「ネットショップってどうやって集客すればいいの?」
「集客手法は何を選ぶべき?おすすめの集客方法って?」
「費用はどのくらいかかるのかも知りたい!」
ネットショップを開業したはいいものの、なかなか集客がうまくいかないという方は多いですよね。
近年は「BASE」や「Shopify」などのサービスが台頭し、誰でも簡単にネットショップを開業できるようになりました。
ただその分、ネットショップの数は大幅に増加し、「顧客にいかに選んでもらうのか」ということの方が重要になってきています。
初めてネットショップを運営する方の場合、どう集客していったらいいのか分からない方も多いはず。
そこで今回はネットショップで集客をするには何をすれば良いのか、集客方法について詳しく解説します。
ネットショップのアクセス数が増えない主な原因3つ
ネットショップにおける「アクセス数」は、実店舗における「来店人数」ということ。
お客さんがお店に来てくれなければ、当然売上は上がっていきませんよね。
アクセス数がなかなか増えない原因は大きく分けて3つです。
- 商品が魅力的ではない
- ブランディングができていない
- 集客に予算を割いていない
3つの原因は、集客ができていないすべてのネットショップに当てはまるので、ぜひまずは参考にしてみてください。
商品が魅力的でない
まず第一に、商品が魅力的でなければ、顧客がネットショップに足を運ぶことはありません。
商品が魅力的でないならば、ネットショップの集客方法をいくら改善しても、アクセス数が増えるということはないでしょう。
集客方法を改善する前に、
- 商品は他社商品と差別化できているか
- ユーザーにとって本当に魅力的か
を考えて、魅力的な商品を作ることから始めましょう。
ブランディングができていない
ネットで商品を売る際に非常に重要なのは、商品がしっかりブランディングできているかどうかも重要です。
「Mr.CHEESECAKE(チーズケーキ)」
「Anker(電化製品)」
「BULK HOMME(バルクオム)」
などD2Cで成功している商品は非常にブランディングが上手なのが特徴的。
ネットショップの場合、実店舗とは違い自分の目で商品を確かめたりすることができないので、購入に至るまでに理由を作りにくいのです。
自社製品がしっかりブランド化できていないと、なかなか顧客に選ばれるのは難しいので、まずはブランディングができているかも考えてみると良いでしょう。
集客に予算を割いていない
あなたのネットショップでは集客にどの程度の予算を割いているでしょうか。
ネットショップに今の状態以上にアクセスを集めたいのであれば、今のままの戦略では上手くいきません。
「集客をしたい」と思っているにも関わらず、今までと同じような予算の使い方では集客することは難しいの現状。
なるべくお金をかけずに集客したい気持ちは分かりますが、広告を出すにもSNSを精力的に運営するにも、ある程度お金を使う必要があるということは意識する必要があるでしょう。
ネットショップの集客手法の選び方!時間とお金で使い分けよう
ネットショップの集客方法は、全てのサイトに当てはまるような正攻法ありません。
会社によって運営するネットショップの規模も売上も異なるので、どの方法があっているかどうかはそれぞれなのです。
図で示しているように、基本的に大きく分けると
- 予算が豊富・短期間でアクセスを増やしたい場合→「広告」
- 予算が無い・長期間かけてもアクセスを増やしたい場合→「メディア・SNS運営」
というように運用方法は大きく異なります。
どちらの方法が良いのか選んでおくと、より最適な集客方法が分かるようになるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
予算が豊富・短期間でアクセスを増やしたい場合
ネットショップの集客にかけられる予算が潤沢にあるなら、広告を出して集客する方法がおすすめです。
広告はまとまったお金はかかってしまうものの、お金さえ出せればすぐに顧客にリーチさせやすいという特徴があります。
自分の商品を知ってもらう方法として、1番手っ取り早く効果が出やすいので、すぐに売上に直結させることが可能。
しかし広告を出せば出すほど、商品が売れ続けるという訳ではありません。
広告もクリエイティブが微妙だったり、ターゲットを間違えていたりと、最適化できていなければ、上手く売上をあげるのは難しいものです。
適切なターゲット層、金額を定めてから、広告を出すように工夫しましょう。
予算が無い・長期間かけてもアクセスを増やしたい場合
予算が無く広告を出すだけの余裕がないのであれば、メディア・SNS運営に力を入れるのも1つの方法です。
メディアやSNSは運用し始めて、結果がすぐに現れる施策ではありません。
作ってからも地道にコンテンツを投下しつづけ、顧客を少しずつ集めていき、半年から1年くらいかけてようやく売上に現れるくらいの時間が必要。
ただ地道に運用していけば、確実に成果として現れやすいのもまた、大きな特徴の1つです。
またメディアやSNSなどは、一度アクセスが集まるサイト(アカウント)にしてしまえば、あとは放って置いてもアクセスが集まるという資産性も魅力的。
予算がなくても時間をかけてアクセスを増していきたいなら、メディア・SNS運用に取り組んでみるのも面白いかもしれません。
効果が出やすいネットショップの集客手法7選!
