こんにちは。なつかです。
今回は、SNSを使って広告配信が出来るSNS広告についてまとめました。「そもそもSNSとは何か」について振り返り、SNS広告の特徴やメリット・デメリットについて解説します。
- SNS広告の種類を知りたい
- SNS広告をやりたいけど、何から始めればいいかわからない
といった方はぜひ、最後まで目を通してみてくださいね。
SNSとは?SNS広告とは?
まずは
- SNSとは
- SNS広告とは
それぞれどんなものなのかをご紹介します。
SNSとはインターネットを通じてできる情報の発信と共有の場所
SNSとは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略で、情報の発信・共有・拡散を通じて世界中の人とのつながりを持てます。
【主なSNS】
利用者数世界一のSNS。 実名登録が一般的。 | |
主に画像、動画コンテンツを主体とするSNS。 国内利用者数は3000万人以上 | |
ツイート(つぶやき)と呼ばれるテキストベースの投稿をメインとするSNS。 話題になった投稿はテレビニュースなどで取り上げられることも。 | |
LINE | 国内で最も利用されているメッセージアプリ。 メッセージアプリだがタイムラインへの投稿機能などSNSの側面も強い。 |
Tik Tok | 動画を主体とするSNS。 国内利用者数は1000万人以上。 |
一人ひとりがアカウントを持った上で
- 自身のプロフィールを作る
- 文章や写真、動画を公開する
- 誰かが公開した情報を見る
- リアクションやコメントを付ける
- 個人間でメッセージを送る
といったことができます。
- 情報収集
- 情報発信
- 人との交流
などを求めて、SNSを利用している人が多いです。今では、プライベートでもビジネスでもSNSを利用することが当たり前となりました。
SNS広告とは、SNSを活用したプロモーション
SNS広告とは、SNS上で配信される広告のことを指します。
誰でも気軽に出稿可能なのがSNS広告です。広告がどんな風に配信されるかはSNSによって違います。
SNS広告は基本的にこのような特徴があります。
- 課金方式は広告をクリックされたり、動画が数秒視聴されたりと、目的に応じて決められる
- ハードルの低いものだと100円から出稿が出来る
- 出稿するには、それぞれの配信に合わせたクリエイティブを用意する
いろいろな人が目的を持ってSNSを利用しています。そのため、それぞれのSNSの特徴を知っておきましょう。
SNS広告それぞれの種類と特徴
SNSサービスのそれぞれの種類や特徴を解説します。ここでは
- Twiter
- LINE
の4種類のSNSについてご案内します。
Twitterは、投稿ができる文字数が140文字と制限されているSNSです。リアルタイム性があり自由度がとても高いです。
他の人の投稿を自分でも投稿できるリツイート機能があるため、情報が一気に拡散されやすいという特徴も。また、匿名でアカウントが作れることで、利用者の年齢や性別が不透明でもあります。
匿名性のおかげで本音や日々感じたことを発信しているアカウントも多く、マーケティングのリサーチに利用するのもおすすめですね。
Twitterの広告フォーマットは、画像や動画を活用しています。反応の良い広告では拡散性が見込めます。興味や関心でセグメントを切りやすい広告配信設定が可能です。
月間アクティブアカウント数:3億3,300万(2019年4月時点)
デイリーアクティブユーザー:1億3,900万 14%増加(前年比)
国内月間アクティブアカウント数:4,500万超
https://about.twitter.com/ja/company.html
https://twitter.com/TwitterJP/status/923671036758958080
https://s22.q4cdn.com/826641620/files/doc_financials/2019/q2/Q2-2019-Shareholder-Letter.pdf
Facebookは、実名で登録するSNSです。本名でつながることができるため、信頼性が評価されています。
世界的にみてもユーザー数は一番多いです。しかし、2019年は国内のユーザー数が初めて減少して成長が落ち着いてきています。
世界中で利用しているため、海外の人とも繋がれるのが魅力の一つでもあります。
ユーザーの性別や住んでいるところなどに合わせて、広告の配信が可能です。
- 興味関心がある人
- よくクリックをする人
- よくCVする(成約に至る)人
といったように、Facebook広告では極めて確度の高いところに訴求ができます。データを上手く利用して、Facebookが広告の適正化を測ってくれるのです。
