正社員の求人を探す場合、ハローワークが一般的だと思いますが他にも新聞の広告、街のあちらこちらにある求人情報誌、最近はインターネットでもさまざまな経路で求人情報を閲覧することが出来ます。
これから就職、または転職を考えている人の中にはどれで探すべきか迷っちゃう人もいると思いますので、ここは一つそれぞれの特徴等を紹介しようと思います。
先に結論を言うと…
現在フリーター向けの就職支援サービスがあるため、
と考える方は無料で利用出来る就職支援サービスを利用すると良いです。
ハローワークの求人の特徴
ハローワークは公共機関のため唯一無料で求人が載せられる場所です。情報誌及びネットによる求人は料金はピンキリですが毎月お金が発生します。
それらと違いハローワークには無料掲載出来るため多くの企業がハローワークに載せています。
全国各地に拠点がある
ハローワークの最大のメリットは全国各地に拠点があることです。
リクルートやマイナビ等の民間の求人サービスは多くが都心が中心で、拠点も地方都市くらいまでしかありませんが、ハローワークは北は北海道、南は沖縄まで全国各地に拠点があり、出張所もあります。
そのためどこに住んでいてもだいたい足を運ぶことができるでしょう。
職員というアドバイザーがいる
ハローワークを使う2つ目のメリットは職員がいることです。まあこれがないとはっきりいって存在意義がないですからね。
職員がいるので求人誌やネットの求人サイトと違ってどれくらいの人が応募しているかやその結果等も訊けば教えてくれます。訊くとが大事。訊かないと教えてくれません。
求人以外にも雇用保険関係や職業訓練等の相談も出来るため、失業したらまずハローワークに行くことが基本です。ちなみに私はハローワーク経由で現在勤める会社に就職しました。
優良求人はほとんどない
ハローワークの最大の特徴は企業が無料で求人を出せることです。
そのためハローワークに載っている募集案件はほぼすべて人材募集にお金を掛けたくない企業が出稿しているものです。
本当に良い人材、使える人材を探している企業はお金を払ってその人材が集まる転職会社等を利用します。
また、人材の採用にはかなり手間が掛かるので、効率的な業務を行っている企業は転職エージェント会社等を使って効率的に行います。
つまりハローワークにある求人は、
1.比較的誰でも雇うつもりでいる求人
2.採用コストを考えない非効率な会社が出している求人
であることが大半です。
どちらもあまり入社したいとは思えませんよね…
非正規雇用が多い
意外と知られていませんが、ハローワークの求人はパート、アルバイト、契約社員等非正規雇用が多いです。
特に公共機関のためか近年は市役所や教員等の臨時職員、短期~中期採用枠も多い印象です。
更に試用期間がはっきりと設けられていたり、3カ月で有無も言わさず企業側の一存で雇うことが出来るトライアル雇用という形式があったりするのが特徴です。
とにかく何でもあるというのがハローワークの一番の特徴かも。
ずっと載っている求人、カラ求人が多い
ハローワークは無料で求人が出せるため、ずっと載っている求人も結構あります。
こういう求人はたとえ多少魅力的でも受けない方がいいです。どうせ受からない。
詳しくはこちらに書いていますがずっと載っているということは雇う気があまりないか、すぐに人が辞めてしまうかのどちらかなのでどちらにしても触れて良いことはありません。
もしハローワークで求人情報を探す時は、応募する前に必ず職員にいつから応募していてこれまで何人受けているか、何人採用されているかを確認しましょう。
これを聞く人は少ないみたいですがこれを聞くだけで効率はグッと上がります。
採用する気がほとんどない会社に応募しても受かる見込みはほぼゼロなので書類を作成する時間と手間がとても無駄です。
求人情報誌の特徴
一言に求人情報誌と言っても無料のモノ、有料のモノがありますが求人を載せる企業側はどちらもお金を払っています。
基本的に月額○○円という感じで求人広告のサイズ等で料金が決まります。価格は求人誌によって様々。私が以前正社員で働いていた時にバイトの募集をした時は月額1万円程度でした。
ターゲットを絞ったモノが多い
田舎の方だとあんまり求人がないため当てはまらないかもしれませんが、仕事がそれなりにある地域だと求人情報誌にも種類がありそれぞれ読者層も違ってきます。
そのため、例えば若年層の女性向けであったり、派遣等も製造業を集めたモノであったりとある程度ターゲットが絞られていたりします。
自分に合った求人誌があればいいんですが最近はどんどんネットに置き換わりつつあるためジャンルによってはネットで探した方が早いかも。
カラ求人は少ないが・・・
求人を載せるのにお金が掛かるため、本当に意味のないカラ求人を載せる企業はほとんどありません。
