フリーターの末路?40代中年引きこもりニートの生活が心苦しい

少し前にかなり驚愕な動画を目撃しました。

テレビのドキュメンタリー番組のようですが、なんと12年間引きこもり続ける47歳を取材したもの。

2016年9月追記:動画は削除されていました。

内容は40代でニートしている人(2名)を取材したもの。

両親は息子に出て行ってもらいたいと思っていますが大きくなった息子に反抗されると手も足も出ません。40代の息子の親ってもう60過ぎてる高齢者ですからね。

2番目に出てきたお父さんに関しては自分が出て行ってました。

うーん・・・

なんというか、すごかったです・・・

目次

でも実際こういうニートいますよね

テレビのやることなので多少誇張入ってたりもすると思うんですが、ここまで酷くなくても近いレベルの人達って結構いると思うんですよ。

私の高校の同級にもかなり長い間ニートしている人がいるので、後5年、10年すれば似たようなレベルになっちゃうんじゃないかと思っています。

20歳から現在まで8年間ほぼニートしている友人の話

内閣府の調査によると、「普段は家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」者を含む広義のひきこもり者は61.3万人と推計されているようです。

※引きこもりの定義は下記の通り。

「ふだんどのくらい外出しますか。」との問いについて、下記の1~4に当てはまる者であって、「現在の状態となってどのくらい経ちますか。」との問いについて、6か月以上と回答した者2

1趣味の用事のときだけ外出する
2近所のコンビニなどには出かける
3自室からは出るが、家からは出ない
4自室からほとんど出ない

特集2 長期化するひきこもりの実態|内閣府

家から全く出ない人の数じゃないですが、すごい数ですよね。

ちなみに「自室からほとんど出ない」は約4万人となっており、これもまた結構すごい数です。

テレビの中の特別な人な感じがしますが実際は身の回りに結構いるかもしれません。

特に取り上げられている40代の人は大学時代に平成不況の真っただ中。就職氷河期で定職に付けずそこから道を外しっぱなしということも多いんじゃないでしょうか。

国、社会のせいという見方もある

youtubeのコメント欄を見ているとやはり一概に個人の問題とは言えず、こういう人を作ってしまう社会にも問題があるという意見が見受けられます。

日本の社会にも問題あるんだろうね 社会に出てこうなった人が多いのなら

一度レールを外れるともう二度と戻れない。そして、そのレール以外には道は無いという。

日本は大学の就活で失敗してしまうと圧倒的不利な立場に追い込まれます(世間が思っているほどそうでもないんだけど)。

欧米ではどの新卒一括採用なんてやっていませんし履歴書や性別や年齢を書く欄もないくらいなので誰にでも平等にチャンスは与えられます。

彼(47歳引きこもり)のように就職氷河期で失敗してそこから社会復帰することが難しい社会は豊かであるとは言えません。

ちなみに2014年の記事ですが、日本人の幸福度は先進国の中では最下位で韓国や中国、インドネシア等よりも低い水準となっています。

日本人の「幸福度」は先進国で最下位 「幸せはお金で買えない」国民性なのか

かといって社会のせいにしても・・・

何も変わりませんよね。

格差問題、貧困問題、最近だと待機児童問題ですか。

確かに国、社会のシステムが悪い。日本はどんどん貧しい国になっている。変わるべきだ。

全くその通りなんですよ。

動画では本人ホントダメダメなように映っていますがもうあーなってしまうと前向きに考えるのって本当に難しいと思いますよ。

動画の人のような弱者が生まれてしまう社会が悪い。

確かにその通りだけど、だからといって社会が変わるのを待つんですか?

っていつも思うんですよね。社会が悪いって訴えている人を見ると。

私個人に社会を変えることは出来ないし、きっとその弱者の立場になってしまった人達にも変えることは出来ない。

それは家族や友人、支援団体も同じことだと思うんです。

だから自分が変わるしかない。

周りの人達は本人が変われるように努力するしかないんですよ。

「社会が悪いから仕方ない」

と言っても気休めにはなるかもしれませんが何も解決しません。

個人で乗り越えるしかない

私の兄も実は引きこもりでした。

私が確か18歳くらいの頃だったと思います。

私は兄と歳が離れていて私が18の時もうすでに30を過ぎていたんですが、ある日一人暮らしをしていた兄のアパートの大家さんから部屋を片付けてほしいと電話がありました。

私と父とで様子を見に行ったらもう本当にゴミの山でした。

それこそ冒頭で貼ったドキュメンタリー番組の2番目に出てくる人の家みたいな感じで足の踏み場もないくらい。

テレビでしか見たことのないような光景が広がっていました。

で、ゴミを片付けていると布団の中から兄が出てきました。

もう驚きましたよ本当に。

だけどそこからどういう人生を送ったのか詳細は知りませんが、今は誰もが知っているメーカーに勤めています。採用通知が来て誰より本人が一番驚いたと思うんですが。

変わろうと努力すれば何かのきっかけでどこかで変わることが出来るんです。

何もしなければ一生変わることは出来ない。

誰も助けてくれないんですよね。

もし誰かが助けてくれることがあったらそのきっかけは絶対逃してはいけない。

親に「ハローワークに行ってみたら?」と言われたらその機会に行かないと変われないんですよ。

テレビはやらせかもしれないけど支援センターの人が支援してくれるならそのきっかけは絶対逃しちゃダメだ、と思いました。

日本はもうすでに豊かな国とは言えなくなってきています。

普通の生活しようと頑張っても出来ない人がすでに出てきています。

だけど本人の努力なしで変わることはできません。

すごく大変だと思いますが彼ら(40代引きこもり達)も変わることが出来るはずなので応援したいですね。

著者プロフィール

ニックネーム:吉本ひろうみ

記事のライティング、運営管理担当。

高知県出身。
フリーター5年、プロバイダ販売、電気通信事業者の営業を経てインターネット広告業界に参入。
副業で取り組んだ後に独立。インターネット広告を6年、現在は起業しサブスク事業などをやってます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次