最近フリーランスという言葉を目にする機会が増えましたね。
実は僕自身3年くらい前に会社を退職して現在フリーランスとして働いています。
フリーで3年も働いているとフリーランスの知り合いも増え、現在僕の周りに会社に勤めている人はほとんどいなく、フリーランスで働いている人ばかりです。
そのせいかもはやフリーランスで働いているのが当たり前になってきており、
「フリーターからフリーランスへ転身して稼いでいけますか?」
と聞かれたら全力で、
「可能です」
と答えます。
このブログではトップページでも解説している通り、
「フリーターはとりあえずいったん就職して経験を積んでから将来のキャリアを考えていくべきだ」
というのを1つの答えとしていますが、時代も時代だし闇雲に就職するのは嫌という人も多いと思うので、今回は、
フリーターからフリーランスへの転身
について解説しようと思います。
そもそもフリーランスって何?
現在フリーランスとして働いていない方はおそらく周りにそういった人が少なく、
「そもそもフリーランスって何なの?」
「どうやって生活しているの?」
と思っているケースがほとんどだと思います。
なのではじめにフリーランスとフリーターの違いやフリーランスの収入源について解説しておきましょう、
フリーターとフリーランスの違い
項目 | フリーター | フリーランス |
---|---|---|
雇用関係 | あり | なし |
保険 | 労災、雇用保険、社会保険(条件あり) | なし |
収入 | 会社からの給料 | 報酬 |
雇用期間 | 6カ月ごとの自動更新など、雇用契約書で定められている | 雇用契約ではないため定めなし。 |
労働条件 | 労働法に準拠 | 原則労働法で定められていない |
多い分野 | コンビニ、スーパーなどの小売店、 飲食店、アミューズメントなどのサービス業 | 建設業全般、IT業全般、 カメラスタッフ、インストラクターなど |
フリーターとフリーランスは実はかなり似ている部分がありますが、根本的に違う部分があります。
その部分とは雇用されているかどうかであり、収入源が給料か報酬かどうかです。
フリーターは雇用形態を結んで給料をもらう働き方を言います。
フリーターは一般的にバイトやパートで働いている人を指しますが、いずれも企業と雇用契約を結んで給料を得るという働き方をします。
フリーターの場合、会社から給料を得るので税制上では給与所得という収入を得ています。これがフリーターと呼ばれる人達の働き方です。
一方フリーランスは一般的に企業との雇用契約を結ばず働く形態を指します。
雇用関係にないのでもらうのは給料ではなく仕事に対する報酬となります。
フリーランスのわかりやすい例を1つ上げると、結婚式などイベントに呼ばれる大道芸人です。
彼らは雇い主から依頼され、報酬を得て生活しています。
大道芸人は通常雇い主との雇用関係はないので、報酬は税制上では給与所得ではなく事業所得や雑所得になります。
- フリーター=会社に雇用されて給料をもらう人
- フリーランス=会社とは雇用関係がなく報酬をもらう人
という感じですね。
フリーターをしながらフリーランスの人もいる
フリーランスの仕事の中には季節に仕事量が大きく左右されるものもあります。
例えば先程例に挙げた大道芸人は結婚式シーズンや忘年会、新年会などイベントシーズンに仕事量は増えますが、イベントが少ない月では仕事量が極端に減ってしまいます。
その際に短期アルバイトをする人もいます。
短期でもアルバイトとして会社から給料をもらっているので、その場合彼はフリーランスでもありますが、フリーターでもあると言えます。
実はこういった働き方をしている人は少なくありません。
最近では会社員をしながら副業でフリーランスとして働いて報酬を得ている人もいます。
つまりフリーターをしながらフリーランスとして働くことも可能なのです。
フリーランスが収入を得る方法
ではフリーランスはどうやって収入を得ているのか?