今回はネットショップの集客手法として考えられるものを7つほど紹介しました。
- リスティング広告
- アフィリエイト広告
- SNS広告
- メルマガ
- オウンドメディア運用
- SNS運用
- イベント集客
それぞれどの方法も、ネットショップの商材やブランディングによって、大きく相性が異なるので、1番適していると感じるものを選択すると良いでしょう。
リスティング広告
広告を使って手っ取り早く成果を上げたいのであれば、リスティング広告運用が1番おすすめです。
リスティング広告とは、ユーザーが検索した時に検索窓の下や、検索結果の最後のページに出る広告のこと。
Googleで検索した時に、1番上や1番下に広告が出ているのを見かけた経験のある方は多いですよね。
リスティング広告は、ネットで検索したユーザーの目にとまりやすく、集客効果も抜群です。
ただ出稿対象のKWを間違えてしまったり、広告の訴求を間違えてしまうと効果が上手く見られないこともあるので注意しましょう。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、第三者のWebサイトやブログで商品を紹介してもらう形式の広告です。
主にアフィリエイターやブロガーの方に商品を紹介してもらうことが多くなりますが、基本的にはASP(Affiliate Service Provider)を介して広告を出稿することがほとんど。
自分でアフィリエイターやブロガーを見つけてきてもいいですが、ASPに相談した方が簡単なので、ぜひ積極的に相談してみましょう。
アフィリエイト広告の良いところは、自社では集客できないような顧客層にもアプローチできる可能性を秘めているという点。
親和性のあるWebサイト・ブログを持っている人に紹介してもらえば、自社の商品が売れやすくなることもよくあります。
商品の紹介をしてもらえるようにすると、より広告の効果が高まるので、非常におすすめです。
SNS広告
SNS広告は文字通り、みなさんが普段使っている
- YouTube
などのタイムライン上に掲載する広告のこと。
SNSの利用者が圧倒的に増加し続けている現在、日常的に利用する機会の多いSNSに広告を出稿するのはかなり効果的です。
特にFacebook広告の場合は、ユーザープロフィールの実名性も高く、正確であるため細かいターゲティングができるのが魅力。
SNS広告は個人情報がストックしているデータを使って、年齢・性別・居住地などを絞ることでよりニーズに沿った広告を出すことができます。
細かくセグメント分けして広告を出したい人はおすすめなので、ぜひ積極的に広告を出してみてください。
メルマガ
メルマガ(メールマガジン)は、ネットショップの顧客に対してキャンペーンや新商品の入荷情報などをメールで配信して販促力を高める手法のこと。
最近ではメールよりも、LINE@を使ってのメール配信の方が主流ですが、まだまだメールの方が簡単な一面もあります。
新規顧客獲得のための集客というよりは、一度ネットショップを利用したユーザーのロイヤリティを高めるために非常に優秀。
一人の顧客にリピートして購入してもらうのは、新規顧客を獲得するよりも簡単なので、ぜひメルマガを使ってリピーターを増やしてみるのもおすすめです。
オウンドメディア運用
SEO(検索エンジン最適化)を改善する上で魅力的なのが、オウンドメディア運用です。
自社でWebメディアを作成することによって、検索でも自社の商品がひっかかりやすくなったりして、検索からの流入が見込めます。
ただオウンドメディアを運用する上で難しいのは、検索で上位表示させるのに時間がかかってしまうというポイント。
社内でメディア運用を内製化するにしても、外注するにしても、半年~1年くらい様子を見ながら続けていかなくてはなりません。
結果が出ない中でいかに継続していくかが1番重要なポイントなので、諦めずに地道に運用していくように心がけましょう。
SNS運用
