こんにちは。

管理人のうみです。

20代フリーターから就職した筆者のプロフィールはこちら

私は約5年間フリーター生活を送っていましたが26歳の頃に正社員として現在勤める会社に就職することができました

それまでは約5年間、ゲームセンターやコンビニ、派遣でスーパーや量販店で働くいわゆるフリーター生活をしていました。

その後26歳の時に電気通信工事関係の会社に営業職として就職しました。

  • 高卒で製造業の会社に就職(正社員)
  • 5年間フリーター(コンビニ、ゲーセンなど)
  • 26歳で再就職(電気通信工事で営業)

という流れです。

(詳しいことはこちらに書いてあります)

『136万人』

この数字、なんだか分かりますか?

これは日本の15歳~34歳の若年層と言われる世代でいわゆるフリーター(パート、アルバイト等)と呼ばれる人口の数です。※2020年の調査

結構多いですよね。

フリーターの人口について

フリーターの数はここ5年以上の間では減少傾向にありますがですが、深刻な問題はフリーターの高齢化です。

2009年のフリーターの数は178万人。そのうち25歳~34歳は91万人で51%ですが、2020年はフリーター136万人のうち77万人で約56%となっており、20代後半以上の比率が大きく伸びています。

2020年は136万人、前年比で2万人減少・フリーターの推移をグラフ化してみる(最新)より

年齢が高くなれば高くなるほど定職に就ける可能性は下がるためフリーターの高齢化は年々深刻化していくことが予想されます。

また35歳以上は労働力調査でフリーターに含まれていないという事実も考えるべきポイントです。

近年フリーター人口は現象していますが、35歳以上の人も含めるとそれほど変わらないかも。統計がないので推測に過ぎませんが。

フリーターはボーナスもなければ昇給もない。退職金も出ないしそれ以前にいつ仕事がなくなるかも分からない。

就職している人達でさえ将来が安泰とは言えない時代なのにフリーターはもっと将来が見えません。

このブログでは先行きが不安なフリーターは将来どうするべきか?

というのを考えていきたいと思います。

正社員として就職すれば安泰!はもうない

「あなたは何故フリーターをやっているんですか?」

というアンケート調査で最も多い回答は、

「定職に就けないから仕方なくやっている」

です。

あえてフリーターを選んでという人も多いとは思いますが、「じゃあもし定職に就けるならどうしますか」と質問すると大半のフリーターが定職に就く」と回答します。もちろん年齢が高齢になればなるほどそう答える人は多くなります。

就職が安泰とは限らない

世間一般では就職して定職に就くことが安泰だとされていますが私は正直、フリーターより正社員で働く方が安泰だとは一概には言えないと思っています。

例えば誰もが知っている有名企業や将来性のある会社で派遣やパートで働くのと、従業員数人で自転車操業している小さな会社の正社員として働くのでは前者の方が30年後、仕事がある可能性が高いですよね。

  • 中小企業の正社員→会社が潰れて仕事がなくなる
  • 大企業の正社員→会社が潰れる心配は薄い

経営難はもちろんですが劣悪な労働条件を強いるブラック企業が蔓延する現代では下手な会社に就職するよりはフリーターでいる方がまだましってことは多々あるんです。

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私も20歳くらいの頃に勤めていた会社が事業縮小することになり、退社しなければならない事態になった経験があります。

会社は設立から10年後の生存率が10%以下と言われています。

10社のうち9社は10年以内に潰れているわけです。この中には吸収、合併された企業も多いと思いますが。

学校を卒業して入社した会社が定年を迎えるまで残っている企業は全体のごくわずかという計算になるんですよね。

このままフリーターで居続けるのはアリ?

