私の知人に某都内の大学に通っていた友人がいるんですが(もうとっくに卒業しています)、彼が就活していた頃よく飲みに行ったりしていて就活の話を聞かされました。
私は高卒なのですでに働いていたんですが、彼は大学生でひたすらエントリーシートを送っていました。
彼はまあよくいる普通の大学生で(一浪はしていましたが)、高望みしなければ一次選考は通過することが多く面接まで辿り着けていたそうです。
しかし全然受からない。
応募した数は100社近くで、唯一採用された会社はブラック企業ランキングに記載されている某飲食チェーン。当時はまだまだブラック企業という言葉はネットだけの言葉でしたが、やはり恐れおののいて辞退するきことに。
結局その年は就職せず大学に残ることに(俗に言う就職留年)、翌年も就活に失敗し現在契約社員で携帯電話販売会社に勤めています。
就職試験でほとんど落ちたことなかった私は「え?なんで受からないの?」って当時かなり疑問でしたが、実際50社、100社受けて一社も受からないって人は結構いるらしいです。
私はそういう人はまず数をこなすのをやめて自分を改善するべきだと思います。ダメなもんはダメ。受かるように自分を改善していきましょうというのが今日のお話です。
もちろん面接態度が良い人でも企業側と上手くマッチングしない場合は不採用になることもありますし他の要因(筆記試験等)で落とされるケースもあるかと思います。なので目安として30社面接受けて一社も受からなかった場合改善しましょう。
※冒頭は大学の新卒採用試験の話をしていますが、もちろん第二新卒、中途採用にも使えますのでご参考にしてみてください。
応募書類を改善しよう
一次選考の書類審査で足切りされてしまう場合はまず応募書類を見直しましょう。
履歴書、職務経歴書、新卒採用場合のエントリーシート等ですね。私は大学を出ていないのでエントリーシートは書いたことがありません。
なのでここでは履歴書と職務経歴書の書き方をざっくりと解説します。
受かる履歴書の書き方
履歴書はフォーマットが決まっていて誰が書いても同じような内容にしかなりません。
が、やはり上手く書ける人とそうでない人は結構差が出ます。
と言っても一般的なフォーマットの履歴書で差が出るところは基本的に志望動機欄くらいです。当然字を丁寧に書くこと、写真写りも出来るだけ好印象なモノが良いに決まっていますが。
というわけで履歴書の志望動機の書き方なんですが、基本的に職務経歴書やエントリーシートを付ける場合は志望動機は手短に簡潔に書くことが大事です。
正直私は「別紙職務経歴書参照」でもいいくらいだと思っています。まあ「なんだこれ」と思われると困るのでさすがにそうは書きませんが。
履歴書は名前や年齢、職歴を見るための書類、自分を売り込むための書類は職務経歴書やエントリーシートというイメージです。
なので履歴書はあまり工夫する必要はなく、単純に綺麗に書いて見やすくすることが重要です。
履歴書は手書きで書くかパソコンで作るか賛否両論ありますが、私は本当に受かりたい企業を受ける場合は手書きで書くことをオススメします。もちろん業種にもよります。
職務経歴書の書き方
職務経歴書は提出義務がある場合はもちろん、応募書類に「職務経歴書」と書いていない場合でも提出した方が良いです。
職務経歴書は決まったフォーマットがないため自由に書くことが出来ます。関連する書籍も多数出ていますしネットでも「書き方の例」が多数紹介されていますので参考にしてみてください。
職務経歴書の目的は自分をアピールするためです。
なのでただ単に職歴の詳細を書くのではなく、これから応募する仕事に役立つスキルがある場合はそれを前面に出すことが重要ですし、なければ簡潔に済ます等のメリハリが重要です。
例えば前職と関連性がほとんどない未経験の仕事を応募する場合は過去の職歴、経歴について長々と書くよりもこれからどうするか、どうしたいか、どう思っているかを書いた方が受かりやすいです。
ネットや書籍で調べてみて、推敲して自分なりの書類を作成ましょう。模範的な職務経歴書に引けを取らないレベルの完成度があれば高確率で書類審査に受かることが出来ます。
ちなみに私くらい職歴が多いと(28歳で7個くらい)どんなに頑張っても書類で落とされるのでツライです・・・
書類が通れば面接は受かる
このブログでも何度か書いた記憶がありますが、書類選考が受かった時点で面接次第で採用される可能性は十分あります。これ案外忘れがちです。
私は書類で通らないことが多かったですが書類が通って面接まで到達できたらだいたい採用されました。
書類は通るけど面接で落とされて全然受からないという人は面接が非常に上手くないと言えます。
面接は相性もありますし、本質は採用する側とされる側のマッチングなのでどんなに素晴らしい面接をしても企業側が望む人材じゃないと判断されれば不採用になります。
しかし書類で通している以上、企業側は面接次第では採用しようという考えがあるわけです。
なので私は20回の面接のうち、1回も採用される気配がなければ面接でどの会社も通らない論外な人材という印象を与えている可能性が高いと思っています。
もしも自分がそうだった場合、家族や友人に本気で面接してもらうといいです。その際相手に社長になって従業員を雇う立場になったつもりでやってもらうと良いです。
模範的な面接は何の役にも立たないので人としてどうか?を見てもらうようにしましょう。
面接の基本的な考え方についてはこちら(過去記事)に書いています。
→就職試験の面接で全然受からない人のための面接の基本(超重要)
このブログでは他にも特にフリーター向けに面接に関する記事を書いていますので是非参考にしてみてください。
まとめ
序盤に登場した私の友人もそうですが、何度応募しても全然受からない人は受からない原因は自分以外にあると思っています。
「就職難だから仕方ない」とか「学歴フィルターが」とかいろいろね。
実際自分が悪いと認めるのはとても辛いことですし、多くの人がそれを認めたくないがために自分を正そうとしません。
だけど受かる人と受からない人って実は面接の差だったりします。
もちろん運が悪かったり、相性が悪くてということもありますが、自分を改善することで採用される確率は必ず上がります。是非頑張って取り組んでみてください。
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