Twitter、InstagramなどのSNSを利用して、フォロワーを増やしていき、リーチする方法も無料でできる施策の1つ。
大前提として双方向のコミュニケーションが主軸になっているため、ユーザーと上手に会話していける人でないと運用は難しいです。
フレンドリーに連絡が取れるため、顧客と近い距離感で意見交換することができるのも魅力。
先ほどのオウンドメディアと同様に、運用・改善を繰り返していき初めて効果が出るので時間は必要です。
ただユーザーと近い距離でコミュニケーションできるのは、自社のブランドを印象づける上でも非常に重要なので、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
イベント集客
既存顧客に対するアプローチにはなりますが、ネットショップの顧客をイベントに呼んで集客するのも方法の1つです。
イベントに参加してもらうことで、顧客の自社に対するロイヤリティを高めることができるので、より購入してもらう理由を作りやすくなります。
時節柄、イベントを開催するのは若干難しいですが、オンラインでのイベントなら開催できますよね。
実際に顔をあわせて話すだけでも、顧客としては利用してみたいと思うようになるので、イベント開催も施策の1つとして考えてみてください。
集客対策ができたら分析も!おすすめ分析ツール2つ
集客手法を何にするかが決まって運用を始めたら、次は運用したデータを分析して、運用改善を行っていきます。
どんな集客手法でネットショップにアクセスを増やすにしろ、ただ集客を行っているだけでは意味がありません。
ここではサイトを改善していく上で不可欠な2つのツールを紹介しました。
Google アナリティクス
ネットショップに限らず、Webサイトの解析をする上で不可欠なのがGoogleアナリティクスです。
Googleアナリティクスを利用することで、
- PV数(アクセス数)
- ユーザー数
- 流入経路
などのデータを見ることができます。
データを解析することで、自社の集客施策に対して、
- ユーザーはどのように集まってきているのか
- 予想していたユーザー数と比較してどうか
- 何時にどのくらい流入が増加しているのか
などを把握して、改善することが可能です。
集客手法最適化するためにも、Googleアナリティクスは不可欠なので、必ず導入するように心がけましょう。
Google サーチコンソール
Googleサーチコンソールは、主に自社サイトがどのようなKWで検索されているのかを知るためのツールになります。
サーチコンソールを活用する最大のメリットは、まだサイトに訪れていないユーザーの傾向を知れるということ。
ページごと、キーワードごとの順位を知ることができるため、SEO対策を行う上で基本となる欠かせないツールの1つでもあるのです。
オウンドメディアを運用するなら必須のツールですが、そうでなくとも、事前に自社サイトがどのようなKWで検索されているか知れるので分析にはもってこいです。
サイトを運用するのであれば、必ず入れておくように心がけましょう。
まとめ:ネットショップ集客は予算と期間から考えて使い分けるべき
ネットショップ集客の手法は、サイトによってとるべき戦略が大きく変わってきます。
基本的には自社が持っている予算と、結果を出したい期間から考えて使い分けるべきもの。
予算があまりないのに広告運用を行っても、お金の無駄遣いですし、効果を最大限に発揮することはできません。
逆に予算があって短期間でも効果を出せるのに、こつこつメディアやSNSを育てていくのは少し効率が悪いです。
またどのプラットフォームで勝負するかも、自社で販売する商品の相性によるので、どれが良いのかは人それぞれ。
それぞれに合った集客手法を考えることで、より効果的に集客ができるようになるので、よく検討して施策を打つように心がけましょう。
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