フリーターや第二新卒だとブラック企業しか受からない?経験者が解説します

少子高齢化、アベノミクス、そして東京オリンピックの後押しもあってか最近は仕事がなくて困っているという若い人の意見をあまり見なくなったように思います。就職氷河期と言われた十年前とは雇用状況が変わってきているようです。

しかし一方で、

「正社員の求人はブラックしかない」

とか、

「ブラック企業しか受からない」

のような意見を目にするようになりました。

特にフリーターは新卒者よりもやはり不利な立場にあり条件の良い企業で採用されることが難しく、必然的に誰でも採用するようなブラック系の会社に入社してしまうことが多いです。

だからと言って世の中の出回る求人がすべてブラック企業というわけではありませんし、フリーターでもブラック企業を避けて就職することは可能です。

私が5年間のフリーター経験を経て就職した会社は確かに完全なホワイト企業とは言えないかもしれませんが、それでも土日祝は休めますし(月1~2回土曜日出勤はある)、ボーナスは年2回、昇給もありますし無理に残業する必要もありません。まあ仕事たまっちゃうので残業せざるを得ない部分はありますが汗

なので完全にホワイト企業とは言えませんが巷で騒がれる長時間労働や休日出勤を強いるようなブラック企業ではありません。

しかしこの競争社会ですからやはり労働環境の悪いブラック企業が多いのも事実。

そんな会社に入社するならフリーターでいた方がましだと思っています。

ではどうすればブラック企業を回避できるのか。というお話をしたいと思います。

先に結論を言うと…

フリーター向けの就職支援サービスを利用すれば、

  • ブラック企業が除外されている
  • 就職後の定着率が高い
  • というメリットがあるため、就職を考える方は無料で利用出来る就職支援サービスを利用すると良いですよ。

    目次

    ハローワークの求人は精査されていない

    おそらく仕事を探す時にだいたいの人が真っ先にハローワークを利用するんじゃないかと思います。

    しかしハローワークはこのブログでも何度か書いたりしたんですが、危険度が高いです。

    というのもハローワークは求人を無料で掲載することが可能で、ハローワーク側が求人を載せたい会社について深く調査をするわけでもないので危険な匂いのする求人がたくさん載っています。

    ハローワークは私達求職者側も求人を募集したい企業側も無料で利用出来る素晴らしい機関ですが仲介者(求職者と採用者を取り次ぐ人)として優れているとは言えません。

    それもそのはず、ハローワークは営利目的の機関ではないので職員は与えられた仕事をこなすことしかしないんですよね。

    なのでハローワークは求人を募集したい企業の求人票を載せ、応募したい求職者がいたら電話で取り次ぎをするだけ。

    求人に関してはこれくらいの仕事しかやっていないわけです。

    だからハローワーク側としては募集している会社がどんな企業かなんてどうでもいいことですし、そもそも労働環境については管轄外なのでブラック企業もたくさん載っているわけです。

    求人はBtoBの会社がおすすめ

    なので私は極力ハローワークの求人情報は頼らない方が良いと思っているんですが、地方によっては頼らざるを得ないこともあると思います。

    実際私も田舎の方なので今の仕事はハローワークで見つけたものです。

    じゃあどうやってハローワークの求人でブラック企業を避けるのかというとまず業種で絞るといいです。

    フリーターは小売店や飲食業、サービス業の経験しかないことが多いため、正社員の求人でも必然とそれらを選んでしまいがちですがこれらはブラック企業が多い業種でもあります。というか業界自体がブラックと言った方が早いかも…

    ○マダ電機、ユニク○、す○家、ワタ○・・・

    小売業や飲食業は薄利多売(安い商品をたくさん売って利益を出すこと)を追求していることが多く、労力に見合わない利益しか出ないことが多いです。一生懸命働いているのに儲からない。

    そのため末端の社員の人件費は削減され、サービス残業や休日出勤手当なしのような過酷な労働環境を強いられる可能性が高いです。

    巷では「飲食、小売は給料安い上にキツイから危険」というのは当たり前のように言われていますが、それでも名前が売れているということと、「自分でも出来そう」と思う人が多いこともあって安月給でも求人が集まってしまいます。だからいつまで経ってもブラックな業界なんですよね・・・