が、カラーで写真等も綺麗に載せられるため宣伝も兼ねて慢性的に載せている企業はやはり結構あります。まあだいたい目立つページにあるのですぐ分かるとは思いますが。
それらの求人はやはり避けておくのが無難でしょう。
求人情報誌には発行している会社があり、それなりに怪しい企業を載せないようにはしていますがそれでも会社によってはお金を払ってくれせすればいいというところもあります。
そういう意味では無料のハローワークよりも怪しげな求人が混ざっていることも…
相談、対応する仲介者がいない
ハローワークやインターネットの人材サービスと違い、求人情報誌は仲介する人がいません。
求人情報誌に載っている電話番号に電話して応募するのが基本です。
そのため、書類を送って何も連絡がなかったり、「連絡します」と言って連絡してこなかったりと稀にトラブルが発生することも多々あります。
特に名前も聞いたことないような小さい会社はまずネットでどんな会社か確認しましょう。ネットでウェブサイトさえない会社だとちょっとあれだよね・・・。
インターネットの求人
有名なところだとリクルートのリクナビなんか、結構利用したことある人が多いんじゃないでしょうか。
数年前までは都会の方しかほとんど求人情報がありませんでしたが、最近は地方でも結構活用出来るようになりましたね。
ネット求人にもさまざまある
一言にネット求人と言っても種類が様々です。
例えば看護職のみを扱ったサイトや営業、経理のみの求人だったりエンジニア、プログラマのための求人サイト等多岐にわたります。
現代では仕事を探すのに最もポピュラーな手段なので求人数も豊富。
求人サイトによっては職種から年齢、性別等を選択し、マッチする仕事を選べるので探しやすいです。
例えば建設業専門の求人サイト等もあります。
東海版 建設・工事系のアルバイト・バイト求人情報【イーアイデム】
応募が殺到する場合も
ネット求人は全国の人が見ているため、場合によっては応募が殺到してすごい倍率になることもあるらしいです。
特に大手のリクナビなんかはその傾向が強いことが予想されます。
ネットの求人サイトを上手く使いたい人は、大手の総合求人サイトより比較的ターゲットを絞った求人サイトを登録しましょう。
私もいくつか応募して全然ダメだった記憶があります。
応募時のエントリーシート(みたいやつ)も結構真剣に書かないと足切りされるのでご注意ください。
人材紹介、転職エージェント
上述した求人サイトに似ていますが、キャリアアドバイザーと相談して応募する企業を決めていく人材紹介会社、転職エージェントと呼ばれる転職サービスもあります。
リクルートエージェントやDODA、エン・ジャパン、@typeは電車の吊り広告等で知っている方も多いと思います。
これらの転職エージェントは原則スキルがある人や今よりもさらにキャリアアップを図りたい人向けのサービスなんですが、中にはフリーターや第二新卒者向けの人材紹介サービスもあります。
ただ拠点が関東が中心だったり、大阪、名古屋、仙台、福岡等の都市地域に限られます。
フリーター向けの転職サービス
就職難とされていた10年くらい前はフリーター向けの転職会社はほぼ存在しませんでしたが、現在は20代のフリーターを専門とする人材会社が増えてきています。
これらはいずれも正社員の求人を紹介してくれますし、就職に必要なスキル(書類選考や面接など)のアドバイスもしてくれます。
無料で利用できるので活用してみてください。
ジェイック
20代の既卒、フリーター、第二新卒者専門のジェイックはこれまでに23,000人以上の利用者を正社員へ導いた実績を持っている優良人材紹介会社です。
そして何よりフリーター、第二新卒専門に扱う人材紹介会社としては数少ない関東以外の地方(大阪、愛知、宮城)の方も利用出来るサービスとなっています。
就職成功率80.3%を誇り、フジテレビやテレ東等メディアにも取り上げられた実績もあります。
フリーター向けの就職支援サービスとしては知名度が高く利用者も多いです。
ジェイックは関東以外にも大阪、名古屋、仙台に支店があるのでそれぞれ開催される説明会にご参加可能な方は是非ご検討ください。もちろん無料で受けられます。
求人数や利用者数、就職者数など実績 | 就職支援実績33,166名、フリーター・中退者就職支援18年以上、入社後定着率92.2%、相談満足度93.5%、 |
拠点(都道府県など) | 北海道、宮城県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、京都府 |
対象年齢 | 18~35歳の男女の方、中退経験のある人 |
またジェイックは全国民営職業紹介事業協会(厚労省が委託)が定める「職業紹介優良事業者」に認定されており、職業紹介優良事業者の認定条件には、
- 法令を遵守するための体制が整備されている
- 求職者の希望・能力・経歴等にマッチした求人開拓を行っている
