特にやりたい仕事がなくてフリーターをやっている人は結構多いと思います。
学生時代にやりたい仕事を見つけることが出来なくてそのまま卒業してフリーターになってしまったり…
やりたい仕事なんて中々見つかりませんよね。
だからみんなとりあえず就職するんだけどやっぱりやりたいこととはほど遠くて全然面白くなくてすぐやめちゃったりって人も多いと思います。
私もその一人でした。
高校を卒業して特にやりたいことがないまま親戚に勧められて入社した会社を2年足らずで辞めました。
当時全く興味のなかった製造業の仕事だったんですが、やっぱり長続きしませんでした。やってみれば割と面白いと感じる部分もあったんですけどね。
仕事に夢見がちなのかもしれない
「やりたい仕事がない」
って思っている人は仕事に対してちょっと夢を見ている人なのかもしれません。
「仕事は面白いものだ」
「仕事はやりがいのあるものだ」
「自分に適した仕事がきっとある」
一日少なくとも8時間以上、生活のほとんどの時間を費やすわけだから仕事という時間を大事にしたいと思っているのではないでしょうか。
しかし現実は自分のやりたい仕事に就いている人はほんの一部の人だけで、社会で働く大多数の人は仕事は苦痛だと感じながら働いています。
大多数の人が新卒の採用試験で数十社面接を繰り返し、その中で内定を貰った企業で勤めている。中には学生時代に希望通りの会社に入社して自分のやりたい仕事に没頭しているような人もいると思いますがそんな人はほんの一握りでほとんどの人がたまたま採用された企業で仕方なく働いているのが現状ですよね。
だけど過去の私のように「やりたい仕事」を探してフリーターしている人は就職するなら自分のやりたい仕事をしたいと思っているんですよね。
私も当時製造業の仕事をしていた時は、「もっと楽しく仕事をしたい!」とひたすら思っていました。
でもこの時もやっぱりやりたい仕事がなくてしばらくニートしてしまうことになってしまうんですが・・・笑
やりたい仕事を見つけるには
始めからやりたい仕事が決まっていてそれに従事している人は本当にうらやましいですよね。
私の友人にも学生時代から消防士になりたいと言っていて、現在消防士をやっている人もいるわけですからそういうのを見ると羨ましく思ってしまいます。
でもそういう始めからやりたい仕事が決まっている人は稀で、ほとんどの人が具体的にやりたい仕事がないまま就職してしまうことが多いです。
でもそれもそのはず。
だって働く前からやりたい仕事なんて普通あるわけないんですよね。仕事の種類さえもあまり知らないわけですから。
具体的にやりたい仕事、なりたい職業が決まっている子どもってだいたい身近にいる人達の職業だったりすることが多いんですよ。
親を含め家族と同じ職業とか、学校の先生とか、警察官、消防士、パン屋さんや花屋さん・・・
消防士や警察官なんかはテレビとかの影響が大きいかもしれませんが、子どもの時になりたい職業があっても大多数の人が途中で現実を知って諦めちゃいますよね。
とりあえず働いてみるしかないかも
その仕事が楽しいのか、やりがいがあるのか、面白いのかはやっぱり実際に働いてみないと分からないことが多いです。
というか実際に働いてないと仕事そのものの視野が拡がりません。
私は今の仕事(通信事業の営業職)をするようになってから世の中には本当にいろんな仕事があるんだなあということを知りました。
例えば学校なんかも子どもの時は働いている人は教師しかいないと思っていましたが、裏には事務の人や施設係、管理部があったりと知らないところでたくさんの人が働いています。
そしてその学校に納品する業者も多種多様でそれを製造する業者、設置する業者、運送する業者があるわけで、世の中には本当にいろんな仕事があるんだなあと20代後半になって気づかされました。
実際にいろんなところ働いてみていろんな仕事に触れていくしか自分がやりたい仕事って見つからないのかもしれません。
まあ見てさえいない仕事やりたいって思う人はいませんからね。
というわけでとりあえず長い間コンビニとか飲食店のようなところでバイトしているフリーターはもっと視界の拡がりそうな会社に就職した方がいいかもしれません。
別に正社員じゃなくてもいいですから。
バイトや派遣から面白い仕事が見つかることもあると思いますよ。
まあ30過ぎると就職がキツくなってくるのでそれまでには決めたいですね。
やりたい仕事を探す5つのステップ
まず、やりたい仕事を見つける方法を5つのステップでご紹介します。
- 書き出して、現状をつかむ
- どんなライフスタイルにしたいかを考える
- 誰の役に立ちたいかを考える
- 複数の仕事を経験する
- 転職エージェントを活用する
まずは紙とペンがあれば今すぐ始められます。お金もかかりません。
1. 書き出して、現状をつかむ
- やりたいこと・好きなことを書き出してみる
- やりたくないこと・できないことを書き出してみる
という順番で紙に書き出してみて、実際の現状をつかみましょう。
ポイントは紙に落とすことです。自分の頭の中から一度出すことで、考えを客観的に見ることができます。
まずは現状を書き出して「なにをやりたい/やりたくないんだったっけ?」というところから考えていきましょう。
2. 「どんなライフスタイルにしたいか?」から考える
普通の仕事であれば1日のうち3分の1(8時間)はその仕事に使うのが一般的ですよね。
そのため、仕事選びはある種ライフスタイル選びとも言えます。
「どんなライフスタイルを送りたいのか?」