    そもそも店舗スタッフの仕事はバイトを含めて従業員の大半がコストとして見られます。

    そのためコストを抑えつつ効率よく働かせるのが上層部の役目となっています。そんなところで働くときついですよね…

    話が少し逸れてきましたが、とにかくブラック企業を避けたければ少ない労力で儲かっている業種を狙うべきです。

    私の経験上、個人向けの会社より法人向けの販売、サービスの提供をしている会社の方がオススメです。

    BtoB(business to business)の仕事ですね。

    BtoBの仕事は一度の取引金額が大きいためBtoCの仕事に比べ得て小さい労力で利益を出していることが多いです。

    さらに法人向けなのであまり知られていない会社が多く、何をやっているのかさえ分からないことが多いため求人も集まりにくい。

    私が勤める会社も求人票の条件は比較的悪くなかったんですが誰も募集している人がいなかったため採用されました。

    ハードルが高く、本来フリーターだと採用の見込みがない求人でも緊急性があり、かつ募集がない場合は採用されたりします。

    ちなみに私も完全にこのパターンで社内に高卒で無資格なのは多分私だけです。

    出来る限り専門職を狙おう

    ブラック企業は劣悪な労働環境でも人材が確保できて真面目に働く人が出てきてしまうことにあります。

    全員がすぐ辞めて人材が確保できなくなればその会社は成り立たなくなり、倒産してしまいます。

    そのため人材の確保が比較的難しい専門職であればそこまで酷い労働環境にはなりません。

    分かりやすい例で言えば看護師と介護士です。

    看護師と介護士はいずれも慢性的な人手不足の業界で、いずれも労働環境が良いとは言えません。

    しかし看護師は給料の相場が比較的高く、有給、育休が取得しやすく、福利厚生もしっかりしていることが大半です。

    一方で介護士は「やりたくない仕事」という立ち位置でありながら、給料は非常に安く労働環境も悪いです。

    これは介護職への参入障壁が非常に低いため、給料が安くてしんどい仕事でもそれなりに人材確保ができるからです。

    一方で看護師は大学や専門学校を経て看護師の資格を取得しなければならないので、誰でも採用できるものではありません。

    そういった人材確保が比較的難しい仕事は従業員を大事にせざるを得なくなるわけですから、待遇が良くなります。

    という理由で、ブラック企業を避けたければ出来る限り専門職を目指しましょう。

    民間の就職支援系のサービスを使おう

    就職を支援する機関はたくさんありますが民間であることが大事です。

    要するに人材紹介をして儲かっている会社です。

    人材紹介会社、人材バンク、転職エージェントとか呼ばれるやつですね。

    これらの就職支援サービスは営利目的で動いているため悪質なブラック企業に当たる可能性は薄いです。

    というのも人材紹介会社でブラック企業の求人が多いとネットですぐに悪い評判が拡がってしまうため「ブラック企業はお断り」としていることが多いです。

    ハローワークのような営利目的ではない機関ならネットで悪い評判が拡がってもそれほど問題視することはないでしょう。

    しかし利益を出さないと倒産してしまう民間企業の場合は利益を出すために思考錯誤しなければなりません。

    その一つの手段としてやはり世間の目が厳しいブラック企業とは取引しないというのは最も効果的です。

    ブラック企業の悪評判がつかなければ求職者も集まりやすいですし、求職者が集まればより多くの人材を探している企業が集まります。

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    会社を知ることが出来る

    ハローワークの場合、職員は求人を募集している会社がどんな会社なのかを知ることはありません。

    しかし人材紹介会社は企業と中長期的な付き合いがある場合が多く、取引のある企業がどのような会社なのか、どんな人材を求めているかをある程度把握しています。

    また、人材紹介会社は採用決定後もアフターケアをしていることが多く、実際入社した人との交流がある場合もあるので労働環境の良し悪し等の情報を得ることが出来ます。もちろん応募する会社にもよりますが・・・

    というように民間の就職支援サービス、人材紹介会社を利用することはブラック企業を避ける最も効果的な方法であると言えます。

    ただ、唯一デメリットというか問題点としてはやはり都市部から離れた地方ではそういったサービスを行っている会社がほとんどないということです。

    なので逆に東京、大阪、名古屋付近で就活をされる方は有利だなーと思います。ただでさえ仕事も多いですしね。

    既卒・フリーター向け人材紹介会社(参考)

    というわけで参考に既卒・第二新卒・フリーターを専門に扱う人材紹介会社を紹介します。

    人材紹介会社に登録されている企業は様々な業種の中小企業から大企業までありますが、いずれも若年層であれば経験を問わない求人が多いです。

    通常の人材会社と同じく私達求職者は無料で利用出来るので是非お立ち寄りください。

    ただしどの企業も原則20代までとなっています。

    フリーターは30歳を超えると本当にキツイです・・・

    ジェイック

    20代の既卒、フリーター、第二新卒者専門のジェイックはこれまでに12,000人以上の利用者を正社員へ導いた実績を持っている優良人材紹介会社です。

    そして何よりフリーター、第二新卒専門に扱う人材紹介会社としては数少ない関東以外の地方(大阪、愛知、宮城)の方も利用出来るサービスとなっています。

    就職成功率80.3%を誇り、フジテレビやテレ東等メディアにも取り上げられた実績もあります。

    フリーター向けの就職支援サービスとしては知名度が高く利用者も多いです。

    ジェイックは関東以外にも大阪、名古屋、仙台に支店があるのでそれぞれ開催される説明会にご参加可能な方は是非ご検討ください。もちろん無料で受けられます。

    求人数や利用者数、就職者数など実績就職支援実績33,166名、フリーター・中退者就職支援18年以上、入社後定着率92.2%、相談満足度93.5%、
    拠点(都道府県など)北海道、宮城県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、京都府
    対象年齢18~35歳の男女の方、中退経験のある人

