私は約5年間フリーターをやっていたわけですが、結婚を機に26歳の冬に現在の会社に就職しました。
これまで最長で働いた仕事が高校時代のアルバイト3年間というほど仕事が続かず職歴も相当酷かった私ですが、結婚をしたこともあってこれで最後だと思ってそれなりに良さそうな会社に的を絞って就職しました。
現在勤める会社は完全なホワイト企業でもう最高!とまではいきませんが、
・土日祝日は基本的に休み(月1度土曜出勤がある)
・ボーナスは年2回(現在合わせて月給の3カ月分くらい)
・2年に一度社員旅行(前回は沖縄、次は北海道の予定)
とこれまでフリーターだった頃では得ることが出来なかったモノを得られるようになりました。
フリーター歴が長く、転職しまくって職歴がたくさんあってもしっかり戦略を立てて就職活動をすればそれなりの会社に就職することは可能です。
というわけで本ページから全4回に渡って定職に就くのが厳しいとされるフリーターが正社員として採用される方法を紹介します。
題して「フリーター就職への道」
まずはタイトル通り、事前準備からです。
やりたいことを見つける
私もそうだったんですが、フリーターを長くやっている人ってきっとやりたい仕事や夢、なりたい将来の自分みたいなもんがあんまりないです。もしくはあっても現実的じゃないから本気で目指そうとも思っていなかったり。
やりたいことがある人はそれに関する仕事をしていますし、なりたい自分みたいなもんがあればそれを目指して奮闘していると思います。
それらがないままとりあえず受けてみた会社に就職してそのままいる人も大勢いますが、彼らはやがてその仕事が好きになったりやりがいを感じるようになったりしてそのまま続けられています。
逆にそうでない人、とりあえず就職してみたもののやりがいも感じないし好きにもなれなかった人はきっとすぐに辞めてしまっています。私もその一人です。
私は今の会社に就職する前、二社ほど正社員として勤務していましたがいずれも自己都合で退職しました。
私みたいなタイプの人は自分がそれなりに好きと思える仕事をしないとたとえこの先就職しても結局すぐに辞めてしまうと思います。そういう意味もあってまず「自分のやりたいことを見つける」ことが大事です。
やりたい仕事の見つけ方
自分が好きな仕事、やりたい仕事は何か?
いざ考えてみても中々思いつかないと思います。
というのも仕事なんて普通嫌なもんですし、好きなことがすなわち仕事に結び付くなら仕事で苦労する人なんていませんし辞める人もいませんよね。
仕事という枠組みで考えると好きなこと、やりたいことを見つけるのは難しいです。
なのでここは一つ、
「単純に自分の好きなことは何か?」
を考えてみてください。
何でもいいです。
車が好きとか、スマホが好きとか、ゲームが好きとかそんな感じで自分の好きなことを好きなだけ上げてください。
その中で私は「パソコン、IT」というのがあったのでとりあえずパソコンに関する仕事をやろうと決めました。
そして「パソコン、IT」に関する仕事をあぶり出していくとたくさんあることに気づきます。
家電量販店や専門ショップ等でパソコンを売る人、メーカー、製造する工場、企業に納品するOA機器会社、修理、メンテナンスする人、ソフトウェアを売る人、ソフトウェアを作る人、ウェブデザイナー、周辺機器メーカー、販売員・・・
パソコンに関わる業種は無数にあるため私の選択肢はとても多かったです。
車好きな人は車を売る人、作る人、修理する人、周辺機器、消耗品を売る人等こちらも様々です。
車が好きだから車を修理する仕事が楽しいと思えるかどうかは別ですが、少なくとも自分の好きな車種に触れる時、修理する時はうれしさを感じると思います。
私も現在の仕事はITメインの仕事ではありませんが、片手間でパソコンの設定を行ったりネットワーク構築をしたりするのでその時はやっぱり結構楽しいです。
やりたい仕事の分野について調査する
ある程度好きな分野、やりたい分野が出てきたら次にどんな仕事があるか、どのような仕事なのかを調査します。
私の場合「パソコン、IT」だったので先述した通りたくさんの仕事が出てきました。
