このブログでも何度か触れていますが、近年フリーターや第二新卒を専門とする就職支援会社が増え、仕事経験の浅い既卒者でもかなり有利に就職活動ができるようになりました。
その中でも特に最近利用者も増え、知名度が上がりつつあるのがジェイックです。
ジェイックは若年層(20代)を専門とした就職支援サービスを行っており、これまで20,000人以上の利用者が正社員として就職することに成功しています。
本ページでは正社員として定職に就きたいと考える人向けに、ジェイックを利用するメリット、デメリットまで解説します。
ジェイックの評判をまとめました
まずは気になる評判です。
ネットの評判は信頼出来ないものも多いため、できる限り信憑性の高いGoogleの口コミやTwitterなどから抜粋しました。
就職できたという口コミ
本当に就職できたのか?
信憑性の高い評判をまとめました。
- 手厚い対応をしてくれた
- 就職後もサポートをしてくれた
- 人生を変えることができた
などやはり良い評判が多いです。
一般的な転職エージェントと違い、単に仕事を紹介されるわけではなく、研修があり、そこでの学びが多いようですね。
ただ逆にそれがしんどいように感じる口コミも多い印象です。
ジェイックの悪い評判
悪い評判はかなり偏っているように思います。
おおよそ、
- 体育会系のノリの研修がきつい
- 求人が営業ばかり
- 求人の質が悪い
というものが大半でした。
ジェイックはそもそも就職が難しいフリーター、ニート、第二新卒、無職者向けで、それらを教育して就職を斡旋するサービスです。
研修はそれなりに大変で、就職できる企業も限られてくるのかもしれません。
ただ、飛び込み実習は2019年に廃止されており、数年前ほど厳しい研修ではないのかもしれません。
ジェイックの評判の総評
まとめると、
- 研修があるため社会不適合者でも就職しやすい
- しかし研修はある程度大変
- 大変な分アフタフォローが充実していて定着率が高い
- 求人は営業が中心でキツイ人にとっては向かない
というところですね。
全体的に1か10かという感じでちょっとおもしろいです。
口コミにもある通りやはり「変わる気があるかどうか」というところが利用するべきかどうかの決め手になるかなと感じます。
研修をしっかりと受けたカレッジ生は、成長意欲や就業意欲が高い。入社後、アフターフォローとして研修をしてくれる点にも魅力を感じています。
ジェイック公式サイトより引用
採用した企業側の声です。
ジェイックは元々企業のコンサルからスタートした会社で、求職者だけでなく採用する企業側のフォローも行っています。
ジェイックを利用すべき4つの理由
2019年8月、ジェイックのセミナーに行く機会があったので、そこで信念や考え方などについて聞いてきました。
そこで感じたこと、思ったことは一言で表すと、
「しんどいかもしれないが将来を考えれば若いうちに絶対にジェイックを利用した方が良い」
という感じです。
ジェイックの無料就活講座(就職カレッジ)が秀逸過ぎる
ジェイックは他社の紹介会社(仕事を紹介する会社)にない就活のためのコンテンツがあります。
それが無料就活講座です。
無料就活講座とは、一言で言えば「会社員として働くための社会のマナー、ルールを学ぶ講座」です。
ここで学校では教わらない顧客の対応、名刺の渡し方など仕事をする人であれば誰もが必要となるスキルを学びます。
この「就活講座」ですが、正直結構大変だと思います。
無料とはいえ、朝の9時にジェイックの各拠点に出向いて夕方まで勉強するわけですから、すでに仕事に通っているのと同じようなものです。しかもこれを5日間やります。
他の紹介会社には簡単な指導はあってもガッツリ講座をやるようなことはありません。
しかしジェイックはこの講座があるからこそ求人を厳選することができるのです。
講座があるから企業は安心して採用ができる
ジェイックは元々企業向けのコンサルタントや営業セミナー、社員の教育(特に幹部クラス)などを行っていた会社だったようです。今もセミナーなどは積極的に行っているようです。
幹部の教育を行っていたわけですが、そもそも企業の多くは幹部になる人材を育てたいと思うようになり、それに答える形で社員の教育も行っていました。
その後、ジェイックは新入社員の教育も行うようになるわけですが、ここで入社する前から教育すればより効率的で会社のためになると考え、現在の就活支援が形になったようです。
企業側としてもジェイックの就活講座を受けている人材であれば、求める最低限のマナー、スキルを持っているとこがわかるため安心できます。
結果的にジェイックに求人を出す企業の中にはジェイックでしか採用しないケースもあるようです。