    ⇛ジェイックの詳細を見てみる


    ハタラクティブ

    ハタラクティブは利用者の9割が20代、半数近くの人が正社員経験なしという正真正銘のフリーター、第二新卒に特化した人材紹介会社です。

    転職、就職をアドバイスするスタッフも20代が多く、同年代ならではの悩み、心配事を気軽に相談できます。

    未経験OK求人が1000件以上もありこれからスキルを身につけたいという方に最適です。

    ただし原則拠点(東京都)に訪問出来る方が対象なので関東地方の方のみが対象者となります。関東にお住まいの20代の方は是非ご検討ください。

    求人数や利用者数、就職者数など実績就職成功率80.4% 面接からの内定率(社員数1,000名以上の大企業)86.5% 就職先の企業規模(社員数1,000名以上の大企業)86.5% 平均2~3社程度で内定を獲得
    拠点(都道府県など)北海道、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県、愛知県、岐阜県、静岡県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、広島県、福岡県
    対象年齢年齢制限なし(20代の未経験者向けとの記載あり)

    ハタラクティブの詳細を見てみる


    就職shop

    就職shopは人材会社の最大手であるリクルートが提供するフリーター、第二新卒者向けの就職支援サービスです。

    就職shopのサービスそのものが始まったのは比較的最近ですが、人材会社の最大手ということもあり、登録企業数は8000社以上となっています。

    業種別に見ると「IT、通信」や「メーカー」、「商社」の割合が高く、ホワイトカラー職の求人が多い印象です。

    就職shopの求人は、

    • 書類選考なし
    • 未経験歓迎の求人中心

    となっているのでやはり経歴に自信のない人におすすめできます。

    書類選考がないのでかなり効率的に就職活動ができますね。

    拠点は銀座、新宿の他、関東では大宮や横浜、千葉にあり、関西では大阪や神戸、京都にあります。

    求人数や利用者数、就職者数など実績登録企業者数11,000社以上※全て未経験歓迎、利用者数13万人以上、利用者の9割が20代
    拠点(都道府県など)東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、神戸
    対象年齢特に年齢制限なし(正社員での就業を希望する若者向け)

    ⇛就職shopの詳細を見てみる


    いい就職.com

    いい就職.comは既卒者・第二新卒者を専門とする就職支援サイトです。

    離職率の高い企業や保険が完備されていない企業等ブラック企業をお断りしているとのことで安心して就職活動が出来ます。

    また、東京以外にも大阪、名古屋、沖縄に拠点がありそれ以外の地方の方でも電話やメール等でサポートを行っているため若年層の既卒者なら誰でも利用出来ます。希望する企業が東京の場合は東京に出向く必要があります。

    いい就職.comの代表、秋庭氏は株式会社リクルート出身で、現在若年求職者を対象としたセミナーを各地で行っています。

    また、『それでも就職したいあなたに  既卒、フリーター第二新卒の大逆転内定獲得術』(あさ出版)他多数出版もされていえるまさに若年層就職支援の専門家です。

    いい就職.comは業界セミナー、企業セミナー他模擬面接等も実施していますので本気で就職したい、定職に就きたい方にとてもおすすめです。
    就職支援サイトなので求人情報も多数公開されています。是非ご覧ください。

    求人数や利用者数、就職者数など実績20万人の第二新卒者が登録、既卒・第二新卒で就職した数13,000名以上、正社員応募できる求人数6,000件以上、求人数(既卒)4817件、(第二新卒)5876件、(24新卒)19件
    拠点(都道府県など)東京、大阪、名古屋
    対象年齢特別な制限はなし(20代に特化、第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーター)

    ⇛いい就職.comの詳細を見てみる


    ウズキャリ

    内定率86%以上の就職成功者を誇る20代の若年層向け人材紹介会社。既卒のフリーターだけでなく現在全く働いていない(バイトさえしていない)方でも大歓迎とのこと。

    ウズキャリのキャリアカウンセラーの方達は、皆同様に一度フリーター経験、既卒無就職経験を経ています。安心して相談出来ますね。

    また、紹介される求人はブラック企業を除外しているため、定着率93%以上となっています。

    こちらも18歳~29歳までが対象となりますので、対象者は是非試しに登録しみてみてください。

    求人数や利用者数、就職者数など実績就業サポート人数110,795名、入社半年後の定着率94.5%、メディア掲載数1,657媒体、書類選考通過率87%以上
    拠点(都道府県など)東京、名古屋、大阪、福岡
    対象年齢第二新卒・既卒・フリーター・ニートの20代の方

    ⇛ウズキャリの詳細を見てみる

    著者プロフィール

    ニックネーム:吉本ひろうみ

    記事のライティング、運営管理担当。

    高知県出身。
    フリーター5年、プロバイダ販売、電気通信事業者の営業を経てインターネット広告業界に参入。
    副業で取り組んだ後に独立。インターネット広告を6年、現在は起業しサブスク事業などをやってます。

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