しかしさらに細かく調べていくとパソコンを売る仕事にも私達が普段接している家電量販店やパソコンショップのスタッフだけでなく、そのショップに販売する販売店やメーカーの販売係、病院や企業に納品するOA機器会社等もあることがわかります。
私はフリーターだった頃によく書店でお仕事図鑑のような本を立ち読みしていました。それ以外にもITに関するコーナーで様々な書籍を読み、IT系の専門職にはソフトウェア開発以外にもウェブ制作やネットワークエンジニア、サーバ管理者等様々な仕事があることを知りました。
例えば車に関する仕事も私が知らないだけで普段あまり関わることがないところでたくさんの人が働いているんだと思います。
現在はインターネットもあるので自分が好きな分野に関する仕事を探しやすいと思います。
好きな分野なので調べれば調べるうちに興味が湧いてくる仕事が出てくるのでやりたい仕事、やってみたい仕事が具体的に分かってきます。
需要があるかどうかはとても大事
ある程度やりたい仕事が具体的に決まってきたらその仕事の需要があるかどうかを調べましょう。これが結構大事です。
お仕事図鑑等には様々な仕事が載っていますが実際それに従事する人口が少ないと近くに働き口がなかったり求人そのものがほとんどない場合もあります。
例えば美術館等で働く学芸員は限られた職場(国の美術館、博物館くらい)であるため絶対数が少ない割に人気がある職種のため、非常に狭き門となっています。
需要の少ない仕事は高学歴でハイスペックならまだしも長いことフリーターやっていた世間的に見て「落ちこぼれ」と呼ばれる人種が採用される可能性は極めて低いです。
求人情報等をざっくりみて、出来る限り需要のありそうな仕事を選びましょう。
必要ならば資格勉強、実践をする
やりたい仕事、やってみたいなあと思う仕事をする際に必要なら資格勉強を、出来るならば実践してみるといいです。
例えばプログラミングならパソコン一台あれば誰でも始めることは可能です。車の整備に関する仕事を考えているならまずは自分の車を少しいじってみると良いかもしれません。すでにやってる人も多くてその延長で仕事にする人も多いです。
資格は必要か?
必要がありそうなら資格勉強をしてみることもオススメします。
私はとりあえずIT関係の仕事をやってみたいと思ったけど具体的にこれがしたいというのがなかったのでIT関係の総合的な資格という立ち位置である情報技術者試験を勉強しました。
とりあえず初級のITパスポートを取ることができ、基本情報技術者も勉強していましたが試験を受ける前に今の会社に入社してしまったので勉強することさえ辞めました。
資格は必ずしも取得する必要はありません。あくまできっかけです。
資格がないと就職出来ないのなら取得する必要はありますが、そうでない場合(情報技術者等は必要ない)は無理して資格を取得するよりまずはその仕事を知るということが大事です。
このブログでは介護職に関する記事も多く書いていますが、介護職こそどんな仕事なのかを掴むために介護初任者研修(旧ヘルパー2級)レベルの知識を付けておくことはとても重要です。面接等でも意欲的に発言が出来るようになりますから。
まあ介護の場合、資格があった方が圧倒的に有利なので資格を取得するに越したことはありませんが。
まとめ
第1回 フリーターへの道を纏めると、
1.まずやりたいこと、好きなことを見つける
2.それに関わる仕事を調査し需要のある仕事を選ぶ
3.必要あるならば資格勉強、可能なら経験してみる
です。
応募する前にその仕事について調べていたり実際に経験があったりすると、面接で志望動機を訊かれた時に説得力のある回答が出来ます。
就職試験はあくまで試験。受験する前に受かる人材になる必要があります。
高校や大学の入試だって事前に受験勉強しますよね?
あれと同じです。ここでしっかり事前準備をして自分のレベルを上げておくとそれだけ難しい企業に就職出来る可能性も上がります。
次回「フリーター就職への道」では就職するための求人チャンネルの特徴や受かりやすい会社について解説していきます。
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