月間アクティブユーザー数:24億5000万人(2019年9月時点)
デイリーアクティブユーザー数:16億2000万人(2019年9月時点)
国内月間アクティブユーザー数:2,600万人(2019年3月時点)
https://about.fb.com/ja/company-info/
Instagramは、写真をメインにしたSNSです。若年層を中心に人気があり、女性の利用者が多いためファッションや美容、飲食店などと相性が抜群です。
「インスタ映え」という言葉が2017年に流行語大賞に選ばれるほど、注目度の高いSNSもあります。ハッシュタグと呼ばれる「#〇〇」という投稿も、Instagramから浸透しました。
- 24時間で投稿が消える「ストーリーズ機能」を使って、身内との交流を楽しむ人
- ファッションや美容、グルメなど写真が映える情報の収集に使う人
など、人によって楽しみ方が違います。若年層の中では、普段の連絡を取るのもInstagramのメッセージ機能を使っていることも。
Instagram広告は、運用している会社がFacebookと同じです。そのため、配信の設定やデータの集め方などもFacebook広告のように利用できます。
Instagramのストーリーズ機能を使ったダイナミックな広告や、細かく設定できる課金方式など広告配信のクオリティの精度が高いです。
月間アクティブアカウント数:10億人以上
デイリーアクティブユーザー数:5億人以上
1日に投稿されるストーリーズ:5億以上
国内月間アクティブアカウント数:3,300万人(2019年3月時点)
https://about.instagram.com/about-us
https://business.instagram.com/
https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/
LINE
LINEは、クローズドなメッセージのやり取りをメインとしたSNSです。若年層から年配層まで、スマホユーザーの多くが利用しているスマホアプリです。
今まで、メールやSMS(ショートメッセージ)でやり取りしていたのがLINEを使うようになるという現象が発生しています。そのため、親しい間柄での連絡手段として使うことが多いです。
グループを作ってのチャットや複数人で会話ができるグループ機能など、コミュニケーションに特化しているSNSとも言えます。
LINE広告は、そのユーザーの幅広さから老若男女問わずに幅広い年代に届きやすい広告手法です。アクティブ率が高くて広告が目に入りやすいのも、LINE広告の魅力です。
国内月間アクティブユーザー数:8,300万人以上(2019年12月時点)
国内デイリーアクティブユーザー:86%(2019年12月時点)
https://www.linebiz.com/jp/download/
SNS広告のメリット
それぞれのSNSの特徴をご紹介してきました。宣伝したいものに合わせて、どのSNSを使うかを選ぶ必要があります。
SNS広告を使うメリットは3つあります。
- 少額でも始められて認知を広げやすい
- ユーザーをセグメントして広告を配信できる
- ユーザーを分析して広告の最適化が可能
それぞれのメリットを詳しく解説しますね。
少額でも始められて認知を広げやすい
誰でも配信ができ、認知を広げられるのがSNS広告のメリットです。
SNSをみている人なら誰でも、目に触れる広告です。リスティング広告やアフィリエイト広告の検索に連動している広告とは違い、その商品を知らない人にも届けられます。
SNS広告をきっかけに認知をしたユーザーが、検索で調べて商品を購入するということも。
少ない金額から始められるのもSNS広告です。なんと、Instagram広告なら100円から始められます。
認知を大きく広げるには、TVCMを使ったり、雑誌や交通広告に掲載したりと大きなお金がかかることが多いですよね。しかしSNS広告なら、試しに数千円から始めることもできて参入のハードルが低いです。
誰でも気軽にスタートできるため、認知を広げるのに手軽に取り組みやすいですよね。
ユーザーをセグメントして広告を配信できる
SNS広告の大きな魅力は、ユーザーをセグメントして広告配信ができることです。
- 広告が刺さりそうなユーザー
- 広告を見てアクションを起こしてくれそうなユーザー
に特化して広告を掲載することができます。
しっかりと「誰に」「何を」伝えたいのかをはっきりさせた上で、決めたターゲットに広告を当てることを意識しましょう。
配信するターゲットに合わせて、広告内容を変えることも可能。より効率的に、広告を出稿することができますね。
