フリーターから営業職という選択はあり?筆者の経験をまとめます

専門的な技術、経験がない学生やフリーターにとって、それらを要しない営業職は最も正社員として就職しやすい職種の一つであると言えます。

営業職は一般的にキツイ、しんどいというイメージが強く避けられやすく、求人数も多いので入り口は広いので、内申書に自信のない学生や転職回数が多い人、長期的にフリーターをやっている人でも比較的採用されやすいんですよね。

その証拠に採用率3倍アップも可能!20代のフリーター、第二新卒者向けのおすすめ転職エージェントで紹介しているフリーター・第二新卒専門の人材紹介会社でも営業職に就いた人の割合は比較的多い傾向にあります。

ちなみに現在利用者の多いジェイックでは就職が決定した職種1位は営業職で、紹介している求人も営業職が多いです。

かくいう私も約5年間のフリーター生活を経て就職したのは営業職で、やはり営業職なら長期的にフリーターをしている人でも就職がしやすいということを実感しています。

しかし問題が一つ。

「営業職ってキツそう…」

ですよね。

躊躇われますよね。

実際どうなんでしょう…

ということを今まさに経験している最中の私が書こうと思います。

著者について

30代半ばの男。

20代前半のほとんどをフリーターとして過ごしたが、26歳の時に電気通信事業の会社に営業職として就職。

3年程度働いた後にウェブ系フリーランスとして独立。

現在は法人化し、株式会社やさしくねっとの代表として勤めています。

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目次

営業職はきついイメージが強いけどどう?

結構キツイです…

って言うとそこで話が終わってしまいますが、まあ仕事って基本的に何をやってもしんどいもんはしんどいです。

ただ、営業職に関してはすごくキツイ職場もあれば人並み程度にしんどいなあくらいの職場もあれば、キツイと言われる営業職に関してはかなりましという職場もあります。

それはたとえ同じ職場でも働く人によって変わってきますし同じ営業職でも会社のスタイルによって向き、不向きが変わってくるので一概には言えない部分があります。

ただ、一つ言えることは営業を使い捨てと思っている会社はキツく、長期的に使おうとしている会社は割りと働きやすいことが多いということです。

使い捨ての会社は本当にキツイ

このタイプの会社は特に住宅営業や保険営業、自動車の営業等、BtoC(個人への営業)の会社に多いです。

それらを売る会社は売り切りである(一度売れれば継続して取引が無い)場合が多いため新人に対してまず身内や友人に営業するように指導し、一件でも取れれば後は辞めてもらっても構わないくらいのスタンスでやっていることがあります。

特に住宅や保険は一件当たり数千万の世界なので初めの3ヶ月で1~2件売れれば儲けもんなんです。

だからとにかくキツイ。離職率も非常に高いです。ひどい会社は1年以内の離職率が50%近いこともあります。

車、住宅、保険の営業はほぼこの手のタイプの会社のことが多いので「ムリだ…」と思う人は避けましょう。

それ以外の営業の応募を検討する場合、就職支援サービス等を利用していれば離職率や社風、求人の募集頻度を聞いてみてください。

人の入れ代わりが激しい会社は要注意です。

法人営業は比較的働きやすい

私もなんですがBtoB、つまり法人向けの営業は個人向けの営業に比べて働きやすい傾向にあると思っています。

というのも個人と法人では営業マンに対する対応が大きく違うからです。

例えば個人宅に飛び込み営業に行った時、恐らく10人のうち9人が非常に冷たい態度を取ることだと思います。

場合によっては怒鳴られて追い返されることも少なくないでしょう。

しかし法人の場合、たとえ新規営業でも必要以上にしつこくしない限り激しく追い返されることはほぼありません。

顧客が法人だと、取引する相手も仕事をしているわけですから営業マンの相手も仕事だと割り切ってくれるんですよね。だから断る場合でも丁重に振舞う人が多いですし、横暴な振る舞いをする人も少ないです。中にはそういう人もいますけど・・・