30過ぎてもフリーター。40過ぎてもフリーター。50過ぎでも・・・・

考えるだけで辛いですが実際結構いますよね。50歳くらいでコンビニとかで昼間バイトしているおじさんとか。あれは本当にツライ・・・

確かに40歳でコンビニの収入だけってのはかなりキツイです。

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普通40にもなると平社員でも30万位は貰っているし役員になっているとそれ以上は貰っている。フリーターだとフルタイム働いてもせいぜい20万程度で家族を養うのは結構キツイです。

だけど私は下手な会社に就職するならそれもありなんじゃないかなと思っています。

世間では「一生フリーターで居続けるなんてあり得ない」と見られてしまいますが、安月給でこき使われて残業代もロクに出ない会社で働くよりは良いと思っています。

まあそりゃあちゃんとした会社に就職出来るならその方がいいですが。

要するにずっとフリーターで居続けるのも選択肢としてはアリっていうのが私の考えです。ただし社会保険付けてくれるところじゃないとダメです。

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ダブルワーク、バイトの掛け持ちはキツイ

しかしフリーターで居続けるということは家族を養う程の収入を得られないまま一生を過ごすということです。会社の倒産やリストラに遭って再就職出来ず複数のバイトをこなして生計を立てている50代のお父さんとか普通にいます。

昼間は警備の仕事をして、夜はコンビニで働くとか。私が以前コンビニでアルバイトをしていた時にもそういう中年のおじさんがいました。その方はフリーターではなかったんですが本業の収入がかなり低かったようです。

40過ぎでもフリーターで、お金が必要だからバイト掛け持ちして・・・それはそれで良いと思うんですが肉体的にきついですよね。私もダブルワークして月250時間以上働いていた頃もありましたが結構きつかったです。若くてもしんどいんですよ。

もちろん始めから結婚しないと決めていればずっとフリーターでもそれほど苦労はないと思います。

だけどやっぱり結婚したいですよね。私は今時珍しく人一倍子どもが欲しいという願望があるので一生結婚結婚しないなんてあり得ないと思っていました。

やっぱりいったん就職するべきか

先にも述べましたが就職したからってすなわち安定安泰だとは限りませんしリストラ、倒産にいつ遭うとも限りません。

しかし就職することによって得られるものは確かにあります。それは人脈と技術、経験です

もちろん職種、業種、仕事内容によりますが定職に就いて得た人脈と経験は必ず蓄積されます。それらは将来独立や転職等に必ず役に立ちます

私も26歳の時に会社に就職して様々なことを学びました。取引先の役員の方に「うちで働かない?」と冗談交じりで言われることもありました。

独立して働く現在もやはり良い経験だったと思っています。詳しくは後述していますが、独立しても会社員経験がかなり役立っています。

世の中で必要とされる知識、経験を持ち、なお且つ人脈があれば将来自分が勤める会社が倒産したとしても再就職や独立に困ることはありません

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就職するなら良い企業に

幸いフリーターには時間だけは余裕があります。

しっかり戦略的に就職活動をすれば割と採用されたりするので焦ってブラック色の強い会社に就職する必要はありません。

もし将来のことを考え就職しようと考えるならこれを機に少しでも世の中で必要とされる技能、経験が出来る仕事を探すことをオススメします。

もちろんそれが必ず将来役に立つ保障なんてどこにもありません。

しかし何もしないことほど危険な状態はないです。

30が近くても20代のうちならまだチャンスはたくさんあります

30歳を超えると就職はかなり厳しくなりフリーターから抜け出すことが難しくなります。

近年フリーターの人口はやや減少傾向にありますが、25歳以上のフリーターは増加傾向にあります。

「このままだと一生フリーターから抜け出せないかも・・・」

しかしもしまだ20代なら就職出来る可能性は十分あります。

何故なら近年団塊世代の退職、労働人口の減少により若い世代を求める企業が増加傾向にあるからです。

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就職しやすい状況がいつまで続くかはわかりません

「フリーターでも就職は出来る」

と断言出来ますが、この状況がいつまで続くかはわかりません・・・

2021年3月現在、景気後退の兆しが見え始めています。今はタイミングが悪い・・・と考える人は多いかもしれませんが、大幅によくなる可能性は薄いです。

2019年8月14日にアメリカとイギリスの国債における長短金利が逆転したことについて、経済紙Bloombergは「世界金融危機以降で最も顕著にリセッション(景気後退)入りが示唆されている」と報道しました。