そういったことからジェイックは体質の悪い企業(いわゆるブラック企業)との取引をせず、多くの求人を紹介できるわけです。
職業紹介優良事業者に認定
ジェイックは全国民営職業紹介事業協会(厚労省が委託)が定める職業紹介優良事業者の条件を満たし、認定されています。
職業紹介優良事業者の認定条件には、
- 法令を遵守するための体制が整備されている
- 求職者の希望・能力・経歴等にマッチした求人開拓を行っている
- 求人申込書の内容を点検し、差別的表現や法令違反などがあれば是正を求めている
などがあります。
※職業紹介優良事業者認定基準より一部引用
認定されている事業者は2019年8月時点で42社。
大手だとパソナやディップ、マイナビなどが認定されています。
若年層に特化した紹介会社はたくさんありますが、現在ジェイックのみとなっています。
法令に反したブラック企業などを紹介している会社は認定から外されるため、ジェイックはそういった法令に反した企業とは取引しないようにしているそうです。
また、ジェイックはメーカーやIT、アパレルなど様々な業界の求人がありますが、全体的に離職率の高い飲食業とアミューズメント、投資用不動産業は取り扱いがないようです。
紹介される求人は営業が多いが理由がある
ジェイックは紹介している求人の多くは営業です。
ただもちろん営業以外の求人も多数あるので、営業職以外の仕事に就くこともできます。
しかしジェイックはあえて営業をおすすめしている模様。
ここがとても共感できた部分なんですが、
「営業って嫌われやすいしんどい職業なんですが、特に若いうちに絶対一度は経験しておいた方が良い仕事なんですよね」
これは本当に自分でもそう思っていて、実際僕自身も営業職を経験して本気で良かったなと思っています。
特に若いうちというのがポイントで、20代のうちに営業職を経験しておくと後々本当に楽なんですよね。
営業のスキルってどこでも使えるんです。
今後営業職を選ばずとも仕事する上で対人関係は避けて通れないですし、そこで発生するビジネス上のやり取りというのは営業のスキルが大いに役に立つんですよね。
今後転職する際の面接や、新しい職場での立ち回りなんかも営業経験がある人とない人では全く違ってきます。
多くの人は営業職を毛嫌いしがちですが、営業経験があると将来他の仕事をする際に圧倒的に楽になります。
長期的に見て「若い人は一度営業職を経験してスキルを磨いた方が良い」というのがジェイックの考え方のようです。
ちなみにジェイックの求人の多くはBtoB(対企業向け)なので、営業もいわゆる法人営業が中心になります。
法人営業については経験があるのでこちらにまとめています。
ジェイックのメリット
ここからは一般的なジェイックのメリットを紹介します。
・東京以外にも拠点がある
・就職支援講座でスキルアップ
・内定をもらうまでが他社に比べて早い
・就職後もフォローアップがあり定着率90%以上
上述した通りジェイックはビジネスセミナーや営業教育等の事業も行っているため、就活のサポートや就職後のフォローアップが手厚いのが特徴的です。
東京以外にも拠点がある
特にフリーター、第二新卒者を専門とする就職支援会社は拠点が東京にしかなく、関東地方でしか利用できないことがほとんどです。
しかしジェイックに関しては関東(東京、神奈川、千葉、埼玉)以外にも大阪、愛知、福岡、宮城でも説明会が開催されているので周辺地域に住む人であれば利用することが可能です。
就活支援講座(就職カレッジ)で有利に就職
ジェイックの就職までの流れは、
1.申込及び説明会
2.就職支援講座受講
3.面接会及び個別面接
4.内定
となります。
2の就職支援講座とはビジネスマナーや営業スキル、履歴書の書き方、面接の受け方、など、就職をする上でおおよそ必要なスキルを身に付けるための講座です。
先述した通りジェイックはビジネスセミナーや社員教育等の事業も行っているためそれらのスキルをプロから学ぶことができるわけです。もちろん無料です。
最近では大学と連携して就職支援活動を行っており信頼性も高く、求人を出している会社からの評判も良いです。
そのため受講者のうち80%以上の人が正社員として就職に成功しています。
またこれによって「書類選考なし」を完全実現しています。
企業が「ジェイックの講座を受けているから大丈夫だろう」と安心しているからです。
内定をもらうまでが他社に比べて早い
これは以外に思われるかもしれませんが、ジェイックは登録(説明会参加)から内定もらうまでが他社に比べて早くなっているようです。
一般的な人材紹介会社(就職支援サービス)は内定が出るまでに平均2~3カ月程度とされていますが、ジェイックは説明会参加からおおよそ2~3週間で内定がもらえるようです。
5日間の研修があるのに何故早く内定がもらえるのか?
これはやはり当人(仕事を探す人)と採用側の企業のコミットが大きい要因かと思います。
求職者は就活支援講座を受けるわけですから、仕事をジェイックで確実に探しますし、「就職しない」という選択を考えず、全力で就活に挑みます。
また、採用する企業側も面接までのスケジュールが半ば強制的に組まれているので、講座終了後に確実に面接にまで進むことができるわけです。
また、ジェイックの個人面接は一回きりなので、やはりその点において他社に比べて早く内定が決まるようです。
就職後の定着率が非常に高い
就職支援会社を使ってもすぐに退職してしまっては意味がないどころか、短期的に辞めてしまうと再就職が難しくなるのでデメリットでしかありません。
しかしジェイックは就職後にもアフターフォローがあり、定着率は94.3%を誇っています。
多くの就職支援会社、人材紹介会社は「紹介から入社までが仕事」として考えられているため、その後のフォロー等はありませんが、ジェイックは入社後も研修や電話サポートを行い定着率を高めています。
ジェイックのデメリット
次にデメリットですが、ジェイックは就活講座があるがゆえに、
・在職中の就活が難しい
・面接に至る前に途中で離脱する可能性がある
といったものがあります。
在職中の就活が難しい
就活講座は平日朝から夕方まで5日間ぶっ続けでやるので、平日普通に社員として働いている人は受講が困難です。
実際、受講しにくる人は仕事をしていてもせいぜいアルバイトくらいで、在職中に受講する人はほとんどいません。
中にはバイトも辞めて参加する人もいるようです。
ちなみにこの講座を飛ばして仕事を紹介してもらう手段はジェイックにはありません。
面接に至る前に途中で離脱する可能性がある
これは実際に担当者の方から聞いて驚いたのですが、就活講座であまりにも出来の悪い受講生は仕事の紹介に至らないケースがあるようです。
それもそのはず。
ジェイックで採用する側の企業は「就活講座を受講しているから安心して採用できる」と思っています。
そう思ってもらえているのは、これまで就活講座で最低限のビジネスマナーや常識を身につけた人材を紹介しているからです。
「無断遅刻をする人」
「言葉遣いが悪すぎる人」
「身だしなみなど注意しても一切直さない人」
こういった人は企業に紹介できないため、面接に至る前にジェイック側で不採用とするようです。
といっても、そういったケースになるのは必要最低限のルールが守れないような人だけなので、心配することはありません。
というかそれさえ出来ない人は人材紹介会社を利用しているような会社で採用されることはないでしょう・・・
まとめ
ジェイックは単に求人を紹介する、人材を紹介するサービスではなく、就職までの過程を支援するサービスです。
そのため特にこれといった就業経験がない人や、正社員経験がない人におすすめです。
また、面接会や就職支援講座等によって実際に企業に入社するまでにある程度感触を掴むことが出来るので、「入って後悔する」ということにもなりにくいでしょう。
現在定職に就いていなくてこれから本気で就職したいと考える人は検討してみてください。
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