更に法人の場合、長期的な付き合いがある顧客も多いため新規営業ばかりさせられる可能性が低いです(もちろん役割にもよりますよ)。

法人営業は数十年のベテランも多い世界なので比較的働きやすく楽しんで出来る人も多いようです。

ただもちろん法人営業には法人営業ならではのしんどいところもあります。

過去に法人営業、ルート営業は楽なのか。経験者が本音を話す。という記事も書いているので興味のある方はご一読ください。

一度は経験しておくと将来楽になる

営業職は確かに結構きつい仕事です。

仕事を変えまくった私が数年続けられるくらいなので、もっとキツイ仕事はたくさんあると思いますが、それでもやはり楽な仕事とは言えないでしょう。

しかしこれだけは言いたい。

営業職は一度経験しておくと将来的にかなり楽になります。

営業経験は将来絶対役に立つ

これはおそらく営業経験がある人なら誰もが激しく同意すると思うのですが、営業の仕事ほど仕事で役に立つ仕事は他にないと思います。

営業職は、どんな仕事にも欠かせない「自社の商品やサービスをお客さんに購入してもらう」という仕事です。

これができればどんな会社で働いても即戦力としてやっていけます。

また、そこまで売るスキルがなくても、営業を経験しているだけで対人関係を円滑にするスキルが上がってきますし、立ち居振る舞いも変わってくるので第一印象も変わってきます。

また、対法人の営業はたくさんの会社の社長や役員と出会う機会が多いため、人脈も拡がります。

法人営業を2~3年程度経験すれば(今後営業をするしないに関わらず)転職する際に圧倒的に有利です。

独立してからも役に立つ

僕は2019年に法人化して、現在まで会社の経営者として働いていますが、やはり営業力というのは多くの場面において必要になってきます。

営業は新規顧客を獲得するためにももちろん必要ですが、それ以外にも、

  • 仕入先の開拓
  • 取引先との交渉
  • 金融機関との交渉
  • 継続的な取引をするための営業活動

などにも重要で、経営者の支援をするコンサルタント会社なども「経営者にもっとも必要な能力は営業力だ」と言うことが多いです。

僕自身、顧客に営業をする機会はそれほど多くないのですが、経験があり、苦手意識がないので、プレゼンなど営業活動をすれば顧客を獲得することは難しくありません。

活かせる経験もある

フリーターや異業種から営業職に就く人が多い理由にはやはり活かせる経験があるという側面もあります。

フリーターをやっている人の多くは販売や飲食など接客業が中心だと思います。

私もフリーター時代職を転々としていましたがやはりコンビニやスーパー等の販売やゲームセンター、ネット回線の販促等のサービス業で接客の仕事ばかりしていました。

接客と営業は全く別の仕事ではありますがやはり商品やサービスを顧客に提供する点は同じなので接客の経験は営業に結構活かせます

全く接客をする仕事をした事がない人とたとえアルバイトでも経験のある人ではやはり人当たりに差が出てきますからね。

接客をしていて顧客と接することが苦じゃない人は営業職を目指しても良いと思います。

異業種からの就職ではその分野で働いた経験は大体営業に活かせます。

まとめ

まとめると、まず車や住宅等個人向けの営業は絶対キツイです。

法人向けの営業もキツイですが長く続けられる人も多いので会社によっては働きやすい場合もあります。応募を検討する時は離職率や求人の募集頻度などを確認しましょう。

それでもやはりしんどいことって多いです。

が、楽しいこと、面白いことも経験できる可能性だってあります。

法人営業の場合、普通社員や関係やしか行けない場所に行けたりするわけですから。

私も過去にJRの関係者しか入れない場所や空港の管制塔でも作業をしたこともあります。こういうところって関係者でもない限り映画やドラマでしか見られないんですよね。

というような経験が出来るかも…

正社員で働くってしんどいことも多いですが、その分面白いこともあるんですよ。

転職の場合は転職サービスで相談してみよう

「転職回数が多い」

「専門スキル、経験がない」

等の理由で転職、就職に悩んでいる人は就職支援サービスを利用することをお勧めします。

無料で利用できるのでまずは相談からしてみてください。

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著者プロフィール

ニックネーム:吉本ひろうみ

記事のライティング、運営管理担当。

高知県出身。
フリーター5年、プロバイダ販売、電気通信事業者の営業を経てインターネット広告業界に参入。
副業で取り組んだ後に独立。インターネット広告を6年、現在は起業しサブスク事業などをやってます。

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