会社の将来性が不安な方向け!自社の判断方法~良い会社の探し方まで

「自社の将来性が不安…」

「次こそは将来性の高い企業に就職したい!」

そのように感じている方に向けた記事です。
ただ、そもそも「自社の将来性が本当に低いのかどうか」をどう判断していいかわからない場合が多いですよね。

そこで本ページでは、

  • 自社の将来性の見極め方
  • より将来性の高い会社の探し方

についてご説明をします。

すぐに転職をするわけではない場合でも、自社の将来性を考える「ものさし」は持っておのがおすすめです。

方法自体は簡単ですし、お金もかかりません。数分で読める記事にしていますので、まずはさっとご一読ください。

目次

勤める会社の将来性は不安?「将来性のない会社」の特徴

「将来性のない会社」というのはここでは、

  • 倒産の可能性が高い
  • 労働条件が悪化する可能性が高い
  • 健康が害される可能性が高い

などの問題をもつ会社を指しています。

言い換えると「勤め続けることのデメリットが大きすぎる会社」ということです。

注意:会社がずっと安泰であるという保証はない

とはいえ、「一つの会社が一生涯安泰である」という保証はどこにもありません。皆さんも一流企業の衰退を見てきたかと思いますが、「この会社は一生安泰である」という考えはとても危険です。ここだけはくれぐれもご注意くださいね。


では、ここからは「将来性のない会社の特徴」について大きく4つの問題ポイントをご紹介します。

  • 場所(業界)の問題
  • 人の問題
  • モノ(労働環境)の問題
  • 条件の問題

以下、それぞれ具体的にご紹介しますね。

場所(業界)の問題: 業界として斜陽産業

例えば「家の電話」のように需要の減少が確実な業界の場合、主力分野・主力商品を変えないと売り上げは下がるばかりです。
ただ、新しい分野や商品がうまくいくかはわかりませんよね。

うまく主力を変えられるかわからない会社に勤め続けるより、すでに成長業界にある会社に入る方が容易です。

人の問題:慢性的な人手不足

ある拠点で人が足りないから、既にいるスタッフが忙しすぎる。

忙しすぎるから、スタッフはすぐに辞めてしまう。

スタッフが続かないから、さらに忙しくなる。

という負のスパイラルに陥っている会社、ありますよね。
教育にも人手が必要なので、新人を大量投入すれば解決する話でもありません。

特にこのスパイラルに陥っていると、社員全員が異常な忙しさに包まれがちなので、本当に注意が必要です。

モノ(労働環境)の問題:設備投資をせず、労働環境が改善されない

社内設備を改善しない姿勢の会社の場合、

・利益を残すことができていない
もしくは
・社員に還元する気がない

会社であるといえます。

そのため、利益があるにせよ、無いにせよ社員にとって将来性があるとはいえません。
※もちろん、会社の投資方針について納得のいく説明がある場合は別です。

条件の問題:うわべのコストカット

交通費の承認を妙に厳しくしたり、裏紙を使ってのコピー・印刷を必須としたりとする会社、ありますよね。

ですが交通費の例でいえば、
・乗車人数が複数人
・乗車するのが給料の高い人
などの場合は、人件費を考慮すると電車よりもタクシーで移動した方が投資効果が高い場合が往々にしてあります。

こういったことを考えず、うわべのコストカットに気を取られ、幅広い観点を持てない会社は将来性があるとは言えません。

自分の会社の将来性がなかったら転職をするべきか

では、自分の勤めている会社が「将来性のない会社」であった場合、どうするか。

そこには

・このまま勤め続ける
・転職/独立する

という、大きく2つの選択肢があります。

それぞれにどのようなメリット/デメリットがあるか、一緒に考えてみましょう。

将来性がなくても会社に勤め続けるメリット

現状で将来性をあまり感じなくても、人気商品が開発されるなどして問題が解決する可能性があります。

もちろん他人任せなので、あまり主体的な方法とは言えませんが、このラッキーを得られれば「苦しい時期を一緒に耐えてくれた人材」として重宝されることが見込めそうです。

また、たとえ会社そのものに将来性がなくても、働き続けることで自身のスキルや経験を積むことが出来れるのであればその会社で勤め続けるメリットは大きいでしょう。

将来性のない会社に勤め続けるデメリット

将来性のない会社に勤め続けるデメリットは大きく2つです。

  • 他の会社で通用しなくなる可能性がある。
  • 待遇改善がされない。今よりも徐々に悪化していく可能性が高い

他の会社で通用しなくなる可能性がある

一つの会社で長く勤めていると、「社内での評価」が重要になることが多いですよね。
すると、市場で評価されるスキルよりも、社内調整など、社内で重要視されるスキルなかりが磨かれてしまうことがあります。
すると、転職市場などの外の大きい市場では評価されにくい人材になりかねません。

待遇改善がされない

将来性のない会社に勤め続けるということは、基本的に待遇が改善される見込みは今のところありません。(改善される見込みがあれば、それは「将来性のある」企業です)
それどころか、今よりも徐々に悪化していく可能性が高いです。

他にも、給料の上がらない会社には以下のような特徴もあります。

・設備投資をしない会社
・給料をコストとしか考えていない会社
・社員の入れ替わりが激しい会社
・家族経営の身内固めの会社

詳しくは以下の記事をご参照ください。

給料の上がらない会社の特徴。こんな会社に居座ってはいけない

会社に残る場合の対処法

「会社に残る」ということを選択した場合、少しでも自分の労働環境をよくするために動く必要がでてきます。
では具体的にどうするべきか。

候補になってくるのが「上司/社長に改善するべき内容を相談する」ということです。

相談の際には、具体的にどこがどうおかしく、どういった弊害が起こっているのかをきちんと説明する必要があります。
ただ、うまく提案が通れば、より働きやすい会社をあなた自身が作っていくことができます。
仮に、その相談すらも受け入れてもらえない場合には、やはり退職を検討するのがおすすめです。

