間でチェックしましょう。

ページタブをクリックして、リライトしたい記事のURLでフィルタリングします。

「+新規」をクリックすると下画像のようにメニューが出てくるので、ページをクリックしましょう。

下記画像のように調査したいページのURLを入力します。

これでそのページだけの解析をすることが出来ます。

ここで当初狙っていたキーワードでしっかり上位表示されているか?別の狙っていないキーワードで上位表示されていないか、などがわかります。

こちらのページは「救急救命士(職業) 結婚」を狙って作成した記事ですが、実際上位表示しているキーワードは下画像のような状態となっています。

当初狙っているキーワードとズレがないため、問題はありません。

もしこの記事が「救急救命士 給料」というキーワードを狙って作成したものであれば、それに寄せたコンテンツに作り変える(リライトする)必要が出てきます。

狙っているキーワードとズレて表示されている場合はどうする?

狙っているキーワードと実際に表示されているキーワードが大きくズレている場合、原則狙っているキーワードにコンテンツを作り変えていきます。

その際注意したいのは、単純に記事の中のキーワードの含有量などではなく、ユーザーのニーズ、目的に注意することです。

「救急救命士 結婚」で調べる人はどんな人か?

何を知りたい人なのか?

結婚する方法が知りたいのか?

結婚した後の情報が知りたいのか?

ユーザーのニーズを深くリサーチしてそれを記事に反映させましょう。

ヒートマップツールを活用する

キーワードレベルでズレが生じていないか?はサーチコンソールでデータを見ればある程度わかります。

しかしサーチコンソールのデータでは、流入した検索ユーザーが本当に必要としている情報かどうかわかりません。

「検索ユーザーの知りたいことと記事の中身のズレが生じていないか」

を確認するのに適しているのは実際にユーザー行動を見ることできる「ヒートマップツール」です。

ヒートマップツールを利用すれば、

  • よく読まれている箇所
  • 全然読まれていない箇所
  • 離脱されている箇所

などがわかります。

例えば下の画像はユーザーがどこで離脱しているのかがわかるスクロールマップの一部ですが、最初の流入の100%から始まり、徐々に減少して離脱していっています。

ここで記事の序盤の段階で急に3割、4割の人が離脱している記事は、高い確率で「知りたいと思っていることが書かれていない」とユーザーに思われている可能性があります。

極端な例を挙げると最初100%だったものが、急に30%くらいになっていれば、読者の7割が最初に記事を見た段階で離脱しているということになります。

これはユーザーが求めている中身になっていない可能性が高い、と判断できるんですよね。

知りたいことと記事の中身のズレが生じている場合はどうする?

ヒートマップでズレが生じている箇所がわかれば、情報を出す順番を変更したり、中身を大幅に変えたりします。

これに関してはやはり徹底したユーザーのリサーチが重要で、それさえ怠らなければあまり起きない問題かなと思います。

  1. 離脱されている箇所の情報を変えてみる
  2. あまり読まれていない箇所は消すか書き換える
  3. データを見比べる
  4. 改善していなければ再度改善

の繰り返しですね。

ヒートマップを使ったリライト方法はこちらの記事にもまとめています。

オリジナル要素を追加する

検索での上位表示(SEO)を目的にリライトする際、記事のボリュームアップを検討する方は多いと思います。

これに関しては賛否両論ありますが、個人的にはオリジナル要素を追加するのは良い方向に向かうことが多いので、リライトの際にオリジナリティの高い文章を追記することは多いです。

ただ、ある程度完成度の高い記事の場合、「これ以上追加すべき事項が見当たらない」というケースもよくあり、原則追加する場合は第三者の意見を聞くようにしています。

「わからないことはないか」

「わかりづらいところがないか」

「もっと深く知りたいところはないか」

などを第三者を含めて話し合って決めることが重要です。

また、その際専門家などの監修も検討しましょう。

「選び方」「使い方」など詳しい人に見てもられば思わぬ意見が出てきたりすることもあります。

まとめと補足

上記をまとめると、

  • リライトする基準を設定して選出
  • 選出する際はサーチコンソールとヒートマップツールを活用
  • ユーザーのニーズを徹底的にリサーチして反映
  • オリジナル要素の追記

という流れです。

この際流入しているユーザー層などを把握するためにグーグルアナリティクスも活用しましょう。

まずはユーザーのことを理解することが重要です。

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