「次の景気後退は1年以内」との予言|GIGAZINE

これは少し前の報道ですが、今回の騒動でかなり厳しくなってきましたね・・・

もちろんこういった報道はあくまで専門家による予測でしかないため、100%当たるとは限りません。

今は比較的求人数が多く、就職しやすい状況が続いていますが、今後この状況が続くとは限らず、不況が訪れるとどうなるかわかりません・・・

特に東京オリンピック以降、今の景気が続いているとは思えないので、就職するなら早めに検討した方が良いかもしれません・・・

就職するなら書類選考・面接を攻略しよう

20代なら長期的にフリーターをしていても就職が出来る可能性は決して薄くありません。

実際に正社員経験のない人が就職できたという人は私の知り合いにもいますしネット上にもそんな話がたくさん転がっています。

正社員になったことがない人でも割と就職はできるらしい

しかし何も準備せずに挑むことははっきり言って無謀です。私も26の時に就職した時は面接方法や応募書類の作成方法等について書籍等でかなり勉強しました。

このブログではそれらの経験、知識を活かして応募書類の書き方、面接方法などをまとめているので是非お立ち寄り下さい。

応募書類:フリーターが就職するための書類選考攻略法まとめ

作文:中途採用でも増えている就職試験の作文をどう攻略するか

面接術:就職試験の面接で全然受からない人のための面接の基本(超重要)

既卒・フリーター向け人材紹介会社(参考)

もしフリーターを抜け出してまともな会社に就職したいと考えているなら既卒・フリーター専門の人材紹介会社を試しに利用してみましょう。

人材紹介会社(転職エージェントとも呼ばれる)は従業員を募集している企業と仕事を探している人を仲介してマッチングさせるための会社です。

これを使うだけで就職活動の効率が飛躍的にアップします。ハローワークのようにカラ求人に当たるようなこともないですから。

参考に既卒・第二新卒・フリーターを専門に扱う人材紹介会社を紹介します。

人材紹介会社に登録されている企業は様々な業種の中小企業から大企業までありますが、いずれも若年層であれば経験を問わない求人が多いです。

通常の人材会社と同じく私達求職者は無料で利用出来るので是非お立ち寄りください。

ただしどの企業も原則20代までとなっています。

(だから30歳超えると急に厳しくなるんですよねえ・・・)

無料就職講座があるジェイック

20代の既卒、フリーター、第二新卒者専門のジェイックはこれまでに20,000人以上の利用者を正社員へ導いた実績を持っている優良人材紹介会社です。

そして何よりフリーター、第二新卒専門に扱う人材紹介会社としては数少ない関東以外の地方(大阪、愛知、宮城)の方も利用出来るサービスとなっています。

就職成功率80.3%を誇り、フジテレビやテレ東等メディアにも取り上げられた実績もあります。

フリーター向けの就職支援サービスとしては知名度が高く利用者も多いです。

ジェイックは関東以外にも大阪、名古屋、仙台に支店があるのでそれぞれ開催される説明会にご参加可能な方は是非ご検討ください。もちろん無料で受けられます。

求人数や利用者数、就職者数など実績就職支援実績33,166名、フリーター・中退者就職支援18年以上、入社後定着率92.2%、相談満足度93.5%、
拠点(都道府県など)北海道、宮城県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、京都府
対象年齢18~35歳の男女の方、中退経験のある人

⇛ジェイックのレビューはこちら


レバレジーズのハタラクティブ

ハタラクティブ利用者の9割が20代、半数近くの人が正社員経験なしという正真正銘のフリーター、第二新卒専門の人材紹介会社です。

転職、就職をアドバイスするスタッフも20代が多く、同年代ならではの悩み、心配事を気軽に相談できます。

未経験OK求人が1000件以上もありこれからスキルを身につけたいという方に最適です。

ただし原則拠点(関東、愛知、福岡)に訪問出来る方が対象なのでその付近にお住まいの方のみが対象者となります。該当地域ににお住まいの20代の方は是非ご検討ください。

求人数や利用者数、就職者数など実績就職成功率80.4% 面接からの内定率(社員数1,000名以上の大企業)86.5% 就職先の企業規模(社員数1,000名以上の大企業)86.5% 平均2~3社程度で内定を獲得
拠点(都道府県など)北海道、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県、愛知県、岐阜県、静岡県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、広島県、福岡県
対象年齢年齢制限なし(20代の未経験者向けとの記載あり)