副業で、スキル的にも金銭的にもリスクヘッジをする

転職せずに今の将来性のない会社に勤め続けるという選択をした場合、他の手段でリスクヘッジをする必要がありますよね。

例えば会社以外でも収入をある程度得られるスキルがついていれば、いざ会社が倒産した時や、自分が耐えられない状態になったときにとれる選択肢の幅が大きく広がるのでおすすめです。

転職したいけども、退職させてくれない場合の対処法

実際に転職がきまった場合には「退職する」という壁が待ち構えていますよね。

「退職をさせてくれないブラック企業」というものも存在します。この場合はどうするべきか。

相手によりますが「メールや手紙一本で無理やり辞める」のが良いと思います。損害賠償請求訴訟などはほとんどありません。
詳しくは以下の記事をご参照ください。

そのまま逃げてもOK!辞めさせてくれないブラック企業の超対処方法。

将来性のありそうな会社の探し方

将来性のある会社は当たり前ですが「将来性のない会社の特徴」と反対の特徴を持っています。

つまり、

  • 倒産の可能性が低い
  • 労働条件が改善していく可能性が高い
  • 健康的に働いていける可能性が高い

ということです。

ではこのような会社はどう探していくべきか。
当然のことながら、入念なリサーチが必要になってくるのですが、具体的な探し方としては大きく二つの軸があります。

2つの軸とは

  • 内側の軸:お金の状態は健全か
  • 外側の軸:どんな需要が高まってきているか

です。

内側の軸:お金の状態は健全か

まず企業の内側の軸として「お金の状態が健全か」を把握する必要があります。

売上高、営業利益両方ともに伸びている増収増益状態であれば〇です。

ただ、「減収増益」である場合は注意してください。売上が減っているのに利益が増えているというのは「何かを大きくコストカットしている」という証拠です。

私の以前の会社でもあったのですが、場合によっては社員をあまり大事にしていないようなコストカットをしている場合があります。面接時に質問をするなどして、そのコストカットが納得のいくものなのかを把握しておきましょう。

外側の軸:どんな需要が高まってきているか

次に企業の外側の軸として、社会全体としてどのようなニーズが高まっているのかを把握する必要があります。

例えば今でいえばドローンや仮想通貨、AI、動画などのニーズが着々とのびてきていますよね。
そういった、社会全体のニーズや勢いのある業界をつかむことが大変重要です。

将来性のありそうな会社を見つけたら・・・

では、次に実際に「将来性のありそうな企業」を見つけた場合、どうするか。

すぐに「面接」にいく前にもう一段階調べておくことをお勧めします。

それは「人」についてです。ポイントは2つ。
・社長を知る
・現場の人間を知る

以下、具体的に説明しますね。

社長を知る

社長を知るのにおすすめなのはwebサイトなどで社長のビジョンを調べることです。
パッと見当たり前なのですが、ここでのポイントは過去何年かにわたって同じビジョンを持ち続けているのか、ということ。

・一貫して同じビジョンを持っている
・(あなた自身にとって)より良い形にアップデートされている

のであれば良いと思います。
ただ、変に方針がぶれているなど信用がおけないようであれば、その会社はやめておいた方が無難です。他にも会社は沢山あるのですから。

現場の人間を知る

実際に一緒に働くことになる同僚がどのような方々か、というのはとても重要ですよね。
でもどうやって現場の方々に出会うのか。

私が以前実際に行っていた方法は、
・会社紹介サイト等に掲載の社員をSNSで検索
・直接メッセージを送る
という方法です。

人は頼られると悪い気はしないもの。丁寧に誠実さを心掛けて相談をすれば、直接相談に乗ってくれることもしばしばでした。
何かを失うものでもないので、ぜひお試しください!

結局「とりあえず転職エージェント/アドバイザーに相談」がおすすめ

とはいえ、この

・業界全体のニーズをつかむこと
・社長や社員を知ること

などは、忙しい会社員の状態ではなかなかできないですよね。

そこでおすすめなのが、「キャリアアドバイザー」に話を聞くということです。
キャリアアドバイザーはキャリアコンサルタントともいい、転職サポートサービスの一環として求職者に様々なアドバイスを提供する仕事です。

こういった方々は職業柄、業界の動きや、大きな社会のニーズに詳しいので、転職支援、求人紹介だけでなく、様々なことを聞いてみるのがおすすめです。

ちなみにアドバイザーは基本的に様々な知識を持っているものの、それぞれに得意/不得意分野があります。
なので、いくつかのサービスのアドバイザーの意見を聞いて、総合的に判断しましょう。

転職エージェントを利用する時のメリットや注意点については、以下の記事に詳しく書いてあります。よろしければご参照ください。

転職エージェントとは?利用するメリットと注意点

著者プロフィール

ニックネーム:吉本ひろうみ

記事のライティング、運営管理担当。

高知県出身。
フリーター5年、プロバイダ販売、電気通信事業者の営業を経てインターネット広告業界に参入。
副業で取り組んだ後に独立。インターネット広告を6年、現在は起業しサブスク事業などをやってます。

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