フリーターでも車は持てる?購入費用や維持費について解説

電車がそこら中に張り巡らされている東京周辺や名古屋、大阪あたりならともかく、それ以外の地方に住んでいると車は必需品だと思います。

私も日常生活で電車やバスにほぼ乗ることのないような地方に住んでいるので、たとえ収入が少なくとも車は日常生活に欠かせません。

しかし車というのは購入費用はもちろん、所有しているだけで掛かる維持費も高くてフリーターの収入ではかなりキツイです。

本ページでは車の購入費用や維持費等について解説し、

「フリーターでも車を持つことは出来るのか?」

をまとめたいと思います。

結論から言うと、購入費よりも維持費を考慮する必要があり、たとえローンの審査が通るとしてもローンで購入するのはあまりお勧めできません。

ちなみに私は車がないと非常に不便な地方にいたので18からずっと車を所有しています。

目次

車の購入費用について

まずは購入費用からですが、一言に車と言っても様々な車種があり、新車、中古車で大きく価格は変わってきます。

ただ、確実に言えることは一般的なフリーターの年収では新車を購入することは難しいということです。

ローンは年収おおよそ35%程度まで

車のローンは金利が比較的低い代わりに審査が結構厳しいです。

車のローンで借りられる金額は職種や勤続年数によって変わってくるので一概には言えませんが、一般的に年収の35%~40%程度とされています。

つまり年収200万円程度のフリーターでは70万程度までしかローンで借りることが出来ず、100万円を超える新車をフルローンで購入することはほぼ不可能です。

なので70万円程度の中古車を購入するか、頭金を貯めて70万程度をローンで借りて購入するかどちらかとなります。

自動車ローンは最長5年が多い

また、車のローンは最長で5年までとなっていることが多いです。

60万円を5年ローンで借りると毎月の支払いは10,700円程度(金利3%の場合)。

年収150万円で毎月1万円は結構痛い出費となります。

特にフリーターの場合は会社の都合でシフトが減らされたりして収入が安定しないので長期ローンは少しリスクが高いです。なのでローンの審査も厳しいのです。

また詳しくは後述しますが、車はローンの支払い以外にも維持費が結構掛かるのでフリーターがローンで購入すると車の費用相当圧迫されてしまいます。

最近はイオン銀行を始め5年を超える自動車ローンが増えてきているようです。しかしフリーターの場合、長期雇用が保障されていないので長期ローンの審査は厳しい可能性が高いです。

消費者金融のカードローンでも買える?

いわゆる車のローンというのは銀行系が運営するマイカーローンと呼ばれるプランで、これは結構審査が厳しいです。

上述した年収に対する借入金額の割合の他に、勤続年数や現在の借入状況等も見られます。

フリーターの場合勤続年数が1年程度だとかなり厳しいかもしれません。

そこでもうもう一つ、比較的審査の緩い消費者金融のカードローンで購入するという方法もあります。

消費者金融というのはプロミスやアコム等CMでお馴染みのやつですね。

消費者金融は金利が非常に高いですが、審査は緩く、アルバイトでも数十万の借り入れは簡単にできます。

しかし借入限度額は収入の3分の1程度となっているので年収200万円だと約66万円が上限となります。

また、カードローンは金利が非常に高いため、数十万単位で借入すると返済が大変です。

例えば60万円を5年間で返済する場合、金利が10%だと毎月12,748円の返済が必要です。ちなみに利息は164,894円払うことになります。一般的な消費者金融のカードローンは10%を軽く超えます。

どうしても車が必要で、マイカーローンの審査が通らないくてどうしても困る、という場合以外は避けておくことをお勧めします。

安い中古車がお勧め

私は年収がとても低かったフリーター時代、安い中古車を購入して凌いでいました。

購入した車はホンダのフィットで本体価格10万、車検等を含めた総支払額は25万くらいです。

さすがに安い車だったので購入して3カ月くらいでジャダー(ホンダ車に起こる故障)が起きて、修理費2万円くらい掛かりましたが、それから3年くらいは乗ることが出来ました。

中古車は当たり外れがあり不安も残りますが、普通車であれば15万kmくらいまでであれば割と故障も少なく乗れるものが多いです。軽自動車は比較的故障しやすいという声が多いです。

また、販売会社によっては2年間の補償等を有料で付けることも出来ます。

30~40万程度であればフリーターの年収でも貯金することが出来ると思うので、ローンで購入するより私は中古車を一括で購入することをお勧めします。

車の維持費について

車は購入しても所有している限りお金が掛かり続けます。

車のランニングコストには主に以下のものがあります。

種別発生する時期費用
ガソリン代その都度乗った分だけ
オイル、タイヤ交換等のメンテナンスその都度オイル交換(3カ月に1回3千円程度)
タイヤ交換(1本5千円程度~)
車検2年に1回基本料で10万円前後
自動車税1年に1回(5月頃)軽自動車:7,200円
普通自動車:35,000円程度~
任意保険1年に1回
(月払い可能)
条件によるが4万円前後~
駐車場毎月条件による

これだけの出費が掛かるので車を所有するのはフリーターはもちろん正社員でも低収入だとかなりきついです。

車検と税金が特に苦しい

ガソリンやオイル交換、駐車場代等は日常的に支払うのであまり気にならない、というか出費として頭に入っているので困ることはあまりありませんが、1年に1回発生する自動車税と2年に1回の車検代がかなりきついです。

自動車税は軽自動車なら安く済みますが、普通車なら小型の1300ccでも3万5千円ほど掛かります。5月頃に急に来るのでかなりきついです。

関連サイト:毎年発生する自動車税・軽自動車税とは?

また、車検は安いところでお願いしても基本料金(重量税や自賠責更新、検査費用等)のみで10万円近く掛かることが多いです。

月収13万程度のフリーターではその月の収入で支払うことが出来ないのである程度準備しておかないと車検が受けられません。

ローンで買うと返済もある

ローンで購入している場合、上記維持費に加えて毎月の返済も必要になってきます。

毎月の返済額が15,000円の場合、車だけで毎月3万以上支払うケースも少なくありません。

車の維持費の試算の一例
  • ガソリン代 – 8,000円
  • 駐車場 – 8,000円
  • ローンの返済 – 15,000円

    毎月の支払い合計:31,000円

上記に加えて車検と自動車税、メンテナンス費用がかかってきます。

車を持つと実はかなりの出費になるんですよね。

まとめ

よくフリーターでも車のローンが通るかどうか?

ということが論点とされることがありますが、個人的にはたとえローンが通るとしてもフリーターは車をローンで購入しない方が良いと思っています。

※ローンに興味のある方は車屋さん等で相談すれば与信ができるので相談してみてください。

車を所有すると毎日のガソリン代、駐車場代、オイル交換、スポットで発生してくるタイヤ交換や修理費等に加え、車検や税金等も掛かってきます。

任意保険に加入していればその分の負担もあります。

それに加えてローンの支払いまであると収入のかなりの割合を自動車費用に充てることになります。

実家暮らしで生活コストがほとんど掛からないのなら別ですが、一人暮らしだとかなりキツイですよね。

著者プロフィール

ニックネーム:吉本ひろうみ

記事のライティング、運営管理担当。

高知県出身。
フリーター5年、プロバイダ販売、電気通信事業者の営業を経てインターネット広告業界に参入。
副業で取り組んだ後に独立。インターネット広告を6年、現在は起業しサブスク事業などをやってます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次