ハタラクティブのレビューはこちら


リクルートグループの就職shop

就職shopは人材会社の最大手であるリクルートが提供するフリーター、第二新卒者向けの就職支援サービスです。

就職shopのサービスそのものが始まったのは比較的最近ですが、人材会社の最大手ということもあり、登録企業数は8000社以上となっています。

業種別に見ると「IT、通信」や「メーカー」、「商社」の割合が高く、ホワイトカラー職の求人が多い印象です。

就職shopの求人は、

  • 書類選考なし
  • 未経験歓迎の求人中心

となっているのでやはり経歴に自信のない人におすすめできます。

書類選考がないのでかなり効率的に就職活動ができますね。

拠点は銀座、新宿の他、関東では大宮や横浜、千葉にあり、関西では大阪や神戸、京都にあります。

求人数や利用者数、就職者数など実績登録企業者数11,000社以上※全て未経験歓迎、利用者数13万人以上、利用者の9割が20代
拠点(都道府県など)東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、神戸
対象年齢特に年齢制限なし(正社員での就業を希望する若者向け)

⇛就職shopの詳細をみてみる

一旦就職してから今後を考える

フリーターをしている人の中には、

「特にやりたい仕事がないから」

「趣味に時間を費やしたいから」

「将来独立したいから」

等のような理由で定職に就いていない人も多いと思います。

私が5年間フリーターでいたのも1つ目と3つ目の理由が大きく、当時は定職に就くモチベーションがとても低かったんですよね。

ただ、私の場合は結婚という機会があって定職に就くことになったのですが、いざ定職に就いてみるとその仕事に対してやりがいを感じるようになり、また同時に小さい会社だったので「ここで働くことが将来独立、開業に活かせる」と感じるようになりました。

2019年現在、私は就職した会社を退職して今はフリーランスとして働いていますが、業種は違えど仕事の基本的な考え方は就職した会社で学んだことが活かされていると感じています。

現代日本はフリーランスで働こうが、起業しようが、アルバイトとして働こうが、人と関わればすなわち就職した会社員相手に仕事をすることになります。

その際、一般的な会社員で学ぶ一般常識のようなものはどのような働き方をしても必ず必要になってきます。

ジーパンにTシャツ姿での訪問は、ひょうきんな創業社長相手なら問題ないのかもしれませんが、多くの場合相手は普通の会社員ですから嫌悪感を抱かれるでしょう。

そういった社会を学ぶ機会として、20代のうちに一度は定職に就いてみることをお勧めします。

別にやりたい仕事じゃなくても構いません。

まず定職に就いてみて、どうしてもダメだったら辞めれば良いわけです。辞めた私だから言えることですが…

就職できる20代のうちに一旦就職してみて、それから考えるのも遅くないと思いますよ。

フリーランスという道も出てきた

私が就職した時は「このままフリーターを続けるべきか、就職するべきか」の二択でしたが、今は「フリーランス」という選択肢も一般的になってきました。

フリーランスという働き方は、簡単に言えば企業に雇用されず報酬を得る働き方です。

会社や団体などに所属せず、仕事に応じて自由に契約する人のことです。おもにライターやカメラマン、デザイナー、プログラマーなどの職種において、個人で仕事をしている人のことを指すことが多く、自分の才覚などで仕事をしている人といえるでしょう。