- 求人申込書の内容を点検し、差別的表現や法令違反などがあれば是正を求めている
などがあります。
※職業紹介優良事業者認定基準より一部引用
認定されている事業者は2019年8月時点で42社。
そのため安心して利用することが出来ます。
ハタラクティブ
ハタラクティブは利用者の9割が20代、半数近くの人が正社員経験なしという正真正銘のフリーター、第二新卒専門の人材紹介会社です。
転職、就職をアドバイスするスタッフも20代が多く、同年代ならではの悩み、心配事を気軽に相談できます。
未経験OK求人が1000件以上もありこれからスキルを身につけたいという方に最適です。
ただし原則拠点(東京都)に訪問出来る方が対象なので関東地方の方のみが対象者となります。関東にお住まいの20代の方は是非ご検討ください。
求人数や利用者数、就職者数など実績 | 就職成功率80.4% 面接からの内定率(社員数1,000名以上の大企業)86.5% 就職先の企業規模(社員数1,000名以上の大企業)86.5% 平均2~3社程度で内定を獲得 |
拠点(都道府県など) | 北海道、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県、愛知県、岐阜県、静岡県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、広島県、福岡県 |
対象年齢 | 年齢制限なし(20代の未経験者向けとの記載あり) |
就職shop
就職shopは人材会社の最大手であるリクルートが提供するフリーター、第二新卒者向けの就職支援サービスです。
就職shopのサービスそのものが始まったのは比較的最近ですが、人材会社の最大手ということもあり、登録企業数は8000社以上となっています。
業種別に見ると「IT、通信」や「メーカー」、「商社」の割合が高く、ホワイトカラー職の求人が多い印象です。
就職shopの求人は、
- 書類選考なし
- 未経験歓迎の求人中心
となっているのでやはり経歴に自信のない人におすすめできます。
書類選考がないのでかなり効率的に就職活動ができますね。
拠点は銀座、新宿の他、関東では大宮や横浜、千葉にあり、関西では大阪や神戸、京都にあります。
求人数や利用者数、就職者数など実績 | 登録企業者数11,000社以上※全て未経験歓迎、利用者数13万人以上、利用者の9割が20代 |
拠点(都道府県など) | 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、神戸 |
対象年齢 | 特に年齢制限なし(正社員での就業を希望する若者向け) |
ウズキャリ
内定率86%以上の就職成功者を誇る20代の若年層向け人材紹介会社。既卒のフリーターだけでなく現在全く働いていない(バイトさえしていない)方でも大歓迎とのこと。
ウズキャリのキャリアカウンセラーの方達は、皆同様に一度フリーター経験、既卒無就職経験を経ています。安心して相談出来ますね。
また、紹介される求人はブラック企業を除外しているため、定着率93%以上となっています。
こちらも18歳~29歳までが対象となりますので、対象者は是非試しに登録しみてみてください。
求人数や利用者数、就職者数など実績 | 就業サポート人数110,795名、入社半年後の定着率94.5%、メディア掲載数1,657媒体、書類選考通過率87%以上 |
拠点(都道府県など) | 東京、名古屋、大阪、福岡 |
対象年齢 | 第二新卒・既卒・フリーター・ニートの20代の方 |
まとめと一言
正直どれが一番良くてどれが受かりやすいとかはないと言えます。
求人情報誌は怪しげな求人が多そうというイメージがありますが、確かに比較的そういう企業が多いような気もしますが、ハローワークにもやっぱり怪しげな求人はあります。
ただ、私は特に目的、拘りがなければまずフリーターはハローワークで求人を探すといいと思います。
というのもハローワークの求人情報は比較的充実していますし、職員が無料でサポートしてくれるわけですからこれを使わない手はありません。
何かスキルを持っていてそれを活かした専門職に就きたい場合はネットで探すのが一番かと思います。何せ情報量が多いので同業種で待遇や給与等を比較しながら探すことが出来ます。
また、近年は若者の人材不足が懸念されていることもあり、若年層向けの人材紹介サービスがたくさんあるのでそれらを利用するのも良いでしょう。
ハローワークと同じく無料で利用できますし、就活の専門家と対策を練ることができます。
中でもジェイックは無料で就職に必要なスキルを磨くための研修も受けられるので、他社に比べて優良企業、大手企業に就職しやすいです。
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