高校、大学を卒業して一旦就職したもののすぐに辞めてしまって、
- フリーターをやっている人
- もしくは就職せずにそのままフリーターになってしまった人
第二新卒という言葉があるくらいですからそういう人は結構多いんじゃないかと思います。
「フリーターはヤバイ!!」
って言われがちですが・・・
私も高校を卒業して最初に就職した会社を2年足らずで辞めてしまって、次に就職した会社もやっぱり2年足らずで退職しそこから5年くらいフリーターをやっていました。
フリーターは安定しないし収入も低いですが、若くて結婚もしていなくて養わなければいけない家族がいなければ別に問題はないです。
実家暮らしでも一人暮らしでもフルタイムで働けば生活に困ることもないのですが、フリーターってやっぱりなんか不安ですよね。
だけどフリーターだと責任の重い仕事を任されることも少ないので仕事に対するストレス、プレッシャーが少なくて本当に気楽に生活できるので、「将来の不安よりも快適な今」を優先してしまって中々行動に移せない、就職活動が出来ずそのままダラダラフリーター生活を続けているという人は多いんじゃないかなと思います。
本ページでは20代前半くらいでフリーター生活をしている方向けに、今後どうするべきかまとめます。
20代はフリーターでもある程度楽しければそれでいい
少子高齢社会がすごい勢いで進む現代では、「若い」というだけで価値があります。
就職が難しいと言われても、
「フレッシュな20代の新人が欲しい」
「経験がなくても良いから長く働いてくれる若者が欲しい」
と考える企業はたくさんあります。
長いフリーター生活を経て正社員になれば良い
ここで少し私のお話をしたいと思います。
私は5年間のフリーター生活のうち、約1年半くらい某王手ゲーム会社(格ゲーとか狩りゲーとかで有名なやつ)が運営するゲームセンターでアルバイトをしていました。
ちなみにその後正社員、個人事業を経て経営者をやっております。
ご存じの方も多いかと思いますが小売業や飲食業、遊技場系の職場は社員が少なくて、7~8割くらいがアルバイトという職場が多いです。
例に漏れず私の勤め先だったゲームセンターも従業員30人のうち20人以上がアルバイトというような環境でした。
当時私はフリーター生活一年生でしたがそのバイト先にはフリーターの先輩方がたくさんいて、その職場(ゲームセンター)で5年以上バイトしているという人も数人いました。
詳しくは後述しますが、私は先輩を反面教師に営業職として定職に就くことができました。
アルバイト生活は楽しかったという話
今でも思うことなんですがアルバイト生活は職場によっては本当に楽しいです。
特にゲーセンは仕事している感があんまりありませんでしたね。
もう遊びに行っているような感覚があって、病気でもしていない限り「今日仕事したくない」と思うような日は一日たりともありませんでした。
バイト、正社員を含めて従業員も同年代が多かったですしゲームセンターですから来店するお客さんも同年代が中心で、今思い出すと本当に職場が癒しの空間とさえ思えてきます笑
余談ですが今フリーターでアルバイトしていてしんどい職場にいる人はゲーセンのバイトに変えた方がいいです。よほど良い時給貰っているなら別ですが同じくらいの給料でバイトするならどうせなら楽で楽しい方が良いに決まってます。
職場にもよるかもしれませんが人が遊びに来る職場であるゲーセンはお勧めです。
バイト歴10年というツワモノも
ゲームセンターのバイトはとにかく楽しかったです。
なので辞める人が少なく5年以上バイト生活を続ける先輩も数人いました。
私が21歳の頃にその職場でバイトするようになった時点で7年勤めていたバイト年長組(2人)がいました。
彼らは同い年で私が入った当時丁度30歳になる頃でした。入社した時は私と同じく二人とも20代前半だったわけですね。
その後私は1年半くらいでその職場を去っていくことになるわけですが私が退職した後もまだしばらく働き続けていたようで、現在はもう辞めているみたいですが二人とも軽く10年以上そこでバイト生活を続けていたようです。
その後彼らが定職に就いたのかどうかは知りませんが10年以上バイト生活を続け、年齢も30歳を軽く超えていたので再就職は相当厳しいんじゃないかなと思います。
ちなみに当時(私がそのゲーセンに入った頃、今から8年くらい前)からずっとそこでバイトしている人はまだ少なくとも3人ほどいます。
※もうさすがに交流はないんですがたまに遊びに行くので目撃しました。
歳は私と同い年(私は29歳です)が一人、後の二人は私より2つくらい年上だったのでもう30超えちゃってますね。
アルバイトを辞めていった人達は?