フリーランスって何?フリーランスになるために必要なこと|freee

実は私自身、いったん就職したものの、現在はフリーランスとしてWeb系の様々な仕事をして生活をしています。※現在は経営者として活動しています。

なので厳密には「正社員」→「フリーター」→「正社員」→「フリーランス」→「経営者」という経歴です。

フリーランスは正社員よりも難易度は高い

もちろん向き不向き、適材適所というのはありますが、実際にやってみてフリーランスは正社員で働くよりも難易度が高いと感じることが多いです。

というのもフリーランスは自分で仕事を選べるというメリットと引き換えに、

  • 自分で仕事を見つける必要がある
  • 継続的に仕事があるかわからない
  • わからないことは自分で解決しなければならない
  • 顧客はもちろん協力者など人脈を自分で拡げる必要がある

など何もかも自分で考えて自分でやらないといけません。

会社に出社していきなり、

「なんでも好きなもの売っていいし、誰に売ってもいいからとりあえず売上作れ。儲かれば自分でサービス作っても良いし、犯罪さえしなければ何でも良い。とにかく利益を出せ。ただし会社の名前を使わずに。」

と言われているのと同じ状態です。

これができそうにもない人はフリーランスとして生計を立てることはできません。

私がフリーランスとして生活出来ている理由

私はフリーランスになってもうすぐ丸4年くらいになります。

どうやってこれまで生計を立てるほど収益を上げられているか?

まず第一に会社で働きながら副業で進められたというのが大きいです。

正社員として就職したので生活できるくらいには会社からの給料がありました。

その片手間で少しずつWeb制作やマーケティング(集客)などのスキルを身に付けました。

次に「これが役立った」と感じていることは小さな会社に就職して営業職として働いたことです。

これがなければおそらくフリーランスとして独立してなかったですし、しようとも思わなかったと思います。

中小企業の営業職というのは社員が少ないので幅広い業務を一人でこなす必要があります。

営業して提案し、受注からメーカーに発注、納品、請求まで行っていました。

正社員として働くことで、

  • 仕事を取る
  • 仕事を見つける
  • 金額を付ける
  • 仕事をこなす
  • 請求する

ということを学んでいました。

これはフリーランスとして独立するなら必ず必要なスキルで、逆にここが学べた私は、

「別に会社にいなくても独立してやればいいんじゃないか」

と思うようになりました。

電気通信工事士として独立はしませんでしたが、同時に学んでいたWeb関連の仕事で独立できそうだと思ったので副業から始めて割とすぐに独立しました。

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今後このブログでは「フリーターの就職」だけでなく「フリーランス」に関する情報も書いていこうと思います。

フリーターからのキャリアプランについて考える

このブログを開始したのは2014年くらいで、2021年現在私は経営者として働いています。

簡単に経歴をまとめると・・・

  • ~2013年:正社員、バイト、派遣、ニートなどほぼフリーター生活
  • 2013年:営業職で正社員として就職
  • 2016年:退職、フリーランスとして活動
  • 2020年:会社設立、経営者として活動

という流れとなります。

あくまで私の経験での話ですが、フリーター→フリーランスやフリーター→経営者、という流れだった場合、仮に独立できても長く続かなかっただろうと思います。

本項目では、私の経験を踏まえ、フリーターからキャリアを積み上げるために、経験しておいた方が良い仕事、実務や学んでおいた方が良いと思う分野までまとめます。

基礎的な仕事力を磨くために必要不可欠な経験を積む

まず今後正社員としてキャリアアップを図るにしても、独立するにしてもいずれの場合でも役に立つスキルがあります。

それは仕事の基礎です。

具体的に挙げるなら、

  • ビジネスマンとしての立ち居振る舞い(礼儀、作法、言葉遣いのようなもの)
  • ビジネス文書の作成(請求書、見積書などの作成)
  • テキストによるコミュニケーション力(メール、チャットでの円滑なコミュニケーション)
  • 企画、計画を立てる能力
  • 判断力、決断力