例えば
- 空気の綺麗な田舎で暮らしたい
- きらびやかな大都会で暮らしたい
- 最低限の生活費を稼ぎつつ、のんびり暮らしたい
- 若いうちに大金を稼いで、早く引退したい
などなど、様々な考え方があると思います。そしてどれも正解・不正解というものはありません。
自分にとっての理想の生き方/ライフスタイルを考えながら、それ適した仕事を考えるのも、やりたい仕事に近づく方法です。
20代でも、30代でも、40代でも、はたまた高校生でも。早く考えはじめておき、何度も振り返るのが重要です。
3. 「誰の役に立ちたいか」を考える
仕事の作業そのものは好きであっても、一緒に働きたくない/喜ばせてあげたいと思えない人のために働くと、その仕事はどんどん「やりたい仕事」から離れていきます。
「何をするか」も大切ですが、「誰とするか」も注意して仕事選びをすることをお勧めします。
4. 複数の仕事を経験する
結局実際に働いてみないとわからないことはとても多いです。
とはいえ、もしいきなりの転職が怖い場合もありますよね。その場合は、まずは小さくアルバイトや副業としてはじめてみるのがおすすめです。
今は副業OKの会社も増えています。
副業は禁止だとしても、最初はボランティアとして試してみることも可能。
ひとまず自分以外のだれかの反応を見ながら、「これは自分のやりたい仕事なのか?」を探っていくこともやりたい仕事には必要なことです。
5.転職エージェントを活用する
今すでに会社で働いていて、やりたい仕事を探しているかたであれば、転職エージェントを利用するのもよいかもしれません。
転職エージェントは、
- 自分に合った企業を紹介してくれる
- 面接・ES・志望動機などの書き方にアドバイスをもらえる
- 転職にあたって必要な雑務を代行してくれる
など、あなたの転職をサポートしてくれる強い味方です。
やりたい仕事を探す場合、なかなか相談できる人がおらず、つい一人で孤独に進めてしまうのもわかります。
ですが、転職エージェントは業界の情報や、どういう人がどういう仕事に向いているかに詳しいです。また、あくまで客観的な意見を出してくれます。彼らのような人々にも手伝ってもらうのがおすすめです。
まとめると、
- 書き出して、現状をつかむ
- どんなライフスタイルにしたいかを考える
- 誰の役に立ちたいかを考える
- 複数の仕事を経験する
- 転職エージェントを活用する
がやりたい仕事を見つける方法です。まずは1つずつ試してみてくださいね。
実体験:私はこうして「やりたい仕事」を見つけた
書き出して気づいたのは「自分にとっての重要な要素」
私自身、やりたいこと/やりたくないことは頭の中には何となくありました。
ただ、紙に書き出すと、自分の頭の中を客観的にみることができることはわかっていたのですが、実際に書き出してみると、一つの内容に引っ張り出されて、思ったよりも多くの情報が出てきました。
そして似ているものをグループ分けすると、教える仕事がしたい・空気の綺麗な田舎で働きたいという、自分の中の重要な要素が出てきたのです。
自分の理想ライフスタイルをじっくり考えた
自分の場合は「1.書き出して現状をつかむ」で同時に書き出してしまったのですが「どういう人生をおくりたいか」については自分の軸になる部分なので、しっかりと考えました。
その結果、
・自分の好きな場所を転々としたい
・朝はゆっくり過ごしたい
・その時独に応じて仕事相手、仕事量を自分で選びたい
という「自分の幸福にとって」何が重要なのかをじっくりと考えることができました。
要領良くないが、誠実な人に役立ちたい
私自身は割と要領よく生きてきたタイプの人間なのですが、それは何をするにも必ず効率的な方法を工夫してきたところにあると思っています。
どんな分野においても、
・うまい人を何人も分析する
・自分にあてはめて実践
・結果を分析して再挑戦
というような工夫をしてきました。
一方「一生懸命誠実に頑張っているのに、やりかたが上手でないためにうまくいってない人」が一定数います。でも、そんな方々の役に立てる仕事がしたいと考えるようになりました。
従業員2万人の大企業~従業員8人のベンチャー企業まで複数の仕事を経験する
ここまで色々なことを考えたうえで、様々な仕事を実際に行ってみました。会社の規模も様々、地域も様々、種類も様々です。
・初めは大企業で(東京~大阪)
・次は中堅企業(上海)
・最後にベンチャー企業(東京)
という流れでした。
仕事内容が思っていた感覚と違い、戸惑ったことも何度もあります。
ただ、「今は様々な働き方の実験中」と考えていたおかげで、途中で歩みを止めずに色々と試すことができたました。
「人に話すこと」で頭を整理する
自分自身は複数の仕事を経験仕様とする中で何度か転職エージェントに相談をしました。
想定外だったのは「人に話すこと」で思った以上に自分の考えが整理されるということです。
アドバイスはもちろん有益でしたが、それ以外にも沢山の効果があるので「(転職エージェントに)話す」というのは、おすすめです。
100%満足するようなやりたい仕事はない。妥協点を見つけよう
ここまで、やりたい仕事を見つけるための方法をご紹介しました。
しかし、世の中に100%やりたいと思える仕事はそうそうありません。
そのため、やりたいと思える仕事を見つけたあとに大切なのは、仕事の短所を考えないことです。
ときには妥協するポイントを見つけることも、望みの仕事に出会うには大切になってくるかもしれません。
コメント