ゲーセンのバイトはとても楽しくて居心地が良かったんですが、もちろん私を含め2~3年程で辞めた人もたくさんいます。
というか8年くらい前からいる3人を除いた全員が辞めているわけですが。まあバイトってそんなもんですよね普通・・・
いくら楽しくてもこのままバイトを続けていると将来的にヤバイと感じる人も多く、ほとんどの人が30歳までに辞めていきました。
冒頭でも少しお話した通り、こういう危機感って中々生まれにくいんですよね。
「30歳までならまだ大丈夫」と思っていて30が近付くと次に「35歳までは大丈夫」ってなって、最終的に再就職出来ないからそのままフリーターでいるって人はとても多いんです。
近年はそれがデータにも表れていてフリーターの高齢化が少し問題になっています。
今の日本には91万人の「高齢フリーター」がいます – yahoo!ニュース
しかし私達が勤めていた職場には30を過ぎてフリーターをやっている人、つまり自分達の将来像が目の前にいたので危機感を持ちやすかったです。
「このままあの人のようにこのバイトで30歳を迎えたくない」
という気持ちが強かったですね。
という感じで今も交流のある私が知る早々と辞めていった人達は別の会社で普通に働いています。
やはり非正規雇用の場合が多いですがそれでも正規雇用に昇格しやすい会社だったり準社員だったりと、ゲーセンのバイトよりも断然将来性のある職場で勤めています。
私もその後派遣やバイトを転々とし、今は就職して正規雇用で働いています。
今は景気もそれほど悪くありませんし人手不足の業種も多いので20代なら就職しやすいです。
好きなことをやってもいいと時期は限られている
もし今就職していなくて将来どうしようとか迷っている人は、20代のうちは好きなこと、やりたいことをやったらいいんじゃないかなと思います。
特に20代前半のうちはやりたい職業、入社したい会社があればそれを目指すのも良いし、特になければ何かやりたいことを探せば良いです。
それさえめんどくさいと感じるならとにかく今やりたいことをやれば良いと思います。
それでも20代なら結構なんとでもなるもんです。
ただ一つ、惰性に生きていると後々しんどくなるのでもし少しでも将来のことを考えているのであれば他者貢献をするか仕事以外での生産的な活動や人がやりたがらないキツイバイトをしてみることをオススメします。
こういう経験はいざ定職に就きたいという時に必ず役に立ちます。
ちなみに私はフリーター時代に、
- ボランティア活動(他社貢献)
- 資格勉強(生産的な活動)
- 繁忙期の引っ越しのバイト(キツイバイト)
を経験しました。
これらは当時やりたいことを見つけたくてやってみたことなんですが、面接の時に結構語れますし今となっては良い思い出です。
引っ越しのバイトをした時はすごいキツかったですが結構楽しかったので運送業界で働くも悪くないかなあと思ったりもしましたね。
フリーターのうちに経験しておきたいこと
ここからはある程度時間の融通がきくフリーターのうちにやっておくと良いと思うことをいくつか紹介します。
かなり個人的な見解となってしまいますが、おすすめは下記の4つです。
仕事、学生時代の友人以外の人とたくさん会ってみる
一番やっておきたいことはやはり「たくさんの人と会う」です。
この際バイト先の人や学生時代の友人ではない、「新しい出会い」であることが重要です。
出来るだけ多くの正社員としている働いている人や、自営業の人、経営者の人と話してみることをおすすめします。
出会う方法としては、SNSでも良いですし、セミナーや交流会。街コンのようなイベントでも良いと思います。
いろいろな仕事をしている人の話を聞けば、「やりたいこと」「やってみたいこと」が見つかると思いますし、自分が「やりたい」と思っている仕事が実は結構大変だったり、ということがわかることもあります。
資格勉強、資格以外の勉強をする
もしすでに興味がある分野があれば、触り程度で良いので勉強してみましょう。
ここでいう「勉強」とは資格取得のためにどっしり時間を構えて勉強するというような意味合いではありません。
ウェブ業界に興味がある場合は、書店に行ってそれらに関する本を手にとって見ると良いです。
上述した「人と会ってみる」も勉強になることは多いのでおすすめです。
「興味がある」→「少し深堀りしてみる」
くらいの感覚で学習してみましょう。
実際に進んでみれば「本当におもしろいか」「やりたいことなのか」がわかってくると思います。
私の場合はウェブ業界に興味がわいたので、その方面を勉強しました。
フリマアプリで物を売ってみる
「物を売ってお金を稼ぐ」
という経験は実はものすごく勉強になる部分が多いです。
というのもメルカリで不用品を売るだけで、
- 商品の撮影、価格の設定をする
- 顧客の質問や要望に答える
- 商品を配送する
- 直接現金を得る
という経験をすることができます。
コンビニのアルバイトでは、何年働いても自分で商品の値段を決めることはできませんし、売ったら売った分お金を得る仕組みになることもありません。
極端ですが、自分で物を売るスキルがあれば、お金を稼ぐ難易度は大きく下がります。
まだ経験をしたことがない人は一度フリマアプリで不用品を売ってみましょう。
クラウドソーシングで受注して働いてみる
もしある程度時間に余裕があれば、ココナラやクラウドワークスを活用して仕事を受注してみることをおすすめします。
これはものによっては少し難易度が高い場合もありますが、データ入力やアンケート回答などであれば時間さえあれば誰でもこなすことができます。
これによって得られる経験は、
- 自分で仕事を見つける
- 見つけた仕事に応募する
- 受注した仕事を納品して報酬を得る
です。
これもバイトではまず得られない経験となるでしょう。
さいごに
インターネットを開けばフリーターは早く就職しないとヤバイ!みたいなことを書いていますが、私は20代前半のうちはまだまだ焦ることはないと思っています。
定職に就くと中々自由には出来ないので今のうちにいろんな経験をしてみましょう。
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