【フリーター就活体験記1】あり得ない面接でこっちから願い下げ。

今でこそ正社員として働いていますが私はそれまで約5年間フリーター生活を送っていました。

もちろんその間に正社員を希望してたくさんの会社に応募書類を出したこともあります。

その中で記憶に残っている活動事例等を今日は紹介します。

題して、

「フリーター就活体験日記その1」

パート2があるかも知れないのでその1としました。

今回はタイトルにもある通り、「あり得ない面接官」のお話です。

目次

雰囲気がブラック企業

今から5年くらい前(当時23歳くらい)の話ですが、当時は一時的に就職願望が強く正社員や準社員募集の求人を見てたくさん応募しました。

その中で一つ引っかかったのが電気通信系のブラック企業です。

正確にはブラックかどうか入社していないので分かりません。

ただ、面接に赴いて一番始めに挨拶したリーダー格の男性社員がそれ(ブラック)を感じさせました。

元気のない先輩

その男性社員は偶然にも二つ上の中学の時の先輩でした。

その先輩と面識があったわけではないんですがどちらかというと目立つタイプでスポーツが出来て元気な印象。運動会の時に目立っていたので私の方は顔を知っていました。

その先輩が私が面接を受けに行った会社にたまたまいたわけなんですが、まるで別人のように元気がありませんでした。目の下のクマがすごくて全然寝てない感じ。

元々元気な印象しかない人だったので余計にギャップを感じたのを覚えています。

これは・・・相当キツイんじゃないのか・・・?

というのがその会社の第一印象です。

始めて味わった圧迫面接

高校の頃からの友人に圧迫面接の話を聞かされていました。

圧迫面接とは、質問側である面接担当者が応募者、求職者に対して警察の取り調べのように詰問を繰り返す面接です。空気も重く、緊張感を与えてくるので言いたいことも言えず失敗に終わることが多いです。

圧迫面接がたまにあることを友人から聞いてはいましたが今までそのような面接を経験したことはありませんでした。

しかしこの会社で初めて遭遇することになります。

面接担当者は部長のような人。年は40後半から50くらいに見えました。

ノルマとは何だと思いますか?

営業職だったからなのか、このような質問が来ました。

「ノルマとはなんですか?」

社会人経験はありましたが営業をしたこともないし今のようにネットをがっつり使っていたわけでもないので「ノルマ」と言われてもイマイチよく分かりません。

私はとっさに、

「社員に課せられた目標です」

と答えました。

ノルマ=目標のようなモノだと思っている人は多いと思いますが、私はこの面接でそれは違うということを思い知らされます。

面「ノルマは目標じゃない。ノルマとは給料をもらうために最低限必要な売り上げのこと。その最低限の数字が達成できないということは給料が払えない。払っていたら会社が赤字になってしまう。その数値のことだよ。」

今になってはこの面接官が言ってることはわかります。

営業マンが月30万貰うためには売上から仕入れ原価、経費を除いた利益30万を確保しないといけない。そのためにどれくらいの売り上げが必要か、というのがノルマなんです。

今なら分かるけど営業未経験、フリーターで社会人歴も浅い人間に分かるわけないんですよ。いや分からないことを分かって質問したんだと思いますが。

何故一人暮らしを?

これもとても印象に残っています。もうこの時点で辞退したいと思ったくらいに。

面「地元から離れたところに住んでいますが一人暮らしですか?」

私「はい。」

面「何故一人暮らしを」

私「え…なんというか自立したいと思ったからです。」

面「いや自立なんて別に一人暮らしじゃなくても出来ますよ。実家にいた方が親も喜ぶんじゃないですか。ここまでだってその気になれば車で通えます」

私「そうですね・・・」

そんなの人の勝手じゃねえか!!

って思いません?

自立したいなんて適当に言っただけですよ。「自由にしたい」、「一人暮らししてみたい」、それだけです。

もうこの時点でこの会社でコイツと一緒に働くのは無理だなと思いました。

家族構成を聞かれる

私は高卒なので高校の時に就職活動について先生から教わったことがあります。履歴書の書き方とか面接の仕方とかですね。

その時に見た面接ビデオ等で、信教している宗教のことや家族構成等については答える必要はないと習いました。

そもそもそんな意味のない質問をしてくる人いるのか?と思っていましたが・・・いました。

面「家族構成を教えてください」

答える必要はないと思います。

とは言えず、素直に答えましたがそれ以上は特に突っ込んできませんでした。

こういう質問をする人の心理はだいたい差別的です。片親だからとか一人っ子だからとか理由でその人を決めつけるわけです。

何を答えても反論される

面接は約30分くらいに及びましたがとにかく質問に対して何を答えても反論されました。反論されなかったのは家族構成だけ。

面「○○をどう思いますか」

私「○○だと思います

面「いやそれは違う」

こんなやりとりばかり。

私の回答にすべて否定的。確かに今ほど経験もなく未熟だったのは間違いありませんがそこまで自分の意見が否定されたのは初めての経験でした。

たった30分の面接で2度と会いたくないと思った人と誰が「一緒に働くんだよ」と思いましたね。

まとめ

いやあ本当に今考えるとあり得ないですね。

ちなみに結果は「不採用」でした。まあこっちから願い下げだったのでどうでも良かったんですが。

ちなみに私は現在働いている会社がその会社と同業なので稀に関わることがあります。

ゴリゴリのキッツイ営業やってるらしいです。本当に入社しなくてよかった。

面接はどんな会社か知ることが出来る最高の機会です。

「これ、やばいんじゃない?」

って思った会社はブラックの可能性が高いです。気をつけましょう。

著者プロフィール

ニックネーム:吉本ひろうみ

記事のライティング、運営管理担当。

高知県出身。
フリーター5年、プロバイダ販売、電気通信事業者の営業を経てインターネット広告業界に参入。
副業で取り組んだ後に独立。インターネット広告を6年、現在は起業しサブスク事業などをやってます。

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