フリーランスには様々な仕事がありますが、収入源は一般的に以下のいずれかにあたります。
- 労働や成果物に対する会社からの報酬
- 労働や成果物に対する個人からの報酬
- 物品やサービスの販売による収入
具体例と合わせて解説します。
労働や成果物に対する会社からの報酬
単純に会社に労働力や成果物を提供して報酬を得るというものです。
フリーランスや会社員とかなり似ている部分もありますね。
実際SEやプログラマなどのIT関連や建築関連のフリーランサーは1つの会社から継続的に仕事を受け、毎月報酬をもらっているケースも少なくありません。
ただし雇用契約書を結んでいるわけではないので、最低賃金もありませんし福利厚生も全くありません。
フリーランスの場合発注書、受注書など契約書となる書類を交わし、それに準じて仕事量や報酬が決まってきます。
例えば建築関連の場合、依頼する側の会社は途中で仕事をやめられては困るので、数カ月後の完成まで仕事をしてもらうよう契約書に条件を入れます。
受注側のフリーランスは契約書で交わしている仕事量は守られるので、それが長期的な仕事であれば急に仕事がなくなることはありません。
労働や成果物に対する個人からの報酬
フリーランスは会社ではなく、個人から直接仕事を受ける場合もあります。
前例の大道芸人なんかもそうですね。
後は最近だとフォトグラファー(写真家)やパーソナルトレーナーなども個人から仕事を受ける機会が増えています。
個人を仕事から受ける場合、通常単価は安くなりがちです。
物品やサービスの販売による収入
こちらは単純に物やサービスを販売して収入を得るというものです。
移動販売などもこれに当たります。
商品やサービスは自分のオリジナル商品の場合もあれば、企業の商品やサービスを代理で販売することもあります。
最近だと、ファイナンシャルプランナーとして活動する人が保険商品を販売してたりしますね。
フリーターからフリーランスへの転身
なんとなくフリーランスという仕事のイメージがつかめたでしょうか。
ここからはフリーターからフリーランスへ転身する方法についてまとめます。
副業からできることを少しずつ取り組もう
まずは今働いているバイト、パートはやめずに副業でできる小さいことから始めていきましょう。
バイトやパート、正社員でも雇用関係にあれば何も出来なくても雇ってくれますが、フリーランスは何も出来ない人に仕事が回ってくることはありません。
なのでまずはある程度仕事がこなせるレベルになるまで地道に勉強していくことから始める必要があります。
フリーランスはIT系がおすすめ
これからフリーランスの道に進む場合、やはりIT関連の仕事がおすすめです。
というのもIT関連の仕事は、
- 圧倒的に人手不足のため仕事はたくさんある
- フリーランサーが多いのでフリーランスが働きやすい環境が整っている
- パソコンがあればほぼお金を掛けずに勉強が可能
- 小さいところから実績が積みやすい
という特徴があるからです。
例えば建築関連の仕事もフリーランスが多いですが、建築関連の仕事は学ぼうと思ったら一度その分野の会社で働く以外の道は通常ありません。電気工事の仕事は電気工事の会社で働かないと出来ないのです(電気工事は技術だけでなく法律上そうなっています)。
IT職の場合、パソコンさえあればプログラミングを学ぶことが出来ますし、Webデザインやコーディングも趣味から始めることが可能です。
また、IT系の場合クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングと呼ばれるサービスですぐに仕事が見つかります。
とにかく小さいところから始めやすく、勉強もしやすいのでIT職がおすすめです。
具体的には、
- プログラマ
- Webデザイナー
- コーディング
- Webライター
などが入りやすいと思います。
お金は掛けても掛けなくても良い
フリーターからフリーランスに転身する人は最初その分野に対して全くのど素人である可能性が高いです。
僕の場合は会社員を挟んではいますが、今フリーランスとして働いている仕事と前職の仕事は全く違うので実は全く違う業種、職種に転職しています。
ただ、僕の場合は会社員時代から副業で地道にWebを勉強し、会社に勤めている状態ですでにWebで生活できるくらいの収入を得られるようになりました。
この間学ぶためにオンラインスクールを受講したり教材を買ったりということをほとんどしませんでしたが、速くスキルを磨きたい人はスクールなどを選択肢に入れても良いと思います。
特にプログラミングは挫折しやすいのでバイトしながらスクールに通うのもありかと思います。
まとめ フリーランスは起動に乗るまで大変
フリーランスへの転身はとにかくはじめ起動に乗るまでが大変です。
会社員と違って仕事が出来ない人には本当に仕事が回ってこないです。
最近はフリーランスがややブームになりつつあり、フリーランスとして活動している人は多いですが、実際にしっかり生活できるほどの収入がある人はごく一部だと思います。大半の人は実家に住んでいたり、リゾートバイトをしたりして食いつないでいます。
ただ、ある程度起動に乗ってくればその辺の会社員よりもずっとスキルは身についているので、営業力さえあれば仕事に困ることはありません。
また、ある程度自分で仕事量を調整できるので好きな時間に遊んで生活することも可能です。実際にそういう人も多いです。
とにかくそこに行き着くまでが大変ですが、頑張れる人が少ないので少し頑張り続ければ結構簡単になれます。
まずは漫画、アニメ、ゲームをやめて学習の時間に充てるところから始めましょう。
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