年収が頭打ちに…給料が低い会社に入社してしまった人はどう動くべき?

日本の会社は基本的に年功序列で仕事が出来る人も出来ない人も長く勤めれば給料は上がっていきます。

一昔前(高度経済成長期頃)の年功序列型賃金はどの会社でも長く勤めれば勤めるほど給料が上がっていったので会社員として企業に勤める人が低収入で困ることはあまりありませんでした。

しかし現代の企業は役職ごとに給料の上限が定められているレンジ表を基に給料査定を行っているため役職が付かない平社員の給料はすぐに頭打ちになってしまいます。

大企業やそれなりの優良企業なら平社員でも40代、50代になれば年収500万以上は見込まれるので低収入で生活出来ないと困るような事態にはなりにくいです。

しかし特に地方の零細企業、中小企業だと40歳を過ぎても年収400万円に届かない会社がたくさんあります

下記はyahoo!知恵袋の質問者さんですが45歳で年収320万はかなりキツイですね・・・。

年収が低い=今の仕事に適していない。私は今年で45歳になる者です。… – Yahoo!知恵袋

年収が低い=今の仕事に適していない。
私は今年で45歳になる者です。
一応大学を卒業後、二度転職した結果、
今の会社に転職後、今年で合計9年経ちますが、
昨年度の年収は320万円です。

9年働いても上記の年収という事は、
一般的な見方として、年収が低いと思いませんか?
=会社では私が存在しているから給料を出すだけであり、
評価する価値が無い者と思います。
このためボーナスもらったら転職します。
9年働いて320万円の会社で働けますか?
率直なご意見をお願いします。

目次

年収が頭打ちになる原因

昇給がなくなり、昇格(出世)が見込めない場合、そこから年収が上がる見込みはその会社に勤めている限りほぼありません。

日本の会社は勤続年数が増えれば増えるほど収入が上がっていく年功序列型賃金と呼ばれる制度を取り入れていますが、実は定期的な賃金アップはどの会社にも上限があります。

上限は役職ごとに決められていて「平社員ならここ」、「係長ならここ」、「課長なら…」という具合に会社ごとにそれぞれ上限が設定されています。

なので上限に達してしまった社員は昇格して社内でのランクが上がらない限り昇給は期待できません。

ポストが少ない中小企業で役職に就くのは難しい

従業員の少ない中小企業では役職に就ける人も当然少ないです。部門、部署が幾多に分かれている大企業には部長クラスがたくさんいますが中小企業には1~3人程度ということも少なくないでしょう。

事業が拡大していけば従業員も増え、役職も増えるので昇格するチャンスは増えてきますが、特に古くからある会社の場合それは望み薄です。

中小企業はそもそも事業規模を拡大しないように調整しているケースが多いです。無理に拡大せず、儲かっている時も今の規模を維持し続けているから安定して経営が続けられているというケースがほとんどです。

早いうちに転職するしかない

40歳を超えて転職するのは正直厳しいです。

人材が少なく希少価値のある専門職や技術職、または業界でも評価されている企業の役員クラスなら40歳を過ぎても問題なく転職出来ますがそれ以外の普通の会社員だと同職同業種でもかなり厳しいです。

なので上記の知恵袋の質問者さんにとっては身も蓋もない話ですが低収入の会社に入社してしまった人は転職しやすい年齢(20代後半~30歳くらいまで)に転職した方が良いです。

転職するなら20代後半が一番年収アップしやすく最適!

若ければ異業種、異職種でも年収アップが可能

年収が上がらない会社はそもそもその職種、その業種の特性である場合もあります。

例えば飲食業や小売業等は大企業の本社で働きでもしない限り一生年収300万円代を余儀なくされる可能性が高いです。

そういった会社に勤めている場合は思いきって異業種、異職種へ転職することをオススメします。

中でも医療業界やIT業界、金融業界、建築業等大きなお金が動く業界は比較的年収アップが見込めます。

30歳を過ぎると未経験の職種へ転職することは厳しくなってきますが、20代であればスタートは新卒と同等扱いになってしまう可能性もありますが十分採用されます。

将来年収アップしたいと考えるなら思いきってお金のある業界に飛び込んでみましょう。

転職するなら法人営業がオススメ

営業職は人がやりたがらないため人材不足で競争も少なく転職しやすい職種の一つです。

収入面も平均的に悪くなく、さらに業績次第で早く出世が可能なので年収アップしやすいです。

その中でも特に企業向け、法人向けにモノやサービスを提供する法人営業は給料も安定しているところが多くお勧めです。

さらに法人営業は仕事をしている人がお客さんなので様々な業種の方と人脈を作ることが出来ます。

私も以前法人営業をしていたことがありますが学校や保育園他官公庁、病院、介護関係、製造業から飲食、小売業まで様々な方とお話する機会がありました。

人脈が拡がれば勤めている会社で万が一リストラや倒産があった時、周りが力になってくれることもあります。

営業職は決して楽な世界ではありませんが学べることも多いので一度経験しておくと将来必ず役に立ちますよ。

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転職支援サービスを活用しよう(参考)

転職活動は実は結構大変です。

ハローワークや求人誌等で応募する場合、まずは自分がやりたい仕事、自分に適している仕事、採用される見込みのある仕事から探さなければいけません。

応募する企業が見つかったら次は書類選考のために履歴書や職務経歴書を作成し郵送、書類選考が通過出来ればやっと面接です。

面接で採用されればそれまでの苦労は報われますが、不採用だった場合また仕事探しから始めなければなりません。

しかし例えばよく電車の広告などでも見かけるdoda(デューダ)等の転職支援サービス(転職エージェントサービス)を活用すれば、

1.キャリアアドバイザーによる最適な求人の紹介

2.応募書類、面接のアドバイス

等のサービスを受けられるため、転職活動の時間短縮にもなりますし、採用率もグッと上がります。

またdodaは業界でも最大級の求人数を誇り、未公開求人も多数あるためライバルとの差を付けることもできます。

転職支援サービスは私達利用者側は登録から内定後まで完全無料で利用出来るので転職を希望する人はまずは相談してみてください。

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40歳を超えている場合はどうするべきか

40歳を超えていたり、転職で年収を上げるのが厳しい状況である人はどうすれば年収を上げることが出来るか?

この場合は副業するか、独立することによって年収を上げることが可能です。むしろ他に道はないです。

頭打ちになっているため今の会社で年収が上がらない。

かといって他の会社に移ることもできない。

だとすると残るは自分の力で稼ぐしかないわけです。

いきなり独立開業、というのは少々リスクが高いので決してオススメ出来るものではありませんが、今の会社に勤めながら副業をすることはリスクはほとんどありません。

副業は以前は簡単に始められるものではありませんでしたが、最近はクラウドソーシングの登場によって比較的楽に始めることが出来ます。

ただ、クラウドソーシングは「自宅で簡単にお小遣い稼ぎ」と紹介されていることも多いですが、事業として本気で取り組んでいる個人事業主や企業(法人)もたくさんいるため、労力に見合った収入を得ることは簡単ではありません。

しかしそもそもそれしか手段がない、という場合は本気で副業に取り組むしか方法がないので、いずれは独立するつもりで取り組んでみることをお勧めします。

関連記事:転職エージェントとは?利用するメリットと注意点

著者プロフィール

ニックネーム:吉本ひろうみ

記事のライティング、運営管理担当。

高知県出身。
フリーター5年、プロバイダ販売、電気通信事業者の営業を経てインターネット広告業界に参入。
副業で取り組んだ後に独立。インターネット広告を6年、現在は起業しサブスク事業などをやってます。

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