副業で年収アップ!はあまりオススメできる?経験者が解説します

ビジネス系の雑誌コーナーではよく、

「転売で月収+30万!」

とか、

「ネットビジネスで副収入5万!」

なんていうのを結構見かけますよね。

なんかあやしいなあと思う反面本当にそんなに稼げたら羨ましくも思えます。

たとえ月5万でも会社員の昇給だと数年掛かるので、副収入5万円はかなり魅力的に見えてしまうと思います。

しかし副業は実はそんなにあまい世界ではありません・・・

本ページでは、副業から独立した私の経験を踏まえて主に「副業の難しさ」について解説します。

目次

副業って本当に稼げるの?

副業にもいろいろありますが、

  • せどり(転売)
  • アフィリエイト
  • SNS
  • デイトレーダー(株、FX等)
  • 投資(不動産、株等)

あたりが雑誌等でもよく紹介されていて人気がありますよね。

投資やトレーダーは結構元金が必要でそれなりに資金に余裕のある人向け。副業系の雑誌ではだいたいせどりとアフィリエイトがメインで紹介されているような気がします。

ではせどり(転売)やアフィリエイトは本当に稼げるのかというと、どちらも本気で取り組めば稼げます

どれも簡単には稼げません

雑誌やネット上で「副業でラクラク年収アップ!」みたいな広告をよく見かけますが副業は簡単には稼げません。

当たり前ですが。

副業って「副」という字が付いているせいなのかなんとなく片手間でやるイメージがあるんですが、こういった副業は基本的に何をやるにしても事業を始めるのと同じなので片手間では稼げないんですよね。

例えばせどり(転売)なんかも要するに自分で商品を仕入れて自分で販売するわけなので小売店を開業するようなもんなんですよ。

で、小売で儲けるためには仕入れた商品の価格より高い値段で販売しなければ利益が出ませんよね?

だから小売で儲かるためには普通に買うよりも安く仕入れることが重要になりますしその商品が相場よりも安いかどうか見極める能力も必要になってきます。

転売で実際に稼いでいる人達はその相場を見極めて相場より安い商品を購入し、相場の価格で販売することで売買益を得るわけです。

実際に転売で稼いでいる人は毎日アマゾンやヤフオク、メルカリ、フリル等をチェックして相場より安い商品がないか常に探しています。

月数十万クラスの人達は相場より安い商品を自動的に見つけるソフトを持っていたり自ら代理店となってメーカーや卸業者から直接仕入れていたりする人もいます。

そうなると完全に小売事業者ですね。

やるなら本気で取り組む

せどり(転売)を例に上げましたがアフィリエイトも同じく簡単に稼げるビジネスではありません。

アフィリエイトで月5,000円以上稼いでいる人は全体の10%に満たないと言われています。

毎日3時間1年間作業しても全然稼げないという人もたくさんいるのがアフィリエイト業界の真実です。某雑誌では平均時給45円と紹介されたことも。

しかしせどりでもアフィリエイトでも稼いでいる人は副業で年収アップどころか本業以上に稼いでいる人も少なくありません。中にはそのままそれを本業にして脱サラしてしまう人もいます。

彼らはいずれも副業でお小遣い稼ぎというよりも事業として本気で取り組んだ人達です。

将来的にそれを本職にしたいと思えるほど熱量があればまずは副業から始めてみるといいかもしれません。

クラウドソーシングサービスはおすすめ出来る?

仕事をしたい人と、仕事をお願いしたい人を結びつけるクラウドソーシングサービスというものがあります。

これは例えば、「副業に関する記事を書いてほしい」と企業や個人が募集し、記事を書ける人が応募するというイメージです。

最近ではテレビなどでもよく取り上げられたりしますね。

クラウドソーシングを使えば比較的簡単に副収入を得ることができますが、これも実は「誰でもカンタン」とはいきません。

というもあくまで仕事ですから、まずその仕事ができることが条件となってきます。

クラウドソーシングの大手、ランサーズやクラウドワークスでは主に以下の仕事が多いです。

  • ウェブライティング(記事執筆)
  • ウェブ制作
  • プログラミング
  • イラスト、デザイン
  • アンケート回答
  • データ入力などパソコンでの単純作業

このうちアンケート回答とデータ入力は未経験でも可能ですが、「未経験で誰でも出来る」という仕事は価格競争になってしまうので、かなり非効率な稼ぎ方となってしまいます。

端的に言えば「時給100円でもやる」という人がいれば、それ以上の金額で受けることができないわけです。

そのため「出来る人が少ない専門スキルを要する仕事」でなければ効率的に副収入を得ることができず、そのスキルを習得するまでが大変です。

その前に本業を頑張ってみるのも

記事タイトルにもしているように私はどちらかというと副業で年収アップを目指すことはオススメしていません。

確かにサラリーマンの昇給で月5万、10万収入を上げることはそう簡単なことではなく副業は魅力的なように思えます。

しかし先述した通りそうたやすく稼げるわけではありませんし、在庫を抱えほとんど稼げず赤字で終わってしまう人も少なくないです。

休日一生懸命作業しても稼げずに辞めてしまうくらいなら私は本業で頑張って賃金アップ狙うなり出世するなりした方が良いと考えます。

副業がバレるというリスクもある

おそらくほとんどの企業は就業規則で正社員の副業を禁止しています。

法律で禁止されているわけではないので副業がばれて会社をクビにされるというケースは少ないと思いますがばれると社内の目線は冷たくなります。それに耐えられず辞めてしまった人を私は何人か知っています。

副業は住民税の徴収時等で会社にばれてしまうケースが多々あります。

副業が会社にバレてしまってもクビになるということはほとんどないと思いますが会社からの信用ををなくし賃金アップや出世に響いてしまうので副収入感覚の意識でやると痛い目に遭うかもしれません。

本業がダメなら先に転職を

とは言っても本業で収入がアップする見込みがないから副業を考えているという人は多いと思います。

今の時代年収300万円程度で終わりそうな会社はゴロゴロありますから。

その場合は副業の前にまず転職してみてはどうでしょう?

年収が上がらない条件が揃っている会社から転職することで比較的容易に年収アップに成功することも可能です。

転職で大幅に年収アップさせることも簡単なことではありませんが副業よりはずっと現実味があります。

「もうすでに転職を繰り返してこれ以上は厳しい・・・」

という方は事業を立ち上げるつもりで副業に取り組んでみるといいかもしれません。

一昔前では年収を上げるなら年功序列型賃金に従うしかありませんでした。

しかし今は転職や副業等少しの勇気と根性があれば誰でもすぐに年収アップさせることが出来る可能性があります。

特に年収が300万円程度しかない方は失敗しても失うモノなんて何もないわけですから転職や副業にどんどんチャレンジしてみてください。

著者プロフィール

ニックネーム:吉本ひろうみ

記事のライティング、運営管理担当。

高知県出身。
フリーター5年、プロバイダ販売、電気通信事業者の営業を経てインターネット広告業界に参入。
副業で取り組んだ後に独立。インターネット広告を6年、現在は起業しサブスク事業などをやってます。

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