ブラック企業で働くのは社会のためにならないので辞めなさい

今年(2015年)の春頃に大手牛丼チェーン店、すき家でストライキ問題が起こったのは記憶に新しいですね。

その経緯は冬期に売り出される牛すき鍋定食の作業負担がキツイ上に、夜間はワンオペ(一人作業)で行われていたため、アルバイトスタッフが一斉に去り人手不足で180店舗以上が閉鎖したと報じられたのが皮切りとなりました。

「すき家」ストライキ騒動はなぜ燃え上がり、そして不発に終わったのか

※すき家を経営するゼンショーの報告によると「この184店舗の内訳は、リニューアル工事によるものが156店舗、人員不足によるものが28店舗である」とのこと。

その報道を見た不満を持っていたすき家のアルバイトスタッフが2ちゃんねるやtwitterで繋がり、集団ストライキを起こそうと発展したようです。

しかし、匿名でネットで盛り上がっただけの集団ストライキだったので各地で小火(ぼや)程度のストはあったもののほとんどの店舗では通常営業が行われ、集団ストライキは結果失敗に終わったと言われています。

しかしこの事件の報道は後に飲食業界の時給アップやワンオペの禁止等アルバイトスタッフの待遇をよくすることとなりました。

目次

ブラック企業で働くことの問題

ブラック企業で働くことの問題は低賃金で過酷な労働を強いられ自分が一番苦労するのはもちろんですが、その劣悪な労働環境が日常化するとブラック企業の蔓延がするところです

過酷な労働環境でも働く人がいるから企業がどんどんブラック化する。

逆に上述したすき家のように働く人がいなければ労働環境は改善されていきます。

百害あって一利なし

職種、業種によって労働環境は大きく違います。比較的楽な仕事、キツイ仕事はあるでしょう。

しかし極端に環境が悪い会社、例えば毎月数十時間残業をしているのに残業代が出ない、8時間以上ぶっ通しで休憩なし、特別な理由もなく一週間に一度も休みがない等が日常的にあるような真っ黒なブラック企業で働くメリットは何一つありません

このような会社で働くことで喜ぶのは企業だけで、自分はもちろん顧客や取引先業者にとっても良い印象は持たれません。

さらにブラック企業は労働基準法という法律を犯しているため、お役所さんからの監査や元請け業者のチェック等がきっかけで業績が悪化することもあり将来性も非常に不安定です。

コンプライアンスを遵守している優良企業は法令を守らない下請け企業をバッサリ切ります。

問題となったすき家もその後赤字に急落し、同じくブラック企業で名が知れていた居酒屋チェーン店等も軒並み業績悪化となっています。

さっさと辞めようブラック企業

自分がその仕事が好きでサービス残業することは構わないし多少しんどくても我慢できるというなら続けるべきですが、そうでない場合、辞めたくて堪らないという人はすぐに辞めましょう。

(リーマンショックにより)就職氷河期と言われた2013年頃までとは違い、近年はアベノミクスと全体的な労働人口の減少により人手不足の業種は結構多いです。

すき家やワタミが人材確保が出来ず相次いで閉店を余儀なくされているのはこのためで、別に無理してしんどい会社で働かなくても仕事はあるということです。

辞めたくても辞められない

こういうことあると思います。

家族がいるから収入が途切れるのがキツイ
再就職が出来るか心配
上司に辞めると言いづらい

私は1つ目と3つ目でかなり悩んでいましたがある程度貯蓄して余裕を持ち、それでも相談できるタイプでなかった上司に辞めると言えなかったので逃げるように退社しました。

環境を変えるのはとても勇気がいることで多くの人がその一歩を踏み出せず苦労しています。

しかしその一歩を踏み出さずして新しい道は開けません。

本気で辞めようと考えているなら突如辞めたっていいんです。

もちろん出来る限り円満に退社した方が良いに決まってますが、それが出来ず悩んでいるならさっさと辞めてしまった方が自分のためです。

我慢して身体壊したら元も子もないですからね。

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