フリーターが独立して年収アップを狙うことは無謀?経験者が解説します

日本で働く人の多くは会社に勤め会社から給料を得て生活をしています。

そして日本の会社は今も昔も仕事ではなく人に対して給料を払っています。

多くの企業で100という仕事が出来る入社3年目の人よりも80の仕事しかできない入社10年の人の方が収入が高いです。

日本の会社にとってはどれくらいの仕事が出来るかよりもその人が誰なのか、何に属しているかが重要視されます。つまり仕事ではなく人に対して報酬を払っているわけです。

転職市場では特に年齢がやたら重要視されます。

どんなに一生懸命働いてきた人でも35歳を過ぎると異業種、異職種へ転職することが非常に難しくなります。

変化の激しい時代で10年勤めた業界が一変して厳しくなることは珍しいことではありません。

しかし35歳、40歳を過ぎてからでは別の業種へ乗り出すのが非常に厳しいのが現代の日本です。

35歳以上で給料の安い会社にいる人が年収を上げるには独立するしかないと思うという記事で詳しく書きましたが、正直今の日本で中年以上で低賃金の会社で働いている人、職を失ってしまった人が人並みの収入を得るには独立するしかないと思っています。

でも独立ってとても難しくて敷居が高いイメージがありますよね。

「失敗したら終わり」

「借金まみれになる」

「巨額の初期投資が掛かる」

そんなイメージが強いんじゃないでしょうか。

でもね。

ネット社会の現代ではそんなにリスク負わなくても自分でビジネスを始めることってそんなに難しいことじゃないんです。

目次

独立に必要なものはすべて揃っている

農業や製造業のような広大な敷地や大掛かりな機械を要する仕事なら別ですが、営業職や事務職のような仕事って実はもうすでに会社に通う必要がないところまで来ているんですよね。

パソコン、スマホ、プリンタ、この3つとネットがあればいちいち会社に出社しなくても仕事が出来る人って大勢いるんですよ。

私も営業職をしていた時会社に出社する必要があるのかと常々思っていました。

朝にタイムカードを押して、デスクでメールを確認する。必要な書類をExcelやWordで作ってお客さんのところに訪問する。

自宅にパソコンとプリンタさえあればタイムカードを押すこと以外会社に出社しなくても出来るんですよ。

わざわざ会社に出社してすぐに自宅近くのお客さんのところに訪問する意味あるのかと営業やっていた時に常々思っていました。

仕事をする環境も揃っている

さらに近年はインターネットを使って自由に働くことが出来るインフラまで整ってきました。

アマゾンやヤフオク、ヤフーショッピング、楽天、メルカリ、フリル等で誰でも商品を出品することが出来ますしランサーズクラウドワークスのような仕事を依頼したい人と仕事を探している人をマッチングさせるクラウドソーシングと呼ばれるサービスも普及しています。

さらにtwitterやfacebookを活用すれば無料、もしくは低予算で集客も可能ですしもはや誰でもお金を掛けることなく自分でビジネスを始めることが出来るんですよね。

私の奥さんは芸術大学を出てデザイン系の会社に勤めていましたが現在は組織に属さずフリーでウェブサイト向けのイラストを提供する仕事をしています。

イラストを描く仕事も20年前なら会社に属さないと難しかったはずです。パソコン1台買うのに数十万、専用ソフトが数十~数百万掛かっていたわけですから。技術があっても売る人を見つけられないわけですし。

やるかやらないかだけのところまで来ている

個人によるネットを使ったビジネスは今度もどんどんやりやすくなっていくと思われます。

近年話題のタクシー配車サービス、Uberや宿泊施設を自由に提供できるAirbnb(エアービーアンドビー)等も個人がビジネスを始めるのに最適なサービスです。

アメリカでは就労人口の約4人に1人がインターネット等を使って組織に雇われない働き方をするフリーエージェントと呼ばれる働き方を選んでいるそうです。

※現在日本ではUberを利用して個人がタクシー業務をすることは法律上出来ません。

私を始め私の周りにもたくさんの人が会社を退職し独立して働いています。もちろん初期投資なんて最初はほとんど掛かっていません。

そう考えると独立するって別に特別なことじゃないと思いませんか。

だけどほとんどの人がやらない

しかしここまで揃っていても日本人の多くは独立を考えたりしません。

何故なら現在働いている人々のほとんどが仕事は会社に勤めて働くということが当たり前、常識だと思っているからです。

私達は小さい頃から親や学校の先生に良い学校に就職して少しでも良い会社に就職するように教わってきました。

そういう環境で育った人は会社に入社する方法や組織に馴染んで働く方法は知っていても、自分で独立して稼ぐなんてことは想像さえもできないでしょう。

今日から起業なんてしなくていい

「脱サラして今日からラーメン屋の店長だ!」

独立って○月○日に開業して今日から「新しい自分だ」っていうイメージが強いかもしれませんが、今の時代そんな「今日から俺は!」みたいなことする必要なんてないです。

私の場合もそうなんですが、会社に勤めながら片手間で自分のビジネスを始めて、それなりの収入になってきてから独立しようか考える。今はそんな人が多いんじゃないかなあと思います。

転売でもいいし、ウェブサイト作ってみるのもいいし、アプリ作ってみるとかまあとにかくリスクがない、もしくはリスクが小さいところから始めてみる。

「あ、少し儲かった」

そしたらその儲けたお金を使って事業を拡大してみる。

次第に給料に追いついてきたりしたら独立を考えるとかすればいいんです。

独立して年収アップさせることは無謀なのか?

と言われば何も無謀だなんてことはないです。

借金さえしなければですけどね。

著者プロフィール

ニックネーム:吉本ひろうみ

記事のライティング、運営管理担当。

高知県出身。
フリーター5年、プロバイダ販売、電気通信事業者の営業を経てインターネット広告業界に参入。
副業で取り組んだ後に独立。インターネット広告を6年、現在は起業しサブスク事業などをやってます。

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