これらを私は「総合的な仕事力」と呼んでいて、これらの能力が備わっている人を「仕事が出来る人」と呼びどうでない人を「仕事ができない人」と呼んでいます。

私は現在様々な職種、業種の人と役職問わず関わることがありますが、はやりに乗ってフリーランスをやっている人の多くはこれらの能力が乏しいために苦労している印象です。

逆に年齢性別問わず、バリバリ活躍されている経営者の人は、確実に上述した能力が備わっていて、特に判断力、決断力、企画力がずば抜けて優れています。

フリーターのままだと最低限のビジネスマナーがわからない

最近、社会人経験が乏しい人と仕事をしていたことがあったのですが、社会人経験が乏しいと、世間的に当たり前とされる名刺交換がわからなかったりします。

「今どき名刺なんて必要ないでしょう・・・」

という意見もネット上では見られますが、必要かどうかを判断するのは自分ではなく取引先、顧客の方ですから相手が「名刺交換は当たり前」と思っていたらそれに合わせていく必要があります。

しかし社会人経験が乏しいと、「名刺交換が当たり前」ということを知らないため、名刺を持参していなかったりするんですよね。

私もフリーターの時は名刺を持っていなかったので、当時は知りませんでしたが、ビジネス付き合いで初めての人と合う時は100%名刺交換をするのです。

こういったことがわからない状態でキャリアップするのはとても難しいです。

ビジネス文書の作成ができないと苦労する

一般的な会社に就職すると、ビジネス文書を作成する機会がほぼ必ずと言っていいほどあります。

これは営業職、事務職に限らず、どの分野の仕事でも末端の作業員を除けばほぼ必ず訪れるでしょう。

独立して仕事を受注する場合は少なくとも以下のような文書を作成する機会が訪れます。

  • 見積書
  • 請求書
  • 発注書
  • 請負書
  • 納品書
  • 受領書
  • 領収書
  • 契約書

会社員経験の乏しいフリーランスはこれらがどういった役割を持っているかわかりませんし、必要性もわかりません。

私は現在依頼する立場であることが多いのですが、書類作成を依頼した際に、必要項目が抜けていることが多々あるんですよね。

こういった基本的な文書のやり取りを知らずに独立してしまうと、取引先とトラブルになることも少なくないため、危なっかしいなと思ってしまいます。

テキストでの円滑なコミュニケーションを取る練習をしよう

特にIT業界ではメールやチャットなどによるコミュニケーションがとても多いです。

私もそうなんですが、電話はほぼ使わなかったりします。

その際に重要になってくるのはテキストで円滑なコミュニケーションを取る能力です。

この能力が備わっている人は本当に少なく、逆に優れた人はすぐにリーダーになります。

特に男性は普段LINEなどで人とコミュニケーションを取る人が少ないので、テキストでのやり取りに慣れていません。

そのため、相手が言いたいことをテキストから読み解く能力が低く、また、自分が伝えたいことをテキストに起こすのも苦手です。

実際、これが苦手な人は、相手に失礼なことを言ってしまったり、正しく伝えられていなくて相手を困惑させてしまったりすることが多々あります。

実際私も、「◯日くらい」という返答をよくする人に注意したことがあります。

日常的な会話であれば「くらい」を付けても雰囲気でカバーできますが、文章にしてしまうと「くらい」では全くわからないんですよね。

日頃からテキストでのコミュニケーションを行っていると必ず役に立つので、磨いていくことをおすすめします。

企画、計画を立てる能力を養おう

フリーランスで働くにしても、会社員としてキャリアアップするにしても、どちらも企画を立てて、計画を立てて、その通りに進めていく経験はとても役に立ちます。

仕事は基本的に顧客から課題を与えられ、それを解決することで報酬を得る仕組みになっています。

そのためまず経営に関わる人は報酬を得るための企画を立て、それ以外の人は顧客から課せられた課題を解決するために計画します。

これは私の中では学校の文化祭の模擬店や部活動と同じようなものだと思っていますが、そういった経験が乏しいと正社員として働いた際に結構苦労するんですよね。

フリーランスの場合「企画」から「計画」まですべて自分ひとりで行う必要があるので、これまでそういった経験がない人がやると何から始めて良いやら・・・ということになりかねません。

