ブラック企業で嫌々働く人達って結構多いです。
まあ、働く人がいるからブラック企業が成り立つわけですが。
毎日遅くまで残業して、休日出勤があったりするクセに給料は安い。しかも上司や先輩がうるさくてストレス溜まるし労働環境も苛酷・・・
なに一つとってもいいことがない。こんな仕事さっさと辞めてしまいたいけど職を失うのが怖くて辞められない。
こんな人、世の中にたくさんいると思います。
だけどね。
一言言わせてもらうと、
「さっさと辞めましょうよ」
ブラック企業の危うさ
私はブラック企業で働くことは百害あって一利なしだと思っています。
ブラック企業なんてあくまで主観的な見解でしかないのかもしれませんが、まあ例えばネットでも話題になった「すき家」や「ワタミ」、「ヤマダ」のような大多数の人がしんどいと思う企業をブラック企業と定義することにします。
正社員でも安泰ではない
ブラック企業で嫌々働き続ける人は正社員という枠にいるため、辞めて再就職が出来るか分からないからという理由があるかもしれません。
だけどこれ完全に間違ってます。
たとえ正社員でもブラック企業で働くということはフリーターとそれほど大きな差はないからです。
理由はいくつかありますが、まず第一に先ほど上げた三社はいずれも大企業ですが業績悪化のため多数の店舗が閉店に追い込まれています。
ワタミ、85店閉店へ 純損失126億円に拡大 3月期:朝日新聞デジタル
ヤマダ電機、46店を閉店 拡大路線転換、都市部に注力:朝日新聞デジタル
これら大量閉店した従業員の多くは別店舗に派遣される等、必ずしも即解雇というわけではありませんが、当然人材過多になる可能性も高く、退職を余儀なくされた人も多くいるのではないかと予想します。まあ自分から辞める人も多そうですが。
ブラック企業は従業員に対して違法な労働をさせて成り立っています。サービス残業させたり休日出勤させるないとやっていけないわけ。
そんな会社が安定していると思えます?
牛丼チェーンのすき家はネットで話題になり過ぎたためストライキ騒ぎになる等、労働環境を改善せざるを得なくなりました。
そのため時給アップ等で従業員を募集するわけですが、採算の合わない店舗はやむなく閉店しました。
何のキャリアにもならない
もちろん業種にもよりますが特に飲食チェーンなんかで働いても何のキャリアにもなりません。
システム化されたチェーン店で働いてもその企業でしか通じないルールは多く、余所に行ってもほとんど使えない。それは調理等の技術面だけでなくメンタル的な部分でも言えます。
キツイ労働環境でも耐えられる忍耐力を評価してくれる人もいるかもしれませんが、基本的にブラック企業にしか入社出来なかった人材という評価しかされないため、経歴としてもあまり印象がよくありません。
つまり長くいればいるほど歳を重ねるだけで逆に転職が難しくなる可能性が高いです。
違法に加担している
仮にブラック企業で頑張って働いて出世した労働環境がましになったとしましょう。まあそこまで行くためには最もしんどいとされる店長クラスの中間管理職を通る必要がありますが。
ブラック企業でも役員クラスになると労働条件はましなのかもしれません。いや知らないですが。
だけど忘れてはいけないのは残業代を出さないこと、異常な長時間勤務を従業員に強いることは違法であるということです。
仮に役員になって指示する側に回った場合、完全に違法行為に加担することになるわけなんですね。これこそがブラック企業と言われる理由です。
さっさと辞めて別の道を探そう
以上のことからいくら正社員でもブラック企業で働き続けることに何のメリットもないことがわかったんじゃないかと思います。
人生苦あれば楽ありと言いますがブラック企業で働いている限り楽にはなれません。多少出世して管理職になっても多少の給料アップと引き換えにしんどさが増えるだけです。
フリーターになっても?
正社員→フリーターって世間的、社会的評価としては下降しているかもしれませんが実質は何も変わりません。ほぼ横ばいです。
フリーターでもちゃんと働けば社会保障は付けられますしたくさん働けばそれなりに給料も貰えます。
ブラック企業から転職出来れば儲けもの、最悪フリーターになってもしんどさが解消されれば得としたもんです。やり続けるのが一番無駄な人生だと思います。
フリーターだったら勤務時間もある程度自分でコントロール出来るので自分のやりたいことを見つけたり、資格勉強に励んだりと自分のために使える時間も増えます。
ブラック企業のために自分の時間費やすのが如何にもったいないことか。
もちろん世間が何と言おうと自分はこの仕事が好きだと言うならそれは素晴らしいことですが、
嫌で嫌で仕方ない・・・
出来ることなら辞めたい・・・
と思っている人はさっさと辞めましょう。
あなたの時間はあなたのためにあるんです。
コメント