こんにちは。
先日、当社が運営するサイト「やさしくねっと」にヒートマップツールを導入しました。
厳密にはヒートマップツールはかなり前から導入していて、先日導入したのは「オーロラヒートマップ」というWordPressのプラグインです。
Aurora Heatmap – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
※ここから少し前置きがあります
以前はライトプランで月約1万円のヒートマップを使っていました。私はスタンダードプランだったので月2万円くらい。
今回、経費削減のために月額料金の安いオーロラヒートマップに乗り換えてみることにしました。
ちなみにオーロラヒートマップは有料プランでも月額19.9ドル(2,000円ちょっとくらい)なので、今の10分の1くらいにはなる計算です。ただし最低2アカウントは利用したいので×2で4,000円ちょっとくらい。それでもこれまでのヒートマップの約5分の1まで経費を落とすことに成功しました。
オーロラヒートマップはおすすめ出来るか?
ヒートマップはどれが良いか?
についてはまた別の機会にまとめるとして、今日はヒートマップツールの活用方法についてまとめます。
ヒートマップの目的はユーザーの動向を把握すること
まずヒートマップを何のために使うのか?
についてですが、それは「ユーザーの動向を把握すること」の一点に尽きます。これ以上でもこれ以下でもないです。
SEOのために・・・とか考えるとあまり導入メリットはありません。
ヒートマップを導入することでユーザー動向がある程度把握出来るので、おおよそ以下のことがわかってきます。
- どこで離脱が多いか(離脱箇所)
- どこをよく読んでいるか(熟読箇所)
- どこがあまり読まれていないか(読み飛ばし箇所)
- どこがクリックされているか(クリック箇所)
これらがある程度把握出来れば、記事単位で改善点を見つけることができます。
流入ワードと記事タイトル、導入文が適切かどうか
ヒートマップを使えばどこで離脱したのか、おおよそ把握出来るので、記事タイトルを検索などで見て流入してきたユーザーが、その後導入文を読んで、記事の中身までしっかり読んでいるかどうかわかります。
最初の導入文や目次で離脱するユーザーが多い場合、記事タイトルと記事コンテンツ(中身)がずれていて、ユーザーが「これは違う」と思った可能性があります。
流入ワードと記事タイトル、中身が適切であればほとんどのユーザーが読み進めるので、100%は難しいですが、だいたい70~80%くらいの人が最初の見出しまでは読んでくれます。※あくまで経験則です
ここで最初の導入文や目次段階で離脱率が高い場合は、ユーザーが予想していたものとは違う中身だと判断されている割合が大きい可能性があります。
見出しまで読み進めずに離脱するユーザーが多いページは、
- 記事の導入文に違和感はないか?
- 記事タイトルと本文にズレが生じていないか?
- ユーザーを離脱させる問題となるコンテンツ(画像など)がないか?
などに注意して、特に導入文を中心にリライトしていきましょう。
熟読、読み飛ばしで重要な箇所とそうでない箇所がわかる
どのヒートマップにも熟読率、熟読箇所が把握できる機能が付いており(リードマップなどと呼ばれます)、こちらを確認することで、よく読まれている箇所とそうでない箇所を把握することができます。
オーロラヒートマップの場合、よく読まれている箇所は黄色などの暖色、読み飛ばされている箇所は青色っぽくなっています。
右側に数値があり、よく読まれている箇所は数値が高くなっているようです。
右側に0がたくさん並んでいるとその部分は全然読まれていない不要な箇所であると判断できます。
逆によく読まれている箇所は、多くのユーザーが知りたいポイントなので、更に深堀りしてみても良いでしょう。
リンクの位置や種類は適切か
クリックマップをチェックすることによって、クリックされている箇所をおおよそ把握することができます。
クリックマップをチェックすることで、
- テキストリンクがちゃんとクリックされているか
- 目次は機能しているか
- テーブルのリンクは有効か
など、ユーザーにとってメリットのあるリンクになっているかどうかがわかります。
また、全然クリックされないリンクは不要だとか、よくクリックされる画像はバナーと間違っていたり、拡大したい人が多いということがわかったりもします。
改善点が見つかれば改善することが出来る
上述したような改善点が見つかれば、後は改善するだけです。
- ほとんど読まれていないトピックは削除する
- クリックされていないボタンは削除する
- よく読まれている箇所は更に深堀りする
- 離脱が多い箇所は修正する
ヒートマップツールでユーザーの動向を見ればどこをどう改善すれば良いのかおおよそ見えてきます。
わからないものは修正できない
逆にユーザーの動向などを見なければ改善するべき箇所とそうでない箇所がわかりません。
明らかに情報が間違っていたり、不足しているものであれば、リライトで改善することができますが、(製作者にとって)十分な完成度を持った記事は、それ以上改善のしようがないのです。
しかしヒートマップツールを使って実際にユーザー動向を見れば、意外なほど読まれていないところがあったり、逆に意外と深く読まれている箇所があったりということが必ず出てきます。
- 記事内で全部書くべきか、内部リンクにすべきか
- 関連性を考慮すれば書くべきか、書かないべきか
- メリットとデメリット、どちらを先に書くべきか
ヒートマップツールはそれらをどうするかの判断材料にもなり得ます。
是非導入してみてください。
コメント