判断力、決断力

フリーターは基本的に社員に従う、というスタンスになるため、自分で判断したり決断する機会が少ないです。

しかし正社員として就職する場合や、独立して働く場合は必ず自分で判断し、決断する機会が出てきます。

特に独立した場合はすべて自分で決めなければいけません。

実はここの力が乏しい人が流行りに流されて「フリーランスで働いてみたい」と思ったりするわけですが、「難しいんじゃないか・・・」と思ってしまいます。

営業職を経験すれば一通り学べる

基礎的な仕事力を身につけるには、特に中小企業くらいの規模の営業職をやるのが一番早いと思っています。

私は現在会社の社長として、顧客対応を行っていますが、対応方法は当然会社員で営業をやっていた時と全然かわらないんですよね。

会社に訪問して、名刺交換をして、プレゼンをして、見積書を出して・・・

これらの一連の流れは会社員だったとしても、フリーランスだったとしても同じなんです。

もし私がフリーターからフリーランスにそのまま転身していたら、きっと名刺交換の仕方もわからなかったですし、見積書の作り方から勉強をする必要があったと思います。

フリーランスには上述した基礎的な仕事の他に、

  • 自分が提供する分野の仕事
  • 新規顧客獲得のための営業活動
  • 記帳、確定申告などの雑務

もあるので、かなり大変です。

とにかく本業の他にやることが多い・・・

その上で「ビジネス文書の作り方がわからない」「テキストのコミュニケーションが取れない」となると、独立してもすぐに破綻してしまうのは目に見えていますよね・・・

会社員を経て独立を目指す

これはあくまで私の提案ですが、現在フリーターをやっていて、

  • ビジネスマンとしての立ち居振る舞い(礼儀、作法、言葉遣いのようなもの)
  • ビジネス文書の作成(請求書、見積書などの作成)
  • テキストによるコミュニケーション力(メール、チャットでの円滑なコミュニケーション)
  • 企画、計画を立てる能力
  • 判断力、決断力

など仕事の基礎力が乏しい人は、一度正社員として働いてから独立を目指す、または会社員としてキャリアアップを図るのが良いと考えます。

いずれにしても一度就職した方が経験が積みやすいのは間違いないです。

ただし、規模の大きい会社の作業員やかなり部分的な仕事を請け負う職務だったり、飲食店のスタッフだと、基礎的な仕事力を養うことができない可能性もあります。

私の場合、学校を卒業して初めて就いた仕事が作業員だったため、仕事の仕方を学ぶことができませんでした。

こればかりは入社してみないとわからない部分もありますが、極力総合的な仕事をさせてもらえる営業職などを検討ください。

ちなみに営業職で、「Word、excel、PowerPoint必須」となっていればビジネス文書の作成や提案資料などを作る機会がある仕事である可能性は高いです。

基礎的な仕事が出来る人であればそのまま独立もあり

ここまで「一度就職した方が良い」という話をしてきましたが、逆に基礎的な仕事力がある人は、フリーターからそのまま独立しても良いと思っています。

むしろフリーターであれば、独立して失敗してもフリーターに戻るだけなのでリスクはありません。

定職に就いてしまうと、一度やめれば戻ることができない可能性があるので、リスクが生じてきますが、フリーランスからフリーターになるのに障害はないので、リスクは皆無です。

フリーターのうちに独立して仕事を得られるスキルを磨いて、バイトをしながら少しずつ顧客を獲得していけばスムーズにフリーランスとして活動出来るでしょう。

実際私の周りにもフリーランスとして活動しながらたまにアルバイトをしたりするハイブリットな働き方をしている人が何人かいます。

まとめ

20代後半のフリーターは結局どうするべきか?

別にそのままフリーターで居続けても良いんじゃないかなと思います。

ですが出来る限りいったん就職した方がいいです。その方が将来的には楽だと思います。就職するまで、就職してから見習いのうちはしんどいと思いますけどね。

就職してある程度地位が築けたらむしろ会社が好きになっちゃっているって人は大勢います。定年後も再雇用で勤務するおじいさんもたくさんいるくらいですから。

今のところその方が日本では生きやすいです。

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