データを分析して広告の最適化が可能
SNS広告なら、一度出稿した広告のデータを集められます。その集めたデータを使って、より最適な広告をつくっていけるのもSNS広告のメリットです。
- どれくらいのユーザーがクリックしたのか
- どんなユーザーが興味を持ってくれたのか
- いつの時間帯なら広告がユーザーに届きやすいのか
広告を運用すればするほど、そういった情報を集められます。
さらにユーザーの反応を、リアルタイムに知ることも可能。
運用のノウハウが貯まれば、より最適な広告出稿を導き出していくこともできますね。自身で広告の最適化を図ることができ、商品の魅力を改めて分析する機会にもなります。
SNS広告のデメリット
SNS広告のメリットをお伝えしましたが、もちろんデメリットもあります。
- お金がかかるためリスクがある
- 広告が止まることがある
- SNSだからこそ、炎上することも
- 初めは設定が難しく、クリエイティブが必要
これら4つのデメリットについて、より詳しく解説しますね。
お金がかかるためリスクがある
SNS広告のデメリット、1つ目はお金がかかるためリスクがあることです。アフィリエイト広告のように、最初のコストがかからないというわけにはいきません。
出稿する時点でコストがかかるため、広告を出したけど儲けがなかったという可能性も考えられます。無駄に広告費をかけてしまった、なんてことになりたくないですよね。
そこで、あらかじめ撤退ラインをお決めておくことが大切です。
「10,000円の予算を消化うするうちに1件商品が買われなかったら撤退する」
といったように、消化しても良い予算を考えた上で広告を始めましょう。
広告が止まることがある
SNS広告には、審査があります。
- 広告がガイドラインに沿っているか
- 年齢制限のあるものではないか
- 遷移先のランディングページがちゃんと機能しているか
などを審査では見られています。
審査を通過できなければ、そもそも広告を出稿できません。出稿後に、審査が入って広告が止まってしまう可能性も。
SNSによってはハードルが高い審査も。特にLINE広告はユーザー数が多い分、審査が厳しいと言われています。
一度、広告が出稿できたからといって安心できません。出稿中に審査の影響で広告が止まってしまうこともよくあるため、注意しておきましょう。
SNSだからこそ、炎上することも
誰でも気軽に情報発信ができるSNSだからこそ、炎上の可能性もあります。
目に触れた広告に対して言及する場所があるため、反応がダイレクトに伝わりやすいですよね。
そのため、良くも悪くも広告への反応が現れやすく炎上もしやすいです。
炎上すると注目は集めやすいですが、企業に対する印象は悪くなってしまうのが現実です。なるべく、炎上をしないようにリスクヘッジをした上で広告を利用しましょう。
初めは設定が難しく、クリエイティブが必要
SNS広告は、慣れるまでが少し大変かもしれません。
- 出稿の配信面を決めたり
- テキストを考えたり
- ターゲットをセグメントしたり
といった設定をする必要があります。
より効果のある配信をするために、画像や動画といったクリエイティブの入稿も不可欠です。
画像や動画のクオリティも、広告配信をする上でとても重要です。デザインをするツールや素材を用意するのも、慣れていないと時間がかかります。
広告をどんな風に配信するかのイメージがないと、最初は設定に戸惑ってしまうかもしれません。
- 知っている人に教わりながらやってみる
- 実際に出稿されている広告をよく見る
最初は、しっかりと準備をした上でSNS広告を試してみてくださいね。
SNSを情報発信に使ってマーケティングをするという方法も
SNSで企業アカウントを開設して、マーケティングをするという方法もあります。
企業アカウントなら
- 無料で開設できる
- 商品に対するリアルな評判を集められる
- ユーザーとコミュニケーションを取れる
といったメリットがあります。企業アカウントを上手く使って、まずはユーザーと交流を図って見るのもオススメです。
ブランドのファンを増やすというプロモーション戦略も視野に入れてみましょう。
まとめ
SNS広告についてご紹介してきました。
気軽に取り入れやすいSNS広告。目に触れやすく認知を広げるのにとても適している広告手法です。
- ユーザーの特性に合わせてSNSの種類を選んで、セグメントを切れる
- 少額から始められてデータが貯まる
- 広告には審査があるため、出稿が止まる可能性もある
SNS広告ならではの特徴を生かして、ユーザー層を広げるのに利用してみてくださいね。
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