これは人材会社関連の営利目的でよく言われることですが、ハローワークに記載されている求人はオススメ出来ません。
もちろんすべてが・・・というわけではありませんし、地方によってはそれ以外の手段が取りづらいこともあるので必ずしもダメとは言えませんが、少なくとも優先度は低くするべきです。
「求人の記載に料金が掛からないため、ずっと掲載しっぱなしのものがある」という理由も大きいですがそれ以外にもハローワークを避ける理由がたくさんあります。
本ページではハローワークの求人を避けるべき理由と逆に利用した方が良い求人サービスを解説をします。
ハローワークの求人は非効率である
もうこれに尽きます。
無料で記載出来るからどんな企業が載せているか分からない。
無料で記載出来るから本当に採用する気で載せいているのかもわからない。
無料で記載出来るから宣伝目的で載せているものもあるかもしれない。
それらの可能性を考慮するとハローワークで求人を探すのはあまりにも非効率ですよね。
ハローワークに俗に言われるカラ求人が本当にあるかどうかは私には分かりません。これは実際にカラ求人を出している採用担当者しか分からないことだと思います。
ですが可能性なら多いにありますし、実際誰も採用せずに長期的に記載されている求人も多々あります。
ハローワークの職員に聞けば、いつから記載されていてこれまで何人が応募して何人が採用されたかを教えてくれますので、やむを得ずハローワークを利用する必要がある場合は必ず聞くようにしてください。
3ヵ月以上前で今まで50人が応募して誰も採用されていないとか聞くと・・・もう受かる気がしませんよね・・・
カラ求人は本当にある?
採用する気のない求人、いわゆるカラ求人が本当にあるのか?
残念ならがら割と少なくない割合で全く採用する気のないカラ求人やほぼ採用する気のない求人はあります。
「雇う気がないのに求人を出す意味が分からない」
と誰もが思うのはもちろんですが、世の中には意味のないことでもしない限り、仕事がないという人が一定数いるのです。
例えばハローワークの職員、一般企業、官公庁職員の人事担当等、彼らは求人募集や採用試験をしないと仕事がないわけです。
ハローワークは無料で求人が出せるため、「他にやることがないから」という理由で求人が載せられてしまうことが少なくないのです。
ハローワークの求人は不特定多数に向けられている
通常求人というのは採用したい人物像が必ずあります。特に中途採用の場合求人を出稿する動機が従業員の離職のための補てんであることが多いわけですからそれの変わりとなる人物を求めていることが多いです。
しかしハローワークに訪問する人は仕事を探していること以外共通点のない人達です。
そしてハローワークの目的は老若男女問わず雇用の機会を与えることが目的なので求人票に年齢や性別等で絞り込むような記載をしてはしてはいけないルールになっています。
そのため企業側としては本当は若い男性を求めているのに女性や中高年の応募に対応しなければならない事態になってしまいます。
ハローワークは求人を載せる側の企業側にとっても非常に非効率で、求人記載料が発生しない代わりに無駄な労力が要さます。
本当に誰でも採用してもいいなら別ですが、そうでない企業がハローワークに求人を載せいているのを見ると、時間効率に投資出来ない企業ではないかと私なら疑ってしまいます。
市場化した転職業界では第三者が必須である
『転職市場』という言葉があるように、現代では転職、就職業界は市場化しています。
市場というのはたくさんの売り手と買い手がいて、取引に相場が出来ることです。
野菜の卸し市場では本日の白菜一箱の値段の相場があり、魚の卸し市場ではサバの1kgの相場が存在しています。
為替市場では円やドルの相場がありますよね。
転職にも同じようにその時の需要と供給の状態によって変わる相場が存在します。
『25歳 男性 営業歴2年』の年収の相場はいくらか?
『35歳 女性 事務職歴10年』の年収の相場はいくらか?
『30歳 男性 技術職10年』の年収の相場はいくらか?
言葉は悪いですが対象となる売り物(人材)に対して買い手(採用する企業側)がどれくらいの値を付けるかで相場が決まってきます。
相場を知るためには第三者が必要
野菜市場でも魚市場でも為替市場でも必ず「現在の相場はこれくらいですよ」と提示する第三者が存在します。
買い手と売り手だけだけでは他の場所で行われている取引がどのようになっているかわかりませんからね。それを教えてくれる人が必要なわけです。
転職市場も同じように「あなたの相場はこれくらいですよ」と教えてくれる人がいなければ自分の年収の相場を知ることはできません。
ハローワークの職員は採用する側の企業と応募者を繋げること以外は、どれだけの人が仕事を探していてどれだけの求人があるか、どれだけの人が採用されたかくらいのデータを取ることしかしません。
求人倍率には興味があっても採用された人の年収には一切興味がないんです。
年収を上げたかったら転職エージェントを使え
もし少しでも収入の良い企業に就職したいと考えるなら転職エージェントがいる求人会社を利用して転職活動をするべきです。
むしろ転職が市場化した現代で転職エージェントという第三者を入れず仕事を探すのはあまりにも非効率的だと言えます。
転職エージェントは年齢や性別、職業、勤続年数等からあなたが採用の見込める求人を絞り込んでくれるので効率的に転職活動が出来ます。
ハローワークの場合、公平に雇用の機会を与えるという大義名分があるため企業側も門前払いに出来ず、受かりそうにない求人に応募してしまう恐れがありますが転職エージェントではそのようなことはほとんど起きません。
カラ求人なんてあるわけがない
転職エージェントがいるような求人サービス、人材紹介会社は求職者側は無料利用出来ても企業側はお金を支払う必要があります。
そのため無駄に求人を載せるなんてことをする企業はありません。無駄にお金が掛かってしまうわけですから。
人材紹介が決定して支払う成果報酬型の場合もありますが、その場合でもやはり転職エージェントを介して応募する形になるわけですから「長期的に採用がない会社なので・・・」ということを知ることが出来ます。
転職エージェントがいない求人サービスを利用するのはいわば相場のわからない人が骨董品屋に家宝を売りに行くようなもの。
利用出来る環境があるなら必